ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
February 23, 2011
鳩
先週は日本に出かけてきました。東京に着けば雪は降るし、ニューヨークに帰ってくれば再び氷点下の寒さに迎えられ。と、友人達からは「悪天候と共に動いている」もしくは「悪天候を呼び寄せる」などと言われました。確かに、今日のニューヨークも寒いですし、ついていないのでしょう。
写真は家の近くにたまたまいた「鳩」です。朝になると決まって窓際に来て「ぷくぷく」鳴いています。写真は一羽しか写っていませんが、実はこの周りにもう2羽居ました。いつもは何羽いるのでしょうかね。大都市にはつきものですが、ニューヨークも鳩が多いと思います。普段はあまり気にならないのですが、こうして近くで見るとなかなか面白い生き物に思えます。いったい何を考えているのでしょうか。
理由はわからないのですが、鳩は平和の象徴として言われることもあります。例えば、ピカソの絵でも多くの鳩が描かれていたりして、これも"Peace"を表す場合によく使われます。世の中、殺伐とした事件や出来事が多いなか、こうして窓際にいる数羽の鳩を見ると、何か心が落ち着いた朝でした。
February 12, 2011
ジャングルジム
ようやく街から雪の塊が消え始めてきました。でも寒さはまだまだ続いています。
今日はNOHOの辺りを散歩していたら、こんな風景と出会いました。新しい集合住宅建設中のその横の空き地に、看板を立てている最中のようです。白い巨大な板の正面に向かって確認してみたのですが、多分そうでしょう。しかし、こんなに無造作に立ててもいいのかな?と思わざるを得ないほど突然でてきました。また職業柄、アイボールがかなり限られているこのエリアになんでだろう?と単純に思ったりしたのも事実です。
このオブジェ、なかなか面白いと思いました。斜めの濃い色の支柱は看板を支える柱なのでしょう。ニューヨークは風が強いので、しっかり押さえないと凧のように飛んでいってしまって、巨額な訴訟問題に発展しそうです。その周りを囲む細いパイプが足場でしょう。所々に渡し板が乗っていて、いかにも人が仕事をしていたような様相でした。でも、あの足場にたどり着くまではどうやって登るのだろうか?と、この写真を見て思ったりもしたわけです。
以前にもポストしましたが、古いビルがまだ残っているニューヨークでは、このような足場をよく見かけます。ビルの修復がメインなのでしょう。一方で、この足場が崩れ、怪我をしたとか、ペンキの缶を頭からかぶったという人も知ってます。トラブルが絶えないのも、ニューヨークの「足場」の特徴なのかもしれません。土曜日の午後突然出会った、普段とは違う顔のむき出しの足場を見て、ふと子供の頃に遊んだ「ジャングルジム」を思い出しました。形と素材が似ているだけですが、不思議なものですね。近くの公園で遊んだコトを思い出したのですが、実は体が硬い僕にとってはあまり面白くない遊具だったのです。
February 06, 2011
成長とクリエイティビティ
あいかわず寒い日が続いてましたが、この週末には雨が降りました。そのおかげで、道におきざりにされて歩行者を邪魔していた雪の塊は、かなり溶けて歩きやすくなるでしょう。寒いのはもうこりごりで、これ以上、雪が降らないことを祈るばかりです。
さて、週末に友人の娘さんの5歳の誕生日会に出かけてきました。この写真はそこで、その娘さんが書いた絵です。なかなか面白い絵だな。と思い、いろいろ彼女に聞いてみると、左側が自分。右側は今日みたいに人がたくさん集まって、みんなでご飯を食べて楽しんでいる。とにこにこして話してくれました。
この娘さんを生まれた直後から見ていますが、5年の月日は早いもので、あっという間に成長していきます。もちろん、その裏にはご両親の愛情とサポートあってのことなのでしょう。さて、成長の早さに驚くと同時に、この絵はよく描けていると思いました。何気なく描いた絵の中にも、クリエイティビティが少しずつ芽生えてくるモノなんだ。と、自然に納得しました。仕事柄「クリエイター」などと言われる人たちと接することもありますが、子供の頃には平等にその卵が宿っているものなのかもしれません。それを、どう引き出して伸ばしていくのか、というのが永遠のテーマなのでしょう。
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