ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
May 29, 2011
暑くて長い一日
2週間空いてしまったのですが、その間にニューヨークはすっかり夏になりました。気温も25度以上になる日が増えてきたのも、いかにもニューヨークの初夏です。春が短く、長い冬からすぐ真夏になる感覚です。
さて、土曜日は暑くて長く、かつバルセロナファンの私としてはとてもHappyな一日でした。チャンピオンズリーグの決勝戦があり、バルセロナが3-1で文句なしの快勝。写真は観戦したレストランの様子です。優勝が決まった瞬間は、みな立ち上がり、椅子に立ったり、テーブルに立ったり、上からシャンペンが降ってくるわ、ビールを掛け合うわ、抱き合うわで、久々の大騒ぎでした。スペインを中心としたいろいろな国の人が、ここまで一緒に徹底して喜べるのは面白いものです。
試合に関しては、多くの物語があり、一晩では語りつくせないのですが、とにかくイングランドとスペインの今年のリーグ戦のチャンピオン同士が戦う試合です。その質の高さといったら、サッカーってこういうスポーツだったのだろうか?と思わせるぐらいの高度な試合だったと思います。
昨年9月から始まった長いシーズン、僕たちファンクラブのメンバーは、今年から拠点をこのレストランに移し、9ヶ月間毎週末を過ごしてきました。スペインの事を彼/彼女達からたくさん学びました。毎週末の行事がなくなり、昨日でいったんこの仲間達とは離れのは少々さびしいですが、9月をじっくり待つというのもいいかもしれません。
May 14, 2011
試飲会
最近は、週末だけのペースになってきました。もう少し頻度を上げたいと思ってますが、このペースだけでも守るつもりでいます。
今日は5月の忙しい、Sohoの入り口の出来事です。地下鉄を降りて、さぁ歩こうと思ったら、ちょっとした人だかりで動きにくかったです。ニューヨークではこういうことはよくあって、皆自由気ままに立ち止まったり、話したりしていて、通行人の邪魔とかは気にしないわけですね。今日も、そんなモノかな?と思ったところ、ジュースのサンプルブースが出てたわけです。
この手のキャンペーンはよく見かけます。以前もいろいろ取り上げた記憶があります。今日もこうした場面に出会ったのですが、お約束のいい加減な試飲会です。緑のポロシャツスタッフは、ただ無言で手を動かして、コトを進めているだけ。一方、通行人はただで何か手に入れられるので、僕を含め、ひたすらその恩恵に授かろうと必死。たかがジュースなのに、気恥ずかしいですが、それは事実です。
笑顔の一つがあってもいいと思ったり、そういえば、何の商品なのかさっぱりわからないな。と後で思ったり。と、全くキャンペーンの意味や効果がない、こうした風景に「またか」と感じながら、押し付けがましいメッセージや無駄な笑顔を振りまかれるより、ましだな。と思ったのも事実です。ただ、ブランド名が何も頭に残らない。というのはきっと反省すべきことだと思います。同業者として。
May 07, 2011
壁の絵
週末の今日も春らしい天気でした。街を歩きながら、出会ったのがこの写真です。ビルの側面の大きな絵にしばし見とれました。このビル、最近は少しずつ少なくなってきたのですが、ニューヨークでよく見かけるレンガ造りのビルです。下は商業施設で上は住宅でしょう。平たさがニューヨークらしいとも思えます。
こうしたビルの壁を屋外広告のスペースに利用している例は、過去も何回か取り上げました。私の友人も、そのように利用されているビルに住んでいたりします。(ただ、そこは直接描かれているのではなく、半透明の巨大なビニールシートでのOOHですが)それはそうと、このビルのこの絵。広告メッセージではなく、単にアートスペースとして描かれているとしか思えません。
いったい、何故こうなったのか?かなり疑問がありますが、難しいことはよしとして、なかなか思い切った発想とエネルギーだと思います。本来であれば、big ideaや innovative なことを日々考える必要がある仕事につきながら、なかなかそうはできていない自分を反省すると同時に、やはりこうした刺激を受けることも大事なんだな。と思いました。「春が来た。外に出よう!」ですね。
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