ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
August 19, 2010
飛行機
僕は乗り物が好きです。自転車、オートバイ、車、カヌー、ウィンドサーフィン、ディンギーなどなど、趣味として楽しむだけでなく、移動の手段としても乗り物は大好きと言っていいでしょう。電車も結構好きで、レールを走る電車だけでなく、欧州などでよく見かけるトラムなどもすぐ乗りたくなります。
そんな中、飛行機はある意味乗り物界の王者かもしれません。最近かなりの頻度で飛行機に乗っているような気がしてます。米国はとても広く、飛行機周りの施設が充実しているので、バスに乗るかのように飛行機を乗るような人達もいます。さすがに僕はそんなではないのですが、乗り物好きとしては機会が多いことはあまり苦にならないと思います。
同僚がFacebookで、「なんでこんな大きな物体が空を飛ぶのか今でも不思議です」というポストをしていたのですが、実は僕も同感です。普通に乗っているこの乗り物ですが、やっぱり不思議です。最近の世の中、いろいろな技術が急速に進化しています。僕が初めて飛行機に乗ったのは大学1年の春休み、初めてのバックパックアジア一人旅でした。あのときの離陸時の加速感は今でも同じなんですよね。すでに25年も前ですが。当時に比べれば、機体の性能、チェックインの効率化等々とりまく環境は進化してますが、離着陸のわくわく感は同じです。これが、今でも飛行機を楽しめる理由なのかもしれません。
日本ではあのJALが大変な状況になりました。米国でも航空産業の危機がかなりの頻度で伝えらています。でも、決してなくなりはしない産業ですし、航空産業は僕みたいな純粋に飛行機を楽しむ人にHappyであって欲しいと願ってます。
August 14, 2010
ひまわり
日帰り予定のアトランタ出張が、帰りの飛行機がキャンセルになり、ホテルに一泊かつ翌日フル稼働というハプニングもあり、かなりバテ気味の週末です。高温多湿のアトランタから戻ると、ニューヨークは気温も下がり、心なしかすでに秋の気配がしています。中国語レッスンも先週で一段落したこの週末をリカバリー期間にしようと考えていた中、ドライでクールな絶好の天候になり一安心です。
今日土曜日はジムの帰りにUnion SquareのGreen Marketに久々に行きました。週に何日か、郊外の農場や漁場などから、それぞれのプロダクトを売りにくるマーケットです。程よい疲れと快適な天気の下、そこで写真のひまわりを発見しました。テント内に置かれているバケツにさされ、無造作に売られているひまわりでしたが、すっかり目をひかれました。自分でもその理由はよくわかりません。暑い夏に抵抗する花のエネルギーは確かに感じられ、周りをぶんぶん飛んでいる蜂達にも刺激されたのでしょう。
疲れている自分に対して、花そのものが発散している目に見えないエネルギーと、蜂の攻撃的な飛び方や音などが、じわじわと体内に入ってくるような不思議な感覚を味わった気がしてます。冷静になれば、そんなことあるのかな?と思うのですが、少なくともこの一瞬はそう感じたのは事実です。僕にとってのひまわりは、確かに夏の代名詞でもあるけれど、Vittorio De Sica監督、Sophia Loren主役のイタリア映画のイメージが強いのです。オープニングのひまわり畑のシーン、物語中に時折出てくるロシアのひまわり畑。今日感じたひまわりの強さとは全く逆の、悲しさや空しさが自分の中ではまだ根強いです。それ故、今日のこの一瞬の時間とメッセージは、僕にとっての再発見かもしれません。こうした感覚も大切ですね。
August 09, 2010
逃したチャンス
どこの国でも同じと思いますが、訪れたチャンスを確実にモノにすることは大切です。競争意識を叩き込まれている米国、特にニューヨークでは顕著です。僕も、なるべく意識しているのですが、今回は見事に失敗してます。それはiPhone4にまつわる出来事です。
