ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
January 28, 2011
Free snow here!
ここ数回、話題はいつも寒さと雪でした。どうにかして、違う話題を探そうとしていたのですが、やはり今日もこうして雪の話になってしまいます。そうなんです。今年は雪が多く、15年以上も過ごしたニューヨークライフの中でも、最も激しい年だと思ってます。
ここまで雪が多いと、毎日のニュースも雪ではじまります。電車やバスは動いているのか?公立学校は何時から始まるのか?空港は大丈夫なのか?そして、そうした市民の生活をサポートするべくニューヨーク市はしっかり仕事をするのだろうか?等々、伝えることが多くて忙しいニュースに始まり、オフィスでの会話も、それぞれ住んでいる場所がいかに大変か?などとすべてが雪一色です。
たまたま仕事でSouth Californiaは、LAの郊外から来た会社の人たちと打合わせした際も、雪の話からはじまりました。LA郊外ではありえないこの雪景色に、彼等は準備も甘く、LAらしいスニーカーとジーンズという装い。靴は水浸しでジーンズもすっかり水を吸い込んで情けない状況の中、LAにいる家族に電話をすれば、気温が25度で屋外ジャクジーでリラックスしているとの報告を受けショック。やはりニューヨークは変な大都市です。でも、そこにこうして多くの人たちが集中し、ある意味世界の中心として動いているパワー。これは、「数十年以来の寒波」などと言っている場合ではないのでしょう。でも、市民としては歩道にたまって汚れた雪と格闘するのは、もうこりごりです。無料なので、誰か運び出してくれますか?Free Snow Here!
January 23, 2011
寒さは続く
前回のつらら話から、数日間たちますが、気温はあがらずとても寒い日が続いています。今週末も最高気温がマイナス5度ですし、今晩は一層冷え込みが厳しくなってマイナス14度まで下がるようです。
きっと世間で言われている「大都市」の中で、冬にこれほど寒くなるのは、北京、ニューヨーク、トロントでしょうか。シカゴも寒いですが、大都市と言えるのかどうか。。。どんなに寒くても、大都市では人々が普通に生活しています。言い換えれば、生活しなければならないわけです。となると、夏に暑くて、冬に寒い大都市に暮す人たちというのは、いろいろな意味で大変なんですね。
日曜の午前中、早めに起きてジムに行きました。そこでは多くの人たちがトレーニングしていて、外気とは異なりかなりの熱気を感じたのです。何故こんなにいるのだろうか?今日はアメリカンフットボールのJetsの大試合があるからなのか?それとも、寒さへのチャレンジなのか。やっぱり閉じこもっていてはいけないわけですね。その後、痛いほど冷たい風を感じながら、写真の近くの公園を散歩してみました。確かに、人通りは少なかったのですが、犬の散歩やランニングしている人たち等々、日々のニューヨークライフとはあまり変らない光景を見たのです。この街のエネルギーはそうは簡単に失われないのでしょう。
January 16, 2011
つらら
ニューヨークに戻ってきてから、1週間があっという間にすぎました。時差ぼけと言っている余裕がないぐらいに、瞬間的に忙しかったです。日本から帰ってくると、必ず時差ぼけと相対することになり、その解決策は今まで見出せたことがなかったです。が、「緊張感のある仕事で忙しい」というのが、時差ぼけが出ない特効薬なのかもしれません。たぶん、昼間に強烈に眠くなったりしたはずですが、それどころではない状況で気づかなかったのでしょう。
それはそうと、こちらはとても寒いです。今週は積雪もありました。今年で18回目のニューヨークの冬ですが、今年は中でも寒い方だと思います。そして、この写真。近所のアパートの壁に「つらら」が寒々と、しかり立派にできているではありませんか。この写真を撮った前日には、地下鉄のホームにもつららがあったことを覚えてます。この冬の寒さがいかに厳しいのかを、このつららが語っているのでしょう。
でも、果たして何故外壁につららなのでしょうか?結局、水のあるところにしか氷はできないのは、子供の頃の理科で学んだはずです。となると、このアパートの外壁には水が出ていたということになります。そして、その答えはまんざら間違ってもいないはずです。多分、何かが水漏れをしていて、それがビルの外壁を伝わり、夏であればポタポタ歩道に落ちるはずの水滴が、見事に凍ったということでしょう。しかし、ビルの外壁にどんな水、しかもこんなにたくさん、が滴るのでしょうか。それこそ、ニューヨークです。古いアパートには古い施設があり、水漏れはかなり頻繁に発生します。僕の部屋の水道も最近直したぐらいですから。
これだけの激しい氷量なので、そうとうな水漏れが発生していたのでしょう。水資源の大切さや貴重さは、米国では全く感じません。ジムのシャワーでも皆、思う存分水を利用しています。これも豊かさの一つの表現なんですね。そして、このビルの水漏れ。これもかなりの水を浪費しています。このつららを見て、「きっと水が漏れているのだな。資源がもったいないから、すぐ治そう」と真剣に話すということは、どこかおかしいことなのでしょうか?
January 11, 2011
集団パフォーマンス
ニューヨークに戻ってきました。予想通り寒いです。時差ぼけを少しでも和らげられればと、地下鉄に乗って久々のジムに出かけました。その途中に出会った光景がこの写真です。
地下鉄の駅で、下半身むき出し(下着はつけていましたが)の若者達が大勢いた景色には驚かされました。ここ数年、こうしたゲリラ的に発生している集団イベントを多々見かけるようになりました。以前取り上げたPillow Fight、クリスマス時期に登場する謎のサンタ集団等々、こうした局地発生的集団イベントは、Social Mediaなどの発展と共に、数も種類も多くなり、規模も大きくなってきたと思います。
この下半身むき出しの集団に出会い、これもこうしたイベントの一つなのだろう。と思いつつ、後で調べたところまさにその通りでした。とある集団が企画している"no pants subway ride"というイベントでした。やはり、市民の目にはかなりのインパクトがあったようで、Youtube含め様々なUGCがアップロードされています。マイナス気温の寒さの中、こうした不思議で元気なイベントは、なかなか良いモノだと思いました。お正月に実家で見たテレビで「元旦寒中水泳」のシーンがありました。もし実家の近くでこうしたイベントがあれば、出てみたいな。と、思ったので余計に親しめたのかもしれません。
January 08, 2011
2011年
新しい年が始まりました。楽しみにしていた年末年始の休みもすっかり終わり、今はニューヨークに帰る途中のLAからです。正月は実家のある磐田で過ごしました。サッカー部のOB会に参加するため、母校のグランドに久々に出かけました。かなり以前にしか会わなかった先輩や後輩達と話しながら、このグランドにて同じ思いで練習に励んだ昔を思い出しつつ、時のたった今でも共有できることがとてもうれしかったです。また、仲のよい同級生の息子が、現役生として同じグランドに立っている姿も格別でした。
そんな懐かしさもつかの間、2011年の仕事が慌しく始まりました。米国のインタラクティブ マーケティング業界は、2010年に引き続き、様々な分野で成長していきます。去年は個人的に多くの経験をしましたが、今年はそれ以上かつ複雑な仕事が待ち受けているでしょう。果たして、業界全体の成長と共に、僕自身が成長できるのか、それとも取り残されてしまうのか。そんな期待と不安が入り混じる1月を迎えています。
LA経由でニューヨークに帰る便に乗り、LAの空港ラウンジでこれから始まる50週間がどう展開していくのか、ぼんやり考えたりしてます。何があろうと一つだけ大切にしたいことは、「心身の健康」でしょう。何はともあれ、健康第一としていくことだけはクリアでしょう。
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