February 24, 2007

アリゾナ州フェニックス


ボストンでの仕事を終えた翌日、今度は飛行機で5時間の場所アリゾナ州フェニックスへの出張となりました。グランドキャニオンに程近いフェニックスは車で少し走ると、砂漠+岩肌+サボテン+台地+大地といった大自然を目の当たりにすることになります。日々数千人規模で増加していく人口を支えるために、公共交通機関、建物、スポーツ施設、住宅、モールなどの社会基盤の充実が急ピッチで行われている景観は、ニューヨークとは種の異なる勢いを感じ、リアルなSim Cityを体験した気がしました。ちなみに人口は150万人強でして、全米で第6位の都市のようです。

仕事では地元の放送局と情報共有を目的とした打ち合わせが中心でした。急成長中の都市を代表する独立系放送メディアとして、肩肘はらずに様々なチャレンジを実行している姿に学ぶべきものは多かったです。地域貢献に主題を置きつつ、メディア企業としての体質強化、マルチチャネル環境変化への積極的な対応等、シンプルなことをしっかりと積み重ねている姿は日本のメディアも学ぶべきことがあると思いました。

冬でも20度位の暖かさ、夏場には40度近くにもなるこの地で、プロスポーツのほぼすべての種類の球団が存在していることも興味深いです。野球では、ワールドシリーズで優勝経験のあるダイアモンドバックスがあり、真夏の試合では暑くて大変だろうと思っていたところ、巨大なドーム式のスタジアムは当然冷房完備でした。アメリカンフットボールでは、University of Phoenix Stadiumという命名権のついたドーム型スタジアムも驚くような大きさで平原の中に建てられてます。ちなみにこの大学はオンライン授業を真っ先に取り入れた業界ではとても有名な大学なのです。

東海岸、そしてサンフランシスコやLAなどのすでに大都市として成熟してしまった場所では見られない、急成長していく米国都市のダイナミズムを簡単に味わえる場所として、このフェニックスが少し気に入ってしまいました。

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