ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
March 13, 2007
ニューヨーク・ヨガ
最近ヨガを始めてみました。笑えるぐらい体の固い僕にとって、始めるまでの第一歩がとても大きな決心だったことは言うまでもありません。つまり、先入観としてありえないへんてこなポーズができるまで、ぎしぎし絞られるのではないか。という恐怖があったからです。
ニューヨークにはヨガ教室がたくさんあります。昔から少し興味があり、ヨガのインストラクターが知り合いにいたりして、実は身近に感じてました。が、あのポーズが目に浮かぶたび「自分とは縁のない世界」と思うようにしてました。ところがどうした理由か、好奇心が恐怖心に勝ってしまい、思い足取りではありますが写真のヨガ教室の扉をノックしました。
もちろん初心者コースでしたが、「なんだ簡単ではないか。何を恐れていたのか」というのが第一印象です。細かなテクニカルな話はさておき、Hatha式の基本形をインストラクターに従って真似すればよいのです。インストラクターは時折「no competition, no winner」とソフトなタッチで呼びかけるのですが、このセリフがニューヨーカーにはとても心地いいのです。競技ではないので、できなくても誰にもとがめられないわけです。いつも忙しく、仕事や生活に追われるニューヨーク・ライフではこうした一時はとても重要ってことを改めて知りました。
お香をたいたり、インストラクターと一緒に唄を歌ったりと、雰囲気を盛り上げるためなのか怪しい演出もありますが、そこは深く考えず、ストレッチ+リラックスという目的で手ごろに楽しめ、続ける価値があるものだと思います。歴史をたどれば15世紀のインドから誕生したようですが、すっかりニューヨーク化された「ニューヨーク・ヨガ」としての存在感があると僕は思いました。
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