ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
February 02, 2008
Vitamin Water
日本と同様、米国広告業界でも「飲料カテゴリー」は活発です。そもそもCokeやPepsiは米国オリジナルですから、当然と言えば当然です。そんな中、巨額な広告費を投下せず、地道にその販売数を増やしているのが写真のVitamin Waterだと思ってます。
僕はこのVitamin Waterにすっかりはまっており、冷蔵庫には欠かせないモノとなってます。僕がニューヨークに住み始めた頃にはなかったこの飲料。Webサイトを見ると1996年に設立された会社のようです。(正直、このWebサイトはあまり好きになれないのですが。。。)なぜ好んでしまったか。と理由を考えてみると、決して甘すぎず、あきのこない味も大事ですが、「もしかしたら健康的?」と思わせるブランディングにすっかりはめられているからだと思います。
Vitamin Waterなどという名前、Diet Cokeと同様に「あっぱれネーミング」でしょう。Vitaminを補充するのであれば、サプリメントを水で飲むのが最も効果的かつ健康的でしょう。すっきりとしたボトルのデザインと、このネーミングによって、のどが渇いたときに、Cokeは健康的でないから嫌で、水だと味気ない、でも健康にプラスがいいという僕のような典型的な「お気楽健康志向派」にとってまさにぴったりの飲料なのでしょう。
マス媒体ではほとんど見かけないこの飲料の広告です。が、街角で見かけた配送用トラックには見事なデザインがなされてました。飲料のようなカテゴリーにとって、ブランディングは生命線です。僕のような消費者をすっかり味方とし、設立10年で成功を収めたこのブランドと今後も付き合い続けていくことになるでしょう。
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