ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
September 14, 2007
移動体広告?
テニスのUSオープンも終わり、日もぐっと短くなりました。いよいよニューヨークの秋が始まります。今回の発見はまたまた車にまつわる広告メディアです。写真のトラック、その狙いが一目でわかります。トラックに大型スクリーンを搭載した移動体メディアということなのでしょう。
とてもわかりやすいこの仕組み、いかにもアメリカらしいと思いました。ただ、冷静に考えた場合、果たしてこのスクリーンを何に使うのが最適なのか、これがわかりにくいのです。車が走行中に動画が再生されるとしたら、通行人がその動画の内容を理解することは不可能だと思います。メッセージが伝えれらないので意味がありません。となると、停車中だけがこのサービスを最大化する唯一の機会ということになるのでしょうか?停車中に、動画(もちろんスチルでもOK)の広告を流すことが、どれだけの Eyeballを獲得できるのか。動画である必要があるのかなどなど疑問は増えるばかりです。
広告ではなく、楽曲のPRなどに利用するのはいけるかもしれません。ただ、最近のニューヨークは停車中の車がスピーカーで音を出すことは禁じられているため映像だけの仕掛けになってしまいます。などなど、発想はシンプルで理解しやすいけれど、実利用にはあまり向かない典型モデルのような気がします。こうした「あれっ」と思わせるビジネスモデルに遭遇すると、愉快になるのは僕だけでしょうか。
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