ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
March 25, 2008
100話達成 - 再び地下鉄
こんにちは。このポストで開始から100話目となりました。最近少々ペースが遅くなってきたのですが、まだまだ続けていくつもりでいますので、あきらめずおつきあいください!
記念すべき100話目として面白そうな話題を探してみたのですが、なかなか遭遇することができず、ようやく今日、日々利用する地下鉄構内で遭遇しました。改札手前の一角でテレビカメラや照明を抱えた数十人の集団を見ました。最近再び値上げのあった地下鉄の緊急プレスカンファレンスかと思いきや、若干その趣はことなってました。
Straphangersという組織(多分NPOでしょう)による、「地下鉄路線別きれい度調査結果発表」というわけでした。写真右側のイーゼルボード上にて、各路線のきれい度調査結果が表示されています。そして、プレスや僕のような野次馬から各種質疑応答をしているシーンでした。
このブログの前半でも取り上げたように、普段から文句の多いニューヨークの地下鉄。最近では再び値上げを実施しつつも、サービスは悪化していくという、全くの負の循環に陥っています。Straphangersのサイトをじっくり読めば、その中身の充実さにあっぱれと思うと同時に、これだけ充実したオンブズマン団体からの報告やその他の苦情を受けつつも、全く無視し続けるMTA(地下鉄運営の組織)にはもう何も期待しないレベルに達してます。
景気の後退、長引く戦争、上昇し続ける石油価格等々、かなり住みにくくなってきているニューヨークです。食料品の値上げは目に見えてわかりやすいのですが、電気・ガスや地下鉄などの公共料金もじりじり値上げしています。100回目記念のテーマとしては、単なる地下鉄問題にとどまらず、Recessionに関しても真剣に考えないといけないだろうと思いました。
March 14, 2008
悪趣味
今週から夏時間に変わり、夕方も明るく気分は良いです。が、寒さはしぶとく続いてます。久々にタイムズスクェア辺りを歩いていたら、写真のようなラップバスと遭遇しました。「悪趣味」な広告クリエィティブを久々に見たため、思わず写真を撮りました。
これは、Showtimeという映画やドラマ専門のケーブル放送局にて放映される番組の宣伝です。Showtimeは前述したHBOと同様でケーブル専門放送局で、かつプレミアのカテゴリーに属します。つまり、この放送局の番組を見るためには月額料金を追加で払う必要があります。僕にとっては、Tivoを駆使したとしても視聴する時間には限界があるため、これら映画チャンネルに追加料金は払ってないため、この番組は見れません。
このショーそのものは、英国生まれでマルチタレントのTraceyが担当して有名となっている番組なので、こちらでは知名度もあるはずです。ところが、そうしたバックグラウンドをあまり知らずにこの「絵」だけ見るとちょっとな。と思わざるを得ないでしょう。選挙のある年ですし、すでに選挙関係ではいろいろなネタが出始めているこのご時世、まぁ仕方がないことなのでしょうか。
このShowtimeという放送局。個人的には好感があります。1年ほど前に、この放送局の社長の講演を聞きました。講演終了後にトイレで用を足している最中に隣り合わせた僕は、ぶしつけにも講演の内容に関して質問をしました。そんな状況の中でも快く答えてくれ、お互い無事用を足し、手を洗い、トイレの外まで一緒に歩いて質問に答えてくれた放送局の社長に器の大きさを感じたのです。
March 02, 2008
不思議な鉄骨
春一番が吹き荒れていた東京を後にして、ニューヨークに帰ってきました。こちらはまだ雪が降ったりとかなり寒く、春の足音は程遠く感じています。
肌寒い中、久々にSOHOを散歩してみました。9/11以降ニューヨーク全般に見られる光景として、ビルの建て替えがあります。僕が来た15年前はまだまだレンガ造りの建物が主流だったこの島も、最近では東京さながらのガラス張りやSleekな近代建築の高層ビルが多く見受けられます。経済の発展や合理性という点で、こうした近代建築の台頭は認めざるを得ないのですが、マンハッタンの特徴の一つでもあったBrownstoneのビル群が少なくなっていくのは残念です。
SOHOももちろんそうした区域の一つです。かろうじて高さ制限は守られているものの、レンガのビルを壊し、最新型の「クール」なものへと変遷している地域の一つでもあります。そんな中、写真のビルと鉄骨を発見しました。さて、これはいったい何を意味しているのでしょうか?以前テーマとしたグラフィティのことではなく、しっかりと隣のビルを支えている鉄骨の意味です。多分、角のスペースは最近整地した場所であり、これから新しいビルを建てると思われます。でも、なぜ隣のれんがのビルを鉄骨で支えているのでしょうか?トマソンっぽい話になってしまいましたが、わからないのも少々気持ちが悪いので、読者の中でどなたか建築関係の方がいたら教えてもらえますか?
と、時折わからないことに遭遇するニューヨークは、やっぱり魅力があります。と同時に、寒くても恐れず外に出ることで、こうした発見があるのでしょう。
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