ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
July 07, 2008
ケベック市
7月4日は米国では独立記念日の祝日で、ニューヨークをはじめいたるところでお祝いの花火イベントがあります。この日の米国でのイベントにはすっかり飽きている僕なので、毎年なるべく米国にいないようにしていました。今年も同様でカナダはケベック州ケベック市に車で往復してきました。
驚いたことは、7月3日が、ケベック市設立400周年記念だったということでした。米国の独立記念日騒ぎはせいぜい200年強の歴史ですが、ケベックはなんと400年を祝っていたという事実です。また、宿泊した場所の近辺にはLaval大学という、北米最古の大学(ハーバード大学よりも1年前に設立)もありました。つまり、歴史という観点ではかなり奥の深い都市ということです。城壁に囲まれた街並みも北米唯一らしく、北米大陸にありながら欧州の都市を思い出させる場所になるわけですね。
さてこのケベック旅行、車による2泊3日の強行スケジュールでした。一日の運転距離としては今まで最長記録でしょう。片道で516マイル、約830km。往復ですと1660kmです。せっかくのロングドライブ記念でもあるので、日米比較をしてみました。片道830kmという距離は、東京から広島までの距離とほぼ同等のようなので、それをベンチマークに、そして1ドルを107円換算してます。僕の車がホンダのエレメント(日本では販売中止になってしまったようです)で、燃費が高速で 9.4km/litre。ガソリン代が米国、日本それぞれで、125円/litre, 170円/litre。ガソリン代合計が米国22,074円。日本30,022円です。以前に比べて、日米間のガソリン代の差がかなり少なくなってます。そして高速代。米国では往復で橋と高速の通行料の合計が 1,669円。日本では高速利用料として32,900円。ガソリン代+高速代を合計すると、米国 23,743円。日本 62,922円という結果になりました。
まぁ予想通りの結果といえばそれまでですが、改めて日本の高速料金の高さが目に付きます。この料金シミュレーションで、ちょっと誤魔化した部分は、カナダでのガソリン代です。上の計算ではガソリン代はすべて米国平均にて換算してるのですが、カナダのガソリン代は160円/litre程度で丁度日本と米国の中間程度です。それでも、高速利用料はただで、これは欧州にも共通して言えることです。「地方のため」と大義名分で整備している日本の高速道路が、その高い料金のせいで、逆に地方の発展を阻害しているとも思えるのは僕だけではないでしょう。
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2 comments:
ロングドライブお疲れさまでした。無事故でなによりです。
ケベックも興味があります。日本では独立記念日の話題はゼロでしたが、町中に米国人らしき観光客を見かける機会が多かったように思います。
高速道路も含め、設備やインフラについて日本では金を払わずに使用する人間はふとどきな無法者、、
なんていうとニュアンスが強すぎますが使用する人間が決められた料金を支払うという前提で考えられている気がします。先日、ブライトコーブという会社のプレゼンを聞く機会がありましたが、そのなかにユーセージをいかに増やすか、という件がありました。せっかく作った設備やインフラを誰にも使われずに放置するよりもすこしでも多くの人に有効活用させることを優先して考える場合もあるのではないかと感じました。
次回は米国大陸をたてよこななめに自動車旅行してみてください。
well.. it's like I knew!
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