July 22, 2009

タイムズスクエア


夏らしく暑い日が続いています。6月は雨と寒さに悩まされていた反動か、毎日とても気持ちよく感じています。

写真は有名なタイムズスクエアの風景です。ここは観光客が集まる場所で、いつも混雑しているために、なるべく近寄らないようにしているのですが、この日はたまたま仕事の用事があり、出かけた次第です。

夏の陽気に誘われるように、多くの観光客が歩いていました。その中で僕が驚いたのは、歩行者天国の風景でした。市長の政策の一つに、「マンハッタンの交通量を減らす」というのがあり、その一つの試みがこの歩行者天国なのです。タクシーやデリバリの運転手からは苦情が多く出ていたようですが、実際この風景を前にしたら、これはこれでいいものだな。と思いました。

観光では歩くことが中心になって、かなり足が疲れるだろうし、こうして道にたくさんの椅子があればゆっくり休めるし、都市のど真ん中に緑はないものの、少し休めるオアシス的な空間というのは面白いな。と思った次第です。広告の観点からしても、屋外広告の価値としての「アイボール」も確実に稼げるわけなので、間接的にも意味があることなのでしょう。

今は夏なので、余計にそう思ったのですが、果たして寒い冬はどう感じるのか。それはそれで興味深いです。

July 16, 2009

言葉だけのエコロジー


すっかりニューヨークの夏らしくなってきました。今日は湿度もあがり、余計に感じさせられます。写真の車は朝の通勤途中に見つけました。何らかの工事をしているようで、少々立ち止まってみていたのですが、いったい何をしているのか、したいのか、さっぱりわからなかったので、写真を撮っておきました。とにかく大きな特殊トラックが、水を吹き散らかしていたのです。

よく見ると巨大タンクには「National Water Main Cleaning Co. - Pipe Maintenance Contractors」とあります。なるほど。きっと、道の下に埋まっているパイプをきれいにしているのか。と好意的に思ったのは、この写真を後でじっくりみてからです。

タンクにはさらに、「Specializing in Today's Needs For Environment Protection」とも書いてあります。僕が見る限り、きれいな水を道にただひたすら撒き散らしているように見えたのですが、この言葉を信じれば、きっと環境によいことをしているのでしょうね。とはいえ、多分水を吸い出したり吐き出したりするために、ポンプを動かしていると思うのですが、この騒音と排気ガスがすごいのです。これでは、どこがEnvironment Protectionなのか。。。また言葉だけのアピールものか。と、すっかり慣れてしまった感覚です。オバマ新政権では環境問題を真剣に考えています。この思いが末端まで伝わるのに、どのくらいの期間がかかるのでしょうか。

July 09, 2009

身近なお菓子


独立記念日の花火も終わり、いよいよ夏本番となってきました。最近のニューヨークはようやく晴れの日が増えてきたのですが、気温は少し低めです。過ごしやすくとても気持ちいいと言えるでしょう。

さて、写真のトラックはニューヨークではそこそこ馴染みの深いポテトチップ会社のものです。商品の配送中だと思うのですが、四角いトラック全面に、少々レトロぽいロゴが、絶妙なカラーリングの中に配置されてました。四角トラックの形といい、このロゴやカラーリングといいミニチュアカーが出ていたらすぐ買いたくなるような代物です。

さて、このutzというポテトチップ。フリトレーなどの大手と比べれは弱小かもしれません。でも、ニューヨークでは地道に支援されていると思ってます。そういえば、ヤンキースタジアムにも大きな看板が出ていたことを思い出し、新球場でも見かけるのか気になった次第です。会社は近所のペンシルバニア州にあり、家族経営の企業らしく、ニューヨークを中心に販路をひろげているとのことです。

米国にてカジュアルなランチをとったことがある人ならわかると思いますが、こちらでは食事のアイテムの一つにポテトチップが普通に入っていることがよくあります。とくにランチの場合、サンドイッチやラップに必ずといっていいほど、チップがついてきます。そして、皆これをよく食べます。すっかり僕もその一人になってしまい、なるべく食べないようにしているものの、時折無性に食べたくなるのです。最近、カルビーとペプシコが提携したというニュースを聞きました。「かっぱえびせん」がランチに登場する日が楽しみです。

