ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
December 22, 2010
2010年
相変わらず寒いニューヨークです。一足早いのですが、今日で僕の2010年の仕事はおしまいです。それぞれの人が、いろいろなコトと出会った1年だと思いますが、もちろんそれは僕にも言えます。その瞬間は喜んだり、悩んだり、悔しがったりとしたはずですが、こうして最終日を迎えると、「あぁ、あっという間の一年だったな」と、ぼんやりとしか思い出せないのも不思議です。もしかしたら、意識的に思い出そうとしないのかもしれません。
その中で一つだけ感謝しなければいけないことは、「健康でいれた」ことでしょう。やはり「健康」でなければ、仕事、五感、コミュニケーションの様々な場においての喜怒哀楽を存分に享受できないのかもしれません。今年の初めに、外傷を治すために、日帰りの簡単な手術を数回にわけて行ったのですが、この経験からも、余計にそう思ったのでしょう。
と、健康さにすっかり甘え、この年末は様々なパーティーに参加してきました、その中の一つがこの写真です。ニューヨークでも今流行のMeat Packing Districtにあるクラブでしたが、ビートの違いはあるにせよ、何故か磐田のお祭の夜の雰囲気とあまり変わらないな。といつも思ってしまいます。Meat Packingのクラブと磐田の八幡宮。人種も内容も全く異なるVenueですが、人が求めるものはもしかしたら何ら変らないのかもしれません。健康だった2010年に感謝して、新しい気持ちで2011年を迎えたく思ってます。それでは皆さん、よいお年を。。。
December 21, 2010
露店
寒い日が続いています。最高気温でもせいぜいプラス1度くらいの日々が、数週間続くと体も慣れてくるのかもしれません。ニューヨークの街全体が、様々な飾りやイルミネーションできれいになり、なにかと忙しく動いている人々にもまれていると、12月の寒さはあまり堪えないのでしょう。同じ気温でも、1月や2月はかなり堪えます。不思議なものです。
街の人ごみは激しさを増す一方なのに、それだけ狭くなっている歩道に、所狭しと露店が並んでいるのも、マンハッタンの一つの景色です。スカーフ、DVD、ヘンな形の水パイプ、お香等々いろいろ今まで見てきたのですが、この写真は初めてでした。ボタンと書いてあります。実はボタンというよりもバッジなのですが。
ピースマークを筆頭に、格言を風刺した言葉、大統領のデフォルメなど、様々なバッチがぎっちり置かれています。一つ一つの絵は格別なものではないのですが、こうして数を増すことでひとつのアートになるような気がしました。売っている人は、そんなアートのことなどあまり関係ないようなタイプでしたが、それも一つの良さでしょう。果たして、このバッチを誰が買うのだろうか?そして、売上げはいくらなのだろうか?と、お世話なコトを思ったりしましたが、何とも気が抜けていて、ほほえましい露店でした。忙しい年末にほっとさせる一時だったのかもしれません。
December 13, 2010
水の話
12月もすっかり中盤です。ニューヨークは最近めっきり寒くなりましたが、まだまだ耐えられる寒さなので余裕はあります。写真は、今日街角で見かけた水道管問題です。こうして水が止まらなくなって、池ができてしまう状況を、ここニューヨークではよく見かけます。
以前にも水の話をしたことがありますが、今日この光景を見て、少し胸が痛んだので写真を撮ってブログに取り上げました。というのも、週末に友人宅でパーティーがあり、そこに来ていたアラスカ州出身でシドニーにて長期生活していた友人の言葉を思い出したからです。以前、オーストラリアは水問題が深刻だと聞いていたので、その質問をしたら、「その通り!」と答えがあったのです。
例えばシドニーでは水道を出しっぱなしにしておくと、「ちゃんと止めよう」と誰もが普通に注意するとのことです。この話は欧州でも聞いたし、日本でも子供の頃良く言われたことを思い出しました。彼も言っていたのですが、米国ではいろいろなモノが豊かなので、当然のように無駄に使ってしまうのだけども、シドニーでは違った。ということです。そんな話をしたばかりだったので、このように水が無尽蔵に流れているシーンを見ると、どうしても胸が痛くなってしまいます。事故なので仕方のないことですが、止めるために、もう少し真剣に働いて欲しいなと思ったわけです。
December 06, 2010
ツリーの下での会話
12月もいよいよ本番。ニューヨークでは恒例の大きなツリーへの点灯式も終わり、日々Rockefeller Centerは大賑わいのようです。人ごみが苦手な僕は、普段はこの場所に来ないのですが、昨晩はバルセロナ生まれの建築家の友人が子供を連れてQueensから出てくると言うので、待ち合わせしました。
久々に見るツリーは確かにきれいでした。大きいし、いろいろな色に光っていて、これをみて「きたない」という人はおそらくいないでしょう。ただ、この人ごみにはうんざりです。まぁ、この時期、マンハッタンの中心でこのツリーですから、「混んでない」なんてことはありえないので、仕方がないことです。
そして、そんな混雑の中、無事友人と会うことはできました。バスク旅行の話、El Clasicoでの大勝の話、カタルーニャの選挙の話、いつも通っていたバーの話等々、短い間でしたがツリーのキレイさに見とれている暇もなく、最近の話のキャッチアップで忙しく、人ごみに流れながらあっという間に時間が経ってしまいました。お互いに違う国から来て、ニューヨークに住み、忙しい日々を送っている友人同士の時間なんだな。と、寒いながらも思った夜でした。
Subscribe to:
Posts (Atom)