ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
July 17, 2011
素晴らしい!
真夏のニューヨークは、気温は高くても湿度も控えめで過ごしやすいです。今日は、ニューヨーク在住18年を迎えた僕にとっても、とても意味のある日でした。なんと、サッカーの女子日本代表が世界の頂点になってしまったのです。しかも、実力No1の米国相手の決勝戦の結果でした。
試合の展開は専門家に任せるとして、米国メディアが、いかに「Team USA」を美化してきていたかを知ってます。実力ももちろんUSが一歩どころか数歩リードしているのも知ってました。そして、実際の試合。お世辞にも、日本代表のペースとは言えません。スピード&パワーの米国に対し、ひたすら耐えるしかなかった前半。リードを奪われた後は、米国特有の大味なオフェンスを耐えつつ反撃。すべてが機能した120分でした。僕がもっとも気に入ったシーンは、この写真にあるPK直前の様子です。佐々木監督と選手達が見事な笑顔で結ばれています!世界一を目の前にしたPK戦を前に、この笑顔をみた瞬間に「こりゃいけるな」と感じました。
こちらにいると、テレビの放映からすべてが米国偏重報道です。日本のチームに関して「なでしこ」の由来は説明したものの、話題がなくなれば、すぐに地震、津波、原発の話を引用し、「お情け頂戴モードで決勝進出」と言ってました。しかも、(まぁこれは仕方ないのですが)米国チームがいかに優れているか、ブラジル戦で見せた大逆転を引用して逆境に強いか等々、すっかり悪徳弁護士のトークのようでした。しかも、試合終了後、家の近所で酔っ払ったアメリカ女性集団にからまれて、「What do you think about Japanese win?」と聞かれ、あえて挑発した答をしたら、彼女たちはみっともない捨て台詞とともに去っていきました。
今回の世界一はとにかく素晴らしいです。サッカーも、皆で作り上げながら、決して破綻しないチームワークを強く感じました。これこそが、日本の強みなのです!開始直後に一方的にであった攻撃と、体力的な強さが強みの米国と、持続的な強さとしつこさが特色な日本チーム。今回は後者に軍配が上がりました。これは国際社会でも評価されることでしょう。特に仕事面でも、見事にこのコントラストが特徴的です。今回の優勝劇を思い出し、米国におけるビジネスでもプラスになれるよう努力していきたいと思いました。
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