June 29, 2009

夏の風物詩


湿っぽかった天候も、この週末ぐらいからようやくニューヨークの夏らしくなってきました。そして、昨日の28日はLGBT Gay Parade(通称ゲイパレード)が実施されました。

毎年思うのが、ニューヨークの本当の夏の始まりが、このパレードからということです。確かに、夏至の辺りで実施されるイベントで、本来の意味での夏かもしれませんが、僕にとっては「ニューヨークの夏の風物詩」のメインとなるイベントです。

写真は近所のMarc Jacobsのウィンドウです。この時期は、Prideのテーマの下、虹色の旗をかざす店やレストランがとても多くなります。特に、僕の住んでいるビレッジ辺りには顕著かもしれません。毎年このイベントを見ていて思うのが、参加者やパレードのAudienceなどの数が増えていく点。そして、そこに集まる人達は、LGBT(Lesbian, Gay, Bisexual and Transgendered)のみならず、その立場をサポートする(俗に言う)普通の人もかなり多くなってきているのではないか。という点です。

昨日は、陽気に誘われてダウンタウンを散歩しながら、このパレードの雰囲気を楽しんできました。かなりの数の警官が、暑い中必死に交通整理をしており、その中を、忙しそうに救急車やパトカーが大きなサイレンをあげて走ったり。と、さながらにぎやかのお祭り気分ってところでしょう。しかし、どの地域でも同じなのが、そこに集められる警官達の土地勘のなさです。ツーリストも多い中交通整理をするわけで、「この通りはどこ?」という質問がよくされてます。が、ビレッジの細かな通りをしっかり把握している警官は本当に少なく、結構あいまいな返事をしているシーンも多かったですね。

June 25, 2009

ロースクール


夏至が過ぎ、これからは昼間の時間が短くなってくると思うと、少々寂しさがあります。さらに、ニューヨークは相変わらず天気の悪い日が多く、これも気分的にDepressingにさせる理由の一つなのかもしれません。

先週、オンライン ビデオに関するMeetupがあったので参加してきました。会場は過去何度も変わってきているのですが、今回はニューヨーク大学ロースクール内のホールでした。僕は隣のビジネススクールに通っていたのですが、このロースクールの前を通るたびに、「こっちの方が格式があって、かっこいいな」と思ってました。Ivyリーグとは色が異なり、「頭脳明晰でもリベラルな人が学んでいる」といった好印象を持ってました。今は亡きJ.F Kennedy Juniorもここの卒業生です。もちろん学校内に入ったことなどなかったので、今回のMeetupで中に入れただけでもよい経験でした。

Meetupの内容は毎回同様代わり映えなく、ビデオに関するスタートアップ企業のデモを中心に構成され、つつがなく終了しました。その内容はあまりどうでもよく、ホールの古めかしさ(外観はモダンに仕上がっている)には、ビジネススクールとは異なる「歴史観」を感じさせられました。もちろんIvyなどに比べたら歴史は浅いのですが、本来リベラルなカラーの学校なので、少々不思議に写ったわけです。きっと、このホールで勉強し、卒業して立派な弁護士になった人達は、今ここに集まっている人達(自分を含めて)とは異次元の空間で仕事をしているのだろうな?と思いながら、雨の降り出したWashington Square Parkを足早に駆け抜けて家に帰った夜でした。

June 18, 2009

100円ピザ


6月に入ったというのに、ここ最近のニューヨークは肌寒く、かつ雨がちな日が続いています。オフィスの中での会話や人と会うときに必ずといっていいほど「何でこんなに寒いのか?何で雨が多いのか?」と天気の話題が出てきます。6月になって、一日すっかり晴れていた日は数日しかなかったように思えます。この時期のニューヨークとしては、とても珍しい気候だと思ってます。

