ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
November 19, 2009
再びサンフランシスコ
またまたサンフランシスコに来ました。今、かなり勢いのあるテクノロジー企業主催のカンファレンス参加が目的です。カンファレンス自体は学ぶことがそこそこあり、世の中の進歩の速さを感じつつ、キャッチアップしていくことの難しさも痛感しました。
そして、街を歩けばUnion Squareでは、クリスマスツリーの準備をしていました。もう来週がThanksgivingなので、いよいよ年末商戦になるわけです。ニューヨークに帰ったら、きっと街の様子ががらっと変わっているのかもしれません。
今回の滞在で、米国に来て最も付き合いの長い友人と、久々にゆっくり話すことができました。彼は、ニューヨークで生まれ、育ち、5年ほど前にカリフォルニアに家族で引っ越した友人で、本音で話せる数少ない元ニューヨーカー。お互いの現状を報告し、後はビールをたくさんのみつつ様々な話をしました。彼自身、Edutainment事業を始めており、無事数億円の資金を得て順調そうな話に喜び、ビジネススクール時代に一緒にベンチャーのアイデアを練っていた時代を笑いながらあっという間の時間でした。
その中で失業率の話になりました。公表ではサンフランシスコを含めたBay Areaの失業率は11%と言われているのですが、彼の分析ではもっとひどいということです。つまり、Bay Areaは米国のなかでも最も「Self Employed」(=フリーランスや個人商店のこと)の比率が高く、11%の数字にはSelf Employedの数が含まれていない。とのことです。現在の経済状況で最も打撃を受けているのがこのSelf Employedらしく、その人達を含めると失業率は25%以上は確実。と分析してました。説得力のあるこの話を聞き、街の力が少々弱く見えている。と思ったことも納得できた次第です。
それでも、大きなツリーを準備し、その横のMacy'sも一所懸命ディスプレーを飾り、とにかく気持ちだけでも明るく、Holiday Seasonを迎えたいものですね。
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