こまごました仕事に追われ、新しいテーマにめぐり合わずに日々が過ぎてしまいました。米国全体は金融危機に加え、大統領選挙に向けて、日々いろいろなコトが起こっています。ニューヨークもその鼓動の真ん中にいるようで、何か騒々しさが増した気がしてました。
そんな中、休暇をとりニューヨークを脱出しました。到着先は実家の磐田。お祭りの時期です。写真は2日間のお祭りのはじまりの1シーンです。この山車は僕の生まれ育った町の自慢の持ち物で、お祭り参加者にとっては「宝物」と呼んでいいのか、英語で言えば「idol」というべきなのか、特別な存在なのです。
少子化の影響をここでも受けていて、このお祭りをどう守っていくのかという議論もあります。さらに、安全面などの細かな取り決めなども以前よりもより複雑になっているようです。いろいろなIssueはあるとは思いますが、僕がクリアに思っているのは、こうした伝統を継続維持していくことはとても大切なことなんです。遠くに住んでいることで、そして歴史の深みのない国に住んでいることで、より強く感じてしまうのでしょうか。
1 comment:
日本の地方を思うとき、代々引き継がれて来たこういう無形の伝統を後世に継承することを第一にしたいと痛感しています。
仕事で日本の地方都市の活性化がよく話題になりますが、「いなかで何もない」という先入観と「都会のにぎやかさが発展した町の模範」というような偏見がすべての場の空気を支配しているような気がします。
一生をくらすかけがえないふるさとの人と人のつながりが一番大切で都会のにぎやかさはむしろ不要な邪魔者であるように私は思います。
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