写真は、最近ミッドタウンに出かけた時に撮りました。この日も曇りがちだったようですね。さて、何の変哲もない写真ですが、一つだけ目をひいたのが、ピザ屋に出ていた99セントの看板です。米国の景気もかなり悪く、先日はオバマ大統領が、金融安定化に関する方針を発表したばかりですが、あまり即効性がないようにも思えます。様々な理由から所得全体が減っているこのご時世、出費を抑えるのはどの国も同じです。

そういう状況の中、ピザ1枚99セントというのはお得です。僕はニューヨークのピザが大好きで、よく食べます。街をあるけば、必ず数分以内に見つかる程、ピザ屋は多く、日本でたとえた場合には「そばや」だと思ってます。と、アメリカ人に説明したこともありました。不景気にて出費を抑える必要がある今、ここのピザ屋の1スライスが99セントというのはとてもありがたい価格です。通常では2ドルは確実にするので、半額ともいえるでしょう。早速1枚買って食べました。生地がちょっと厚めで、決しておいしいわけではなかったのですが、しっかり食べられます。この値段だったら我慢してもいいかな?と思わされるPricingでしょう。不景気かつ天候不調で、憂鬱ぎみな6月ですが、元気を出すためにもこの百円ピザを数枚一気に食べてみようかな?と思わされました。

June 11, 2009

地デジへの切替


最近のニューヨークは肌寒くて雨がちな日が多く、そろそろ夏至を迎えるような時期とはとうてい思えないような天候です。天候のせいか、経済のせいなのか、気持ちも今ひとつさえなく、日々淡々とした時間を過ごしているように感じてます。

写真は昨日、メディアエージェンシーの知り合いを尋ねていった時、オフィスの受付にあったカウンターです。壁にしっかりと取り付けられていたこのカウンターをみて、「さすがは大手メディアエージェンシー」と思った次第です。そうなのです。米国では明日12日に、地上波が一斉にデジタルに変更されます。本来の予定では、2月に実施するはずでしたが、準備不足ということでオバマ大統領の判断の元、明日に延期された経緯があります。

詳細はこのWebサイトに出ていますが、僕にとっては「さすが米国。強行突破するんだ」と思ってます。ケーブルや衛星の普及率が6割以上の米国では、地上波でテレビを見る人は、一般的に低所得者層と言われています。そういった人達が、この機会にデジタル対応テレビに買い換えられるわけでもなく、国としてはこのWebサイトにてどうすればデジタル放送を見ることができるか説明してあります。これで説明責任は果たした。ということなのでしょう。

実際問題、このWebサイトを読んで、できる限りの対応策を施す人達は何パーセントいるのでしょうか。ほとんどの人達が、未対応のまま地デジに切り替えられ、12日を境にテレビが見られなくなると容易に想像できます。この国の強みは、それでも実施するということでしょう。少数派の対応を逐一行うことで、技術革新が遅れるより、ばっさり切り捨てることで新陳代謝をよくする。といういかにもアメリカ的(僕は"let them suffer"という言葉が好きですが)な対応がこのテーマにおいてもはっきり見えました。

June 01, 2009

Google Mapの撮影車


週末からドライで快晴な日が続いてます。毎年繰り返しになるのですが、この時期のニューヨークは気持ちいいです。そんな中、今日マンハッタンの真ん中で、写真の車を発見しました。Google Mapの撮影車です。

Google Mapは普段からよく利用しており、とても重宝してます。米国のようにすべての道路に名前がついている場合には、より利用しやすいのかもしれません。(私の少ない知識の中では、先進国で道路に名前がついていないのは日本だけかもしれません。それはそれで名誉なことだと思ってますが)

この業界にいると、日々いろいろなニュースと触れる機会があり、このGoogle Mapの撮影車の話もいたるところで耳にします。ただ、僕自身一度も見かけたことがないので、とても興味がありました。その車を、今日発見したのです。写真では背景とちょうど重なってしまって見にくいのですが、キャリア上に大きな柱と支柱をつけ、その上には多分360度カバーするカメラがセットされてます。さらにキャリア後方には上向きのディッシュがあり、これはGPSのアンテナのようにも思えます。この装備で走行しながら通りの写真を撮り続けているわけですね。

