December 19, 2006

とても忙しい時期


クリスマス直前の1週間はニューヨークで(すなわち世界で)最も忙しい時期だと思います。仕事も押せ押せ、パーティーは連夜、ギフトショッピングもまだ半分残っていて等々、ただでさえ早足のニューヨーカーの歩く速度が倍になります。同時に街には観光客も増え、ショーウィンドウに立ち止まったりして歩行妨害。忙しいニューヨーカーとハッピー観光客との冷たいバトルが、心の中にはきっとあるはずです。

写真は今日の昼休み、グランドセントラル駅とつながっているオフィスビルのスペースで開かれた地元の高校生のコーラスイベントです。音楽の専門家ではないのですが、なかなかメリハリのある「ハレルヤ」を合唱していてとても好感が持てました。こうして、地元の子供達がその練習の成果を披露できる機会が気軽にあるコトはとてもよいことだと思います。

コーラスやイベントの良さとは別にそこで感じたことは。あまりにも忙しい人々のことです。ランチタイムということもありますが、①おっ、これは何だ。と一目見る。②面白そうだなと立ち止まる。③最長でも20秒聞いたら「こんなものか」と立ち去る。といった行動パターンが殆どでした。たまたま曲の終わりにこのサイクルがはまってしまった人は、歩きながら拍手をして立ち去ります。椅子が50脚程準備されてましたが、座って聞いてる人は5分の1程度で、そのほとんどが観光客のようでした。師走って言葉が日本でもありますが、師だけでなく「市」そのものが走り続ける場所なのでしょう。

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