ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
April 18, 2008
マッハGoGoGo
来月8日に"Speed Racer"が公開されます。上映日に向けて、最近テレビなどで多くのパブリシティを見かけてます。30秒のテレビコマーシャルに加え、番組内での紹介等々、落ち込み気味と言われている米国映画業界の必死な様子が伺えます。
僕がニューヨークに来て間もない頃、友人の家のパーティーに招待された際、そのトイレに張ってあった一枚のポスターが「Speed Racer」でした。まだ慣れない英語で、これは日本で「マッハGoGoGo」というタイトルで有名なアニメーションだった。と友人に伝え、迷惑にも歌まで歌ったことを覚えてます。米国ではSpeed Racerというタイトルで人気だったとも教えてくれました。
と、僕にとっては大好きで自慢だった日本製アニメーションが、3Dを駆使した新マッハGoGoGoとして役者とCGが演じるようです。僕の中ではミフネはミフネだし、覆面レーサーも漫画のままなのですが、この2008年米国版では全く別のものになってしまうような気がしてます。
この映画だけに限らず、最近の映画は3Dを駆使したモノが主流となりつつあります。これはこれで映画そのものをつまらなくしているのではないか?という疑問はあるのです。今まで経験したことのない空間や物体を表現するには、確かに3Dグラフィックスの方が便利だし精度も高いでしょう。ただ、あまりに使いすぎることで、「人間」や「現実」から乖離してしまう状態。これが続くと興味も薄まってしまう。ということが最近の僕の思いです。という理由もあり、新Speed Racerはきっと見に行かないと思います。
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