ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
March 26, 2007
Just a small accident
ニューヨークでの久々の週末をゆっくりしました。気温も少しずつ上がり春らしくなってきたので、散歩をしていたところ、ちょっとした事件に遭遇しました。写真がその現場ですが、赤いフェラーリの周りで警官と数人の野次馬が集まってました。散歩中で暇だった僕も興味津々で野次馬の一人となり、一通り状況を把握してみました。
赤いフェラーリが交差点の近くで軽く「おかまを掘った」ということがわかりました。写真でどうにか見える程度ですが、車の前方横全体に白く塗装がかぶっており、この部分が白いレガシーの車体後部にささったようです。この現場での関係者は3種。フェラーリのドライバー(写真後姿の白人)、レガシーの乗員(ドライバーを含めユダヤ系の女性3名)、白人警官2名です。近くで見ていた僕にレガシー乗員の1人が「It's just a small accident.」とささやきながら、忙しそうにレガシーと警官との間をいったり来たりしている一方、レガシーの他の乗員は警官に対し「修理代が余裕で100万円を超えそうな車ってことを懸念している」、「私達は普通に停車していただけなのに、後ろから。。。」といろいろと話してました。その横では、警官はフェラーリの運転手に「キーをはずしてよこせ!」と怒鳴ったりしており、確かにsmall accidentではありますが、コトがフェラーリだけにその後の展開がどうなるのか野次馬好奇心が一杯でした。
実はこの状況、自分に置き換えて考えて見ると、若干雲行きが変ります。もし自分がレガシーの運転手で、自分以外の当事者が警官含めて白人の場合、例えフェラーリの持ち主が100%悪くても僕の状況は不利になる可能性が高くなるでしょう。僕は過去の様々な経験から白人のNY市警は好きではなく、このような状況下では確実に自分に不利に作用することが経験上簡単に想像できるからです。この事件では、レガシー側は3名の聡明そうなユダヤ系女性であったため、白人市警もレガシーの立場になってフェラーリの運転手を怒鳴ったりしていたのですが、レガシー運転手が僕やマイノリティであった場合は対応が確実に異なるでしょう。彼女はジョークも兼ねて「small accident」と言ったのでしょうが、もし僕であれば確実に「big accident」となるわけです。などなどと考えながら、ホントに修理代は100万以上かかるかな?とも思ったりした週末でした。
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