July 10, 2008

テレビドラマの広告


グランドセントラル駅とタイムズスクエアを結ぶ地下鉄はShuttleと呼ばれ、日々通勤やその他大勢のニューヨーカーに親しまれてます。以前、取り上げたのですが、この車両内全面に展開させるラップ広告が面白いのです。

今回は、比較的マイナーなケーブル放送局のAMCが提供するテレビドラマの広告です。このMAD MENというドラマは60年代のニューヨーク広告代理店に勤務するCDが主人公で、その仕事ぶり、クライアントとの関係、家族との話等々、同様の業界にいる僕にとってはとても興味深く見てました。1年ほど前に登場したこのドラマですが、一部視聴者に人気があったようで、第2作目が今月末から始まります。そして、その番宣の一つにこの交通広告があったわけです。

興味深い点はいろいろあるのですが、登場人物のファッションやスタイル、オフィスやレストランなどに置かれている家具類など、60年代の米国のいい部分を上手に表現している点。さらに気を引いたのは、そのワークスタイルです。勤務中のたばこ、お酒はあたりまえ。ピッチに勝った場合など、その場でオフィスで乾杯(スコッチが多いです)。クライアントへの接待もあらゆる手段を利用したり、そして職場内での色恋ごとも茶飯事という次第です。米国といえども、当時はまだまだ男尊女卑や人種差別が堂々と行われていた時代でもあり、その描写も臆することなく表現されてます。こうした点にすっかり弾かれたのかもしれません。同じドラマを、地上波ネットワークで放映することはありえないでしょう。

というわけで、7月後半からスタートする MAD MENの第2弾、今から楽しみしています。追加ではありますが、明日3G iPhoneに切り替える予定です。写真の解像度が少しよくなることを期待してます。

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