マンハッタンのBusyな通りを何事もなく静かに通り抜け、ドアには控えめなGoogle Mapのステッカー。ドライバーはバイトなのでしょうか、黒人のお兄さんがソーダを飲みながら運転してました。社内にもきっと様々な装備があるのでしょう。いろいろと質問したかったのですが、こちらも忙しくただ写真に収めるだけでした。そんな車を撮影しながら、今日はGMがついに会社更生法を適用する日なんだな。とあまり関係のないことを思ったりしました。

May 28, 2009

3冠達成


昨日は終日しびれた一日でした。このブログにもよく出てくる、FC Barcelonaがスペインチームでは史上初の3冠を決めた日だったのです。最初に、日本ではスペイン国王杯と言われている Copa Del Reyに優勝。その次は、全38試合のスペインリーグのレギュラーシーズン優勝。そして最後が、昨日ローマで行われた欧州クラブチームの最高峰、チャンピオンズリーグ優勝です。試合内容はユナイテッド相手に2対0と、ほぼ完璧でした。

いつも通っていたバーは、試合開始3時間前には入場を断る程満員になり、かつ数的有利?のユナイテッドファンに占領されるような気がしていて、どうしようかと考えてました。すると、いつもの友人達が別のバーで見よう!と提案があり、ノリータにある小さなレストラン(写真)にいつものコアメンバーが集まった次第です。昼前からコアメンバー12人が次々に集まり始め、試合開始前や試合開始後には場所柄か欧州の人たちが数多く集まり、狭いレストランでかなりの人が皆バルセロナを応援。面白かったです。

見事に優勝した後は、これらコアメンバーらといつものバーに歩いて移動し、その道中もユナイテッドファンやバルサファンすれ違って、お互いにCheeringしたのも忘れられない思い出かな。そしてNevada Smithに到着したのですが、そこではすっかり荒れ模様。でももっと多くのバルサファンらと合流し、またまた大騒ぎ。サッカー人気のない米国にて、欧州のチームをここまで多くの人が応援しているのも、移民が多いニューヨークならではでしょう。とにかく、疲れたけども気持ちのいい一日で、なかなか忘れられない記念日になりそうです。

May 18, 2009

インフルエンザ


すっかり間を空けてしまいましたが、ここ2週間ほど東京に滞在しました。休暇と出張を兼ねた日本でしたが、新型インフルエンザの影響で予定が二転三転し、結局2週間程いました。写真は、東京に到着した時の機内での検査の様子です。このシーンが少々異常に思えたのは私だけでなく、アメリカン航空の乗務員たちも同様に写真に収めておりました。

純粋な休暇ではなく、出張も兼ねているということで、日本では会社のルールに従う必要がありました。自宅待機期間や、日々の健康状況の報告等々、いかにも日本らしいルールを守りつつ、日本での貴重な時間を費やしてきました。おかげさまで、日本ではNHKのニュースに敏感になり、特に体調に関しては人一倍気をつけていたと思います。(普通の風邪を引いても真っ先に疑われるので)

一方日本では、カナダから帰国した高校生が「水際対策」でひっかかり病院に隔離されたりしたのですが、結局今では100名以上の感染者を有する「感染大国」の仲間入りしたようです。これにより、日本では自治体含めて大騒動になっているようですね。ここニューヨークでは、ついに高校の教頭先生が死んでしまったりと、その被害は日本以上のものでしょう。しかし、その対策はかなり緩やかで、公立小学校の数校が休校になっている程度です。

問題の時期に両方の国にいて感じたことは、ルール作りとその扱い方の違いでしょう。日本では国ありき、そして自治体。米国では国よりも自治体が最初。ということです。もちろん大阪や兵庫では、自治体が先導して公立学校の休校などを決めていますが、その大前提に国の判断があることです。米国では何はともあれ自治体が判断します。そして、その扱い方とはメディアの対応です。日本ではどこにいても日本国中で起こった事象が把握できます。が、ここではニューヨークのことしかわかりません。米国のほかの地域で起こっていることなど、テレビを見ているだけでは全くわかりません。米国以外のコトなど全く知る由もないのです。

どちらの対応がいいのか、それは置かれている個人の状況で異なるとは思います。僕にとっては、「このインフルエンザは本当に危ないのか?」という本質的な立場にて判断し、動いている米国の方が心地いいと思った次第です。

April 27, 2009

やはり地球温暖化?


