ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
September 22, 2009
アテンション
日本が「シルバーウィーク」というちょっと驚いた名前の連休の間、こちらニューヨークでは「Advertising Week」という毎年恒例、広告業界の大小様々なセッションがニューヨークで行われ、広告関係者が世界中から集まる週間でもあります。
僕もそれなりにセッションに顔を出しています。今日ちょっと記憶に残ったのが、R/GAというクリエイティブでは比較的有名なインタラクティブエージェンシーのクリエイティブの巨匠2名が話したことです。広告業界はかなり複雑な状況にシフトしつつあり、従来のマス広告からインターネットやSNSを多用したコミュニケーション/エンゲージメントプレースメントへと変わっていく過渡期にあります。
R/GA社では、その過渡期に自分達のサービスをわかりやすい大きな2つの種類にカテゴライズしているようです。それが「キャンペーン」と「プラットフォーム」です。「キャンペーン」は従来の広告会社が得意としていた「アテンション」を誘引するアプローチ。一方「プラットフォーム」では「リレーション」を軸に置いたプレースメントとのことです。クライアントによって、そのどちらかだったり、両方の配分が変わったりとしているとのこと。この言い方は、かなりわかり易いな。と久々に気持ちよく聞けた次第です。
そのセッションを終え、外に出ていきなり目に入ったのが、写真のバスでした。ニューヨークでは有名な2階建ての観光バスですが、見事なD&G(今回はCosmeticsのようですが)のラップバスです。このビジュアルはさすがに目に刺さりました。近くにいたビル工事のワーカー達も一斉に騒いでいた次第です。これこそ、「アテンション」部分を180%振り切っている事例なのでしょう。と、即座に復習できたのもニューヨークならではですね。
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