ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
February 21, 2010
チャイナタウンの最近
しぶとい冬が、徐々に緩んできたようなようなニューヨークです。早く暖かくなって欲しいという、期待もあっての感覚ですが、もう雪は勘弁です。さて、先週は春節でした。日本では旧正月という言い方も聞きますが、中国の方々からすればこちらこそが本当の新年です。ここニューヨークも多くの広東系中国人が春節を祝ってました。私も友人宅に呼ばれ、飲めや食えやの楽しい正月を過ごしてきました。
そんな中、最近のニューヨークチャイナタウンでは、少々変化が起こっています。SOHOから南に下って、Chinatownとの境ともなるCanal Streetには、多くの「ぱっちモノ屋」が軒を並べていました。ある意味、観光名所にもなっており、ただでさえ通りの多いストリートにて、店の呼び込み、ガイドブックを片手に「安いブランド品」目的の観光客達で、通りはいつも溢れてます。とても歩きにくいという印象しかありませんでした。
ところが、昨年の後半から写真のような「強制立退き勧告」が、ニューヨーク市によって実施され、「ぱっちモノ屋」の多くが閉店しているのです。歩きやすくなったことには感謝してるのですが、また一つの風物詩がなくなるような気がして少々残念な思いもあります。この強制立退ですが、「ニセモノを販売しているのが違法にて強制退去」という法的な効力を利用して、チャイナタウンの再開発が関係している匂いがあります。つまり、再開発するために、既存のビルをScratch & Buildしたいが、なかなかテナントが出ないため、法の力にて強制的に。。。というシナリオがあるのでしょう。
前にも書きましたが、ニューヨークは市長を中心とした自治体努力で、安全かつ健全になってきました。それはそれで評価すべきですが、「ちょっとDirty、何か怪しい」ニューヨークの方を好む人も多いのではないでしょうか。僕もその一人です。
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1 comment:
こんにちは。昔(99年から2年ほど)住んでいたことがあったので、懐かしく拝見しました。チャイナタウンがきれいになるのは良いことかもしれませんが、あの猥雑さがなくなると気分でないですよね……。ちなみに私、「ニューヨーク・ヌードルタウン」が大好きで、今でも訪れると必ず寄ることにしています。
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