先週は、久々にサンフランシスコに滞在してきました。写真は、そこでのシーンです。下から見上げるベイブリッジも悪くないですね。

サンフランシスコに到着したのが日曜日。着いた日の夜に「暑いな」と感じたまま、そのまま月曜日となりなんと気温が30度以上。翌日の火曜日も同様で、思わず半そでのシャツを買ってしまいました。地元の放送局では「Record Breaking!」と話しながら、このヒートウェーブを説明していたのです。その後暑さは一段落し、水曜日以降は逆に肌寒ささえ感じ、霧と青空が頻繁に変わるサンフランらしい天候でした。

そして、土曜日にニューヨークに帰ってきました。JFK空港に夜到着し、自宅までのキャブにてまたまた暖かな風を感じました。どうやら、土曜日はかなり暑かったそうです。そして昨日の日曜日、気温はぐんぐん上昇し、セントラルパークで33度を記録しました。これも「Record Breaking!」のようで、昨晩のニュースでは騒いでいました。ということは、1週間で西と東でそれぞれ「記録的猛暑」を感じることができた不思議な1週間だったわけですね。

とまぁ、うれしいやら疲れたやらの1週間でした。が、やはりこうした気候の激しい変化は、地球温暖化といわれている現象の一つなのでしょうか?だとしたら、単純に喜んではいられないのでしょう。米国ではオバマ新政権になり、前大統領時代にすっかり無視されていた「環境問題」が脚光を浴びています。米国民のマインドセットと行動規範を変えるのはとても大変ですが、まずはメッセージとして掲げることからはじまるわけなので、冷ややかに見守っていきたいと思ってます。

April 16, 2009

何故、アメリカは。。。?


長い冬がようやく抜けそうな気配でしたが、まだまだ寒いニューヨーク。今年は例年になく寒さが長引いてます。写真右上には、マンハッタンによくみかける、桜に似た花が満開になってます。が、この日も寒かったです。

さて、時折テーマにでてくる、このバーに今日も立ち寄ってみました。欧州サッカーのチャンピオンズリーグの試合があったからです。試合開始前に、士気が高ぶる多くのファンがたむろしていると思いきや、予想以上に閑散としている(中は超満員+熱気でしたが)ことに加え、インタビュアーがおりました。このお店は、サッカー好きが集まるという意味で、時折各種メディアから取材対象になっているので、別に驚くこともなく写真をとって通り過ぎようとしたところ、捕まってしまいました。

ESPNというスポーツに特化したケーブル放送局の取材で、マイクを向けられた僕に最初に投げかけられた質問が、「ここにはよく来るのですか?」でした。「はい来ます。好きなチームの応援にほぼ毎週末」と優等生のような答えで対応。その後、2,3の質問があり、「何故アメリカではサッカーの人気がないのでしょうか?」という、ちょっと核心をつくような質問が来ました。一呼吸置いた後、「アメリカという国は、自分の国が1番になれないことを、意識的に好まない傾向にあるような気がする。特にスポーツでは顕著だと思う」と、普段思っていたことを答えました。僕はこの言い分が正しいのか自分でもわからないし、多分誰もジャッジできないと思うけど、根底には必ずあるはずだ。といつも思ってます。

多分、予想外の答えだったのか、それとも「このアジア人は何を言っているのだろうか?」と思ったのか、ちょっと空白があったあと、普通に「Thanks! Enjoy the game!」と言われ、インタビューは終了。中に入り、スペイン語に囲まれつつスペインのチームをばっちり応援してきました。これも、このバー。そして、ニューヨークの醍醐味でしょう。

