January 21, 2009

オバマ大統領誕生


懸念視されていた大きな混乱や事故もなく、無事にオバマ大統領の就任演説が執り行われました。正直ほっとしました。

写真は昨日20日のニューヨーク デイリー・ニューズ誌の表紙です。この記念すべき日を記念に残そうと、米国のメディアというメディアは紙、電波、デジタルすべてオバマ大統領一色でした。しかし300万人近くも集結するイベントなど、今までもちろん見たことも感じたこともなかったのですが、その大規模さぶりには圧倒される一方でした。

就任演説は、選挙戦の勝利演説に比べ、優等生的であったと個人的には思いました。が、「就任演説」という類のものである以上仕方ないわけですね。前任者とは比較にならない程、心に染み渡りました。ひとえに、主語が「America」ではなく「We」であったことに起因すると思います。それ故、世界中の人達の興味と同意を得ることができたのでしょう。世界から一般的には嫌われているアメリカを、根本から変えて行こうとするような強い姿勢を感じた演説は、僕のような移民+マイノリティーの心を確実に捉えたはずです。

確かに経済は厳しく、現実の生活面では悪い話ばかりなのが現状です。しかし、こうして希望の灯をともしてくれることが、実際に起こったという事実がある点、まだまだ神様、仏様から見放されているわけではないのですね。

No comments: