ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
February 23, 2009
ユタ州
ばたばたとしている間に、2月も最終週になってしまいました。月日は普通に過ぎるのですが、明るいニュースがあるわけでもなく、Recessionというのはこういうものなのか。と、たまたま日米両バブルを歩いてきた僕にとっては、なんとも気の晴れない日々です。
そんな中、先週は久々の出張で、ユタ州ソルトレイクシティに行ってきました。到着日は雪がしんしんと降っていて、かなり暗い感じでしたが、その後滞在中はきれいな青空が広がり、モルモン教徒の街というべきか、オリンピックを開いた街というべきか、ソルトレイクシティの空気を楽しんできました。
滞在中はいろいろと忙しかったのですが、ニューヨークとは全く異なった風景に身をおいたのはよい体験でした。そもそもが標高1000メートルに位置している都市なので、若干空気が薄い。そして、周りが標高3000メートル強の山々に囲まれている盆地。ということで、360度見渡す限り山なのです。ユタと言えば、全米屈指のスキーエリアでもあるため、空港や街にはスキー客らしき人だらけに見えました。それでも例年より人は少ない。とホテルの人は言ってました。これも不景気の影響なんでしょう。
結局スキーもできずにニューヨークに帰ってきました。が、こうして異なる場所に身をおくことが、かなりのリフレッシュになったことは、今回とても感じました。
February 09, 2009
倦労感
厳しい寒さが続く今年のニューヨークですが、最近どうも元気がないのです。バルセロナに行った時は、とても楽しかったのですが、ニューヨークに帰ってきても、何かパッとしません。「倦労感」という言葉が正しいかどうかはわからないのですが、漢字としては今の感覚にマッチしていると思います。
写真はニューヨーク界隈を拠点にしている、小売電気チェーン店です。Circuit Cityの倒産後、次はどこの小売になるか?と思うともしかしたらこのローカルな小売チェーン店かもしれません。なんて、どうでもいいことを考えたりしてしまいます。
スーパーボールは、歴史の残る名勝負だったそうです。あまりアメフトを知らない私にとっては、ニューヨークのチームがでていない分、余計遠い存在になってました。唯一、仕事の関係上、コマーシャルの話題はチェックしているのですが、この不景気です。枠費用はRecession前に捻出し、製作もそこそこ済ませた今年のコマーシャルは、僕にとっては何か「後の祭り」感が拭えないのが正直な感想でした。
かなり、暗いポストになってしまいましたが、Recessionというのは、こうしたモノなのかもしれません。新大統領は希望です。が、数ヶ月で世の中がよくなるわけではなく、やはり時間がかかるものです。Yankeesの元監督で、今はドジャーズにいる、Joe Torre氏の最近のインタビューで、「オバマ新大統領になったからといって、すぐに経済がよくなるわけではなく、それを理解してじっと我慢できる国民であってほしい」と言っていたことが、とても印象的でした。
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