April 08, 2009

謎のペスパ


ようやく春かな。と思いきや、またまた寒い日に戻ってしまったニューヨークです。とはいえ、気分はすっかり春です。朝の通勤も心地よくなってきました。「寒いな」と思いつつ、厚めのコートをはおって会社に向かう途中、写真のべスパと遭遇しました。べスパは以前のテーマでも取り上げましたが、ニューヨークではよく見かけます。が、こうしてトイレットペーパーでラップされたべスパは初めてでした。

後部座席後方の木の箱は、多分ワインのケースでしょう。トイレットペーパーの巻き具合も、結構エレガントなので、もしかしたら「しゃれたメッセージ」が隠されているのかもしれません。私の住んでいるこのエリアはアーチストやゲイ達も多く居住する、リベラルな地域でして、時折こうした不思議なメッセージに出会うこともあります。

この紙巻べスパを見て、僕の学生時代のおふざけを懐かしく思い出しました。友人達と旅館に泊まり、夜な夜なお酒に酔ってくると、トイレットペーパーを全身に巻いて「月光仮面!」なんて、はしゃいだりしてました。そういえば、月光仮面も白いオートバイに乗っていましたね。

April 02, 2009


どうやら、ようやく長い冬があけたような気がします。とても暖かくなってきました。その陽気に後押しされ、今日は、ランチタイムにミッドタウンに出かけました。久しぶりの昼間のミッドタウンは、妙に懐かしかったです。ただし、やっぱりここは自分が属するところではないのかも。とも思いました。

写真はPark Avenueの50丁目あたりから南の風景です。両側に整然とビルが並び、その奥にMetlifeビルがある景色は、ニューヨークのビジネスシーンを語るにはよい光景でしょう。近くは金融関係の本社やコンサルティング会社などがあるせいか、街を歩いている人々も、きっちりしたスーツが中心で巨額なお金を動かしている人たちの空気が伝わってきます。

一方、僕の勤めているオフィスはトライベッカとチャイナタウンの間にあり、かつ住まいはビレッジという、両者とも「ド・ダウンタウン」なわけです。普段、会社を往復しているだけでは、スーツ姿の人を見かける方が少ないかもしれません。もちろん自分も含め。果たして、どちらが居心地がいいのだろうか。これは当然ダウンタウンでしょう。リベラルな空気と開放感。やっぱり巨額なお金を動かすビジネスよりも、僕にとって合っているのでしょう。

March 24, 2009

壁画


先日SOHOとチャイナタウンの接点あたりを歩いていたら、写真のような光景にぶつかりました。マンハッタンによく見かける、ビル壁全体のビルボードです。今まで、さまざまな壁画ビルボードを見てきたのですが、ここまでビビッドに制作中のモノはなかったので、思わず写真を撮ってみた次第です。

これは、新しく発売されるゲームソフトの広告です。ゲームに全く疎い僕ですが、絵を見た瞬間に多分ゲームだろうと推測できたのは、やはり何かそう感じさせられるものがあったのでしょう。ちなみに、よく見てみると下の部分にNINTENDO DSと書いてありました。

確かに、この場所はチャイナタウンに程近い、SOHOの一角でしたが、見事にこのゲームのタイトルとリンクしている場所に描かれていたのが印象的です。さらに、この日もかなり寒かったのですが、このハイテクの時代、寒風に吹かれながら手作業で壁画ビルボードを少しずつ描いているアナログ感は気に入っています。もちろんこれだけの大きなキャンバスに正確な絵を描くので、投射などのテクノロジーは駆使しています。でも塗装は手作業なのですね。こうしたアナログな部分はいつでも持ち続けていきたいものです。

March 20, 2009

大統領 in the Tonight Show


テレビはあまり見ないのですが、ニュースや好きなスポーツを除いて、なるべく見ようと思っている番組に「トークショー」があります。特に、夜11時半過ぎからはじまる、CBSのDavid Letterman Showは時間ができれば見るようにしています。裏では有名なJay Lenoの番組もあるのですが、Lettermanのニューヨークらしさが僕は好きです。

