June 07, 2007

VODKA人気


どうやらウォッカが流行っているようです。ニューヨークのバーでも、Vodkaベースのカクテルに人気が集中していると、テレビや雑誌で最近取り上げていました。お酒好きの僕も、以前住んでいたブルックリンのWilliamsburg(ポーランド系移民が多く居住)では、酒屋に並ぶたくさんの種類のVodkaを楽しんだものでした。店員に勧められるまま数多くのウォッカを試してみたのですが、正直なところ違いがわからなかった思い出があります。

テレビ番組で最近のウォッカブームを取り上げていました。米国で一般の酒屋に流通しているウォッカを数種類選択し、バーやクラブ好きな若者に対して、ブラインドテストを試みたものです。試飲の前にテスターに対し「好きなVodkaブランドは?」と聞いたところ、その多くが「Grey Goose」と答えたことにまずは驚きました。「味が本当にわかるのか?」というのが僕の疑問でして、「好きな=おいしい」ではなく、きっと「好きな=好きなブランド」なんだろうと勝手に思い込み、ブラインドテストの結果を楽しみにしてました。結果は予想通り。Grey Gooseが好きと答えた人の多くが、ブラインドティスティング後「嫌いなVodka」と答えたことに静かに満足しました。

そんな状況を反映してか、屋外広告にもVodkaブランドを頻繁に見かけるようになりました。その中で久々に僕の目を引いたのが写真の広告です。Stolichnayaというロシア産ブランドです。広告表現に1920年代に盛んであった僕の好きな「Russian Avant-Garde/Constructivism」の要素が盛り込まれていたからです。その時代のソビエトに対して政治的な興味はないのですが、ポスターなどのアートに発展したこの分野はその当時の力強さや主張が出ていて好きでした。それ故、この広告が目に飛び込んで来たのでしょう。最近、米ロ関係が少々複雑になってきていますが、それを吹き消すかのようなこの配色やデザイン。早速このウォッカを買って飲んでみようと思ってます。

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