仕事上、iPhone4にアップグレイドする必要があったので、現在所有中のiPhone3Gの2年契約を終えた最近になって、購入しようとしてます。そこで2度ほど大きなチャンスを逃しているのです。最初は、予約&ピックアップ。オフィス近くのApple Storeに出向き、iPhone4の予約を店頭で完了し、後はApple社からのEmailを待つだけでした。Emailが届いたのは突然の東京出張中。24時間以内に受け取る必要があった故、Pickupは無理でその予約をキャンセルしました。残念。
そして2度目は、東京から戻った後、昼間にAppleストアに出かけて、再度予約を試みたら、すでに予約期間は終わっているとのこと。もし買いたかったら今買える。と言われ、店員が奥からモノを持ってきてくれました。そこで大きなミスを犯してしまったわけです。僕としては、スクリーンプロテクターを買うつもりでいたけども、まだ買っていなかったため、「また後で来るよ」と、すでに在庫が飽和状態だと勝手に勘違いして、買わずに帰ってきたのです。これは最大の失敗でした。
そして、それから毎朝のようにApple Storeをチェックするのですが、たいていが写真の状態です。とても不思議な状況なのですが、iPhone4を求めて、中国語を話す人達だけの長蛇の列ができているのです。光景的にも異常に思えるこの列は、少々怪しい匂いがします。想像ではありますが、再販ルートがどこかにあるのでしょう。というわけで、この列に遭遇する度に、2回の大きなチャンスを逃したことが悔やまれるわけなのです。前回もそうでしたが、iPhone入手ではかならず何かつまずいてます。
August 07, 2010
セルフサービス
ニューヨークでも暑さは続いています。そんな中、金曜は日帰りでアトランタに行ってきました。夕方にかなり激しい雷雨があり、「飛行機まずいな」と思っていたら、案の定結局3時間遅れの出発となりました。このような天候不良の場合は、どの飛行機も一斉に遅れるため、空港内は時間つぶしでふらふらする人が続出します。と、同時に携帯の充電のための電源アウトレットの争奪戦も影では行われるのです。その話はまた別途するとして、たまたま見つけたバーガーキングのKiosk端末を取り上げます。
日本でも最近広まり始めたと思いますが、米国でも「セルフサービス チェックアウト」と呼ばれる、レジの清算などのセルフサービスが大手小売チェーンでよく見られます。効率を中心に世の中を動かす国としては当然のことなのですが、僕はこのサービスが気に入っていて、あれば必ず使うようにしています。理由は簡単、早く確実に済むからです。日本の「レジまわり」の効率と生産性は世界一です。そんな国の様子を知っているので、この国の「レジまわり」に関してはあえて文句も言わないようにしてます。とにかく、無駄な時間を省くための普通の行動と言えるでしょう。
ファストフードには普段あまり世話になっていないのですが、空港での時間つぶしかつ小腹がすいたため、バーガーキングを覗くと写真のデバイスがありました。注文のKisok端末を大手ハンバーガーチェーンで見るのは初めてだったため、思わず利用してみました。インターフェースはよく考えられており、購買プロセスはストレスなく進めました。「30%増量オファー」などのオファーモノが少々煩わしいと思った程度です。カウンター上部のわかりにくい商品&価格パネルよりも、Kiosk端末の方が商品の写真や価格を理解しやすいかもしれません。何の問題なくサラダを買うことができ、次のプロセスに進みます。レシートを手にして、カウンターに行き商品のピックアップです。で、ここでいつもの購買パターンに戻りました。「遅い」のです。それなりに人数はいるのですが、手際が悪く、無駄話が多く、間違いもあり。という、どこでも見かける状況になりました。せっかく、気持ちよくオーダーできたのに、ここでExperienceは逆戻り。何も変らないのだな。ということです。小売店のセルフサービスチェックアウトは、この「商品を待つ」プロセスがないため、本来の目的が達成されるのですが、さすがにファストフードではそこまでカバーしきれないようです。途中までは満足したのに、残念だったと思う同時に、やはり。と納得もした次第です。
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