でも昨晩は違いました。オバマ大統領がLenoの番組に出演すると聞いていたからです。残念ながら、夜中までLower East辺りで飲んでいたのでライブでは見られなかったのですが、今ではいろいろな方法で再視聴ができます。一晩明けた今日に、Huluを利用してじっくりみました。写真がその様子です。

25分間の対談、なかなか見ごたえがありました。時間の3分の2は、仕事の話を中心に、現在最も話題になっている、AIGのボーナス問題に関しての説明や、不景気を今後どう対処していいくのかを、Jayの軽快なトークと共に、わかりやすくかつ的確に説明しました。残りの3分の1では、プライベートに関してこれもJayのWitのある質問に対して、さわやかにかつクリアな答えを返しており、あっという間の25分間でした。ちなみに、ボーリングのスコアは129程度だそうです。

こうしたトークショー、もちろん台本はあるので、話す内容は事前に決まっているわけです。ただ、ホストが話題をわざと脱線させたりするテクニックが絶妙で、そのときにゲストが見せる態度や表情にて、そのゲストの人となりがわかってとても面白いのですね。日米しかテレビの番組のことは知らないのですが、こうした番組が日本にはゼロというのが残念です。まぁ今の日本のテレビ状況ではどうにもならないのであきらめてはいます。

March 18, 2009

みどりの日


昨日17日は、ニューヨークが緑色に染まる日でした。アイルランドでは国民の祝日にあたるこの日は、アイルランドを祖先とする住民が多い各地域では、祝日になったり、お祭りを行ったりする世界的な記念日「Saint Patrick's Day」なのです。米国でももちろん盛んで、ここニューヨークもバグパイプ隊が登場するパレードが5番街で派手に行われます。

写真はたまたま乗っていた地下鉄内の様子です。こうして、派手に「緑色」を強調しながら、「パレードモード」全開のグループもいれば、ワンポイントで緑色のアクセサリーや洋服を着て、地味にお祝いする人たちも多く、とにかくマンハッタンが緑色になる日ですね。もちろん、エンパイアのビルの灯りも緑です。夜は夜で、酒好きが繰り出し、普段から緑色っぽいアイリッシュパブにて大騒ぎする夜です。

静岡生まれで純アジア人の僕は、全くアイルランドには関係ないのですが、前に勤めた会社で世話になった社長がアイルランド系(O'Cornnor氏)だったし、NYに来たばかりの頃、無謀にもアイルランドから来た人たちと酒飲み大会をして「全敗」した経験からも敬意を表してお祝いしています。確かに、この酒飲み大会は無謀だったと今でも反省はしてますが。。。そんな僕は、普通に緑のパーカーを着て会社にでかけ、仕事仲間と地味に辛めの四川料理で酒を飲んだ一日でした。

March 13, 2009

うちわに付き取扱注意


広告業界にいるものの、ストーリーボードやコピーを書くようなクリエーターではない僕です。とはいえ、ビジネス開発という立場から、何か面白いことや「おおっ」と思うことはないのか?と日々考えていたりはしています。

そんな中、写真のダンボールを発見して思わず立ち止まってしまいました。多分、中身は普通の物品で、たまたま箱を使いまわしてFEDEXするのでしょうが、「うちわに付き取扱注意」とはいったい!?と絶句したわけです。そもそも「取扱注意」とは、中身が高級な精密顕微鏡だとか、割れやすい材質のものなどの時に使われていたはずなのに。。。今の日本では「うちわ」もそれと同様の扱いなのか?もしくは、天皇家に奉納するような超高級うちわなのか等々、いろいろ思いをはりめぐらせたのです。

結局答が出るわけでもなく、FEDEXのお兄さんに運ばれていく運命の箱ですが、僕の頭にはこの不思議なフレーズだけが残ってます。でも一歩進んで考えてみると、こうして「何気ないフレーズの中に、忘れられないメッセージが入っている」ってことは、広告やマーケティングの世界ではとっても重要なことでしょう。特に、「うちわ」と「取扱注意」という関係が全くないような普通の単語を組み合わせることで、メッセージ力が急に付いたわけですね。これは、完全にクリエーターの分野と言えるフレーズでしょう。

と、たまたま目に入った段ボール箱ですが、結構楽しませてもらいました。しかも、適度に力が抜けているフォントもなかなかすばらしく、すべての拍子抜け度合いがたくみでした。

March 10, 2009

リブランディング


理由を聞かれても、全く持ってしっかりした答えがないのですが、僕はPepsiの方がCokeよりも好きです。2番手の悲哀に同情しているのか、もしくはロゴや響きが単純に好きなのか自分でもよくわからないのです。

最近、そのPepsiがブランドの再構築を行いました。写真はそのキャンペーンの一つで、NYの地下鉄車両買い切りです。シンプルでわかりやすく、明るいカラー。リブランディングの王道でしょう。世界中に知られているブランドなので、そのロゴの変化に気づいた人も少なくはないはずです。

このリブランディングですが、広告業界ではちょっとしたニュースになってました。一つには、過去50年間にわたりPepsiを担当していた大手広告会社BBDOから、その担当がAORがTBWA/Chiat/Dayに移ったのです。数百億円のディールが動いたこと自体、大きな話ですが、50年以上の歴史に区切りをつけたわけで、これも「Change」ブームの一つだったのでしょうか。とはいえ、一つ上のレベルではOmnicom Groupという広告会社グループ傘下にいる両社というのが何とも救いというか、腑に落ちない感じもあります。

もう一つの話とは、この「リブランディング」の中でも特に重要となるロゴ部分のブループリントやコンセプトシートなどがインターネット上で漏れてしまったことです。これを担当したのがOmnicomグループのブランドエージェンシーArnell Groupです。この27ページにわたるコンセプトシートを元に写真のロゴが生まれたわけで、エージェンシーとしては「手の内がばれた」ことになります。が、当のエージェンシーはこの状況に比較的クールな態度であり、「逆に喜ばしいこと」などとコメントしているところがニューヨークらしいです。

一説には、オバマ大統領キャンペーンのロゴと「似ている」という噂もあったので、その噂を全否定する意味でリークさせたかもしれません。詳細は不明ですが。。。

March 05, 2009

街角の小売業


3月に入ったと思ったら大雪が降ったりと、まだまだ寒いニューヨークです。世の中、いい話があるわけでもなく、全体的に相変わらず停滞感だらけなので、早く暖かくなってほしいと思う毎日です。

さて、日本とニューヨーク。いろいろな違いはあるけれども、街角の小売業にもその性格が出ています。写真の店は「プラスティック ランド」。とてもわかりやすい名前のとおり、店内には大小、丸、三角、四角などのプラスチックのケース、さまざまな厚さや色のアクリルの板、色々な太さの丸い棒等々、プラスティックの製品ばかりが所狭しと並べられています。似たような店をマンハッタンでは何件も見かけました。

果たしてこの種の店が日本にはあったのだろうか?ふと疑問に思うわけですね。僕の記憶だと、東急ハンズに行けば、そこそこは揃うのですが、種類の多さにはかないません。いったいどれほどのニューヨーカーがこの「プラスティック屋」を必要としているのか、どうにも理解できかねるわけです。そういえば、ニューヨークに来たばかりの頃、こちらの友人に「何で時計屋がないの?」と聞いたことを思い出しました。最近では見かけなくなったのかもしれませんが、僕の生まれた町の商店街はもちろん、隣町にも必ず数件の時計屋があったものです。置時計から、腕時計がいっぱい置かれている店はなかなかスリリングで楽しかったことを覚えてます。

「マンハッタンにはこうした街の時計屋がない(もちろん高級腕時計を扱う専門店はありますが)」とふと気づき、友人にその質問をしたところ、「だってビジネスとして成り立たないじゃん」というような返事が返ってきて、妙に納得したようなふりをしました。時計屋とプラスティック屋、深い意味があるわけでもないけども、ふと何故?と思って写真にとった夕方でした。