ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
January 29, 2008
大統領選挙
アムステルダムから帰米後、少々忙しくブログが更新できませんでした。今日からまたスタートします。週末のユニオンスクェアの光景ですが、見事に大統領選挙の年をリマインドさせるものでした。どこからともなくDemocrat(民主党)の2大候補の集団が集まり、それぞれの候補のプラカードを掲げて、2つのグループが候補者の名前をコールしていました。写真手前はオバマ・グループ。後方遠くがクリントン・グループです。
僕は選挙や政治の専門家ではないため、「正しい」コメントはできないのですが、大統領選挙はメディアが大きく関わり、巨額の金額が様々な分野で動くことは周知の事実です。ここ数回の大統領選挙を見ていると、選挙区を回り続ける従来型、テレビメディアを駆使したキャンペーンという王道に加え、インターネット、ブログなどを利用したニューメディアも幅広く使われていることも事実です。今回はCNNとYoutubeのタイアップによる、公聴会も新しい取り組みでした。
専門的なコメントはお任せするとして、僕にとっての今回の大統領選挙は、11月の最終的な大統領選挙よりも、Democratの代表がどちらになるかという方に興味があります。ObamaかClintonか、まさに最後の最後までわからない状況にあるといえます。多分、2月5日(火)の結果でどちらになるのかは予想がつくのですが、その日の盛り上がりが今から楽しみです。個人的には今の大統領さえ終わってくれれば、僕にとってはOでもCでもどちらでも構わないので、どちらになっても前回の大統領選のような脱力感はないとは思ってます。2月5日は出張でボストンにいる予定ですが、そちらのローカル報道の状況も楽しみです。
January 16, 2008
アムステルダム - 2
アムステルダム滞在も今日で最後。明日の飛行機でニューヨークに帰るのですが、欧州に来ていつも経験する「帰りたくない病」はここアムステルダムでも発症してます。
カンファレンスでは、欧州を中心に数多くの国の人達と話しました。国名をあげれば、英国、オランダ、フランス、ドイツ、イスラエル、スペイン、南アフリカ、そしてアメリカなどです。皆普通に英語を話し、普通に仕事の話ができるこの環境はとても刺激的でした。アメリカにいると、自国で何でもできそのまま完結してしまうため、自分のことを中心にしか考えない発想が根底にあります。ところが、ここ欧州では、自国もしくは自分の地域が中心ではあるものの、それ以外の地域への関心やリレーションは当然のように扱う「血」を感じました。欧州に長く滞在されている方からすれば、異なる意識/見識があると思います。が、日本とニューヨークに長い僕にとっては、新鮮かつうらやましい環境だと素直に感じた次第です。
とはいえ、気候としては、アムステルダムは肌寒く、暗く、雨がちな気候で少々Depressingな感じでした。今日の午前中に太陽が出たときはとてもうれしく思い、やはり太陽の力はどこでも大きいなと思ったわけです。このアムステルダム。小さな街ですが、とても好感が持てた理由のひとつが、「自転車大活躍の街」だからでしょう。磐田で育った僕は自転車は必需品でした。運転なら負けないし、小学校の頃には「自転車模範運転競技会」の学校代表になったほどですから。ここでは、写真のように自転車が庶民の足になってます。若者からビジネスマン/ウーマン、親子含め、たくさんの人達が自転車を有効に利用し、道路にも自転車専用レーンがあり、しっかりとworkしています。「ブームをちゃっかり利用し自分の名声を高めたよね、ゴアさん」なんて、思いもしないぐらい普通に自転車を利用している人達がとてもエラいと思います。
January 14, 2008
オランダでの発見
年明け早々、オランダはアムステルダムに来ました。ニューヨークより若干肌寒い気候です。ここでは、デジタル・コンテンツの配信に関するカンファレンスに参加することが主目的です。到着後、早速街を散歩すると、予想通りいろいろな発見がありました。
運河を中心とした道路や建物の設計構造。トラムを主役とするマス・トランジットと活躍する自転車。高さ制限が確実にありそうな市街地の開発。とても丁寧な人たち。そして、ほぼどこでも英語が通じ、話す英語もとてもきれい。などが印象的で落ち着きのある街です。一方、マクドナルドやバーガーキングなどの米系ブランドも進出しており、それら原色の看板は妙に浮いていて、嫌悪感さえ感じさせます。
さて、写真の乗り物ですが、散歩中時折みかけた「ミニカー」です。日本の軽自動車よりも確実に小さく、Smartに比べてチープ感がかなり高い4輪車で、僕にとってはとても気になる存在でした。2シーターの軽そうな車体で、エンジンの音は原付もしくは125CCクラスの2ストロークっぽい感じです。ホテルに帰った後、早速調べてみると、このようなWebサイトがありました。オランダ語はわからないのですが、Web翻訳を頼りにいろいろと翻訳してみると、この車を乗るには免許証は必要がないようです。
さらに、車椅子の収納を簡単にしたモデルや電気自動車も開発されており、さすが欧州だ。と改めて思った次第です。値段はベーシックトリムで1万ユーロを超えていて、これも驚きでした。つまり、日本円で150万円は超える価格ですから。果たしてこの車の価格150万円は妥当なのか、それともユーロが高すぎるせいなのか、製品としては賞賛に値するだけに、値段の高さがちょっと残念です。価格はともあれ、どなたかこのCantに乗ったことがあればその感想など教えてください。
January 08, 2008
2008年です
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。皆さんの年末年始はいかがでしたか?僕は例年通り静岡に帰省し、初詣に出かけ、同級生達と昔話から仕事や世の中の話題まで、楽しい時間を過ごしてきました。小中高時代のやんちゃな遊びや冒険など、今考えればくだらないことを、友達と一緒に経験してきたことは宝物ですね。
ニューヨークの最近はとても暖かく、今日などは半袖でもおかしくない程の気温でした。普通では寒さで凍えるこの時期に、こうした陽気にWelcomeされると、当然街を歩きたくなります。そこで発見したのがこのトラック。ご存知UPSの宅配トラックです。以前、Fresh Directという食料品の宅配サービスを取り上げました。ニューヨークでは自転車で快走しているメッセンジャーから、バン、そしてこうしたUPSなどの宅配トラックがとても忙しく動いています。それゆえ、駐車違反の可能性も高く、FedexやUPSのトラックが切符を切られている姿はよく見かけます。
さて、この写真。赤いコーンがUPSトラックにしっかりと鎖で結ばれています。この意味するところはいったい何なのでしょうか?こうすることで、駐車違反を免れようとしているのか、それともドライバーの趣味でただ単にこうしたポーズをとっているのか。正直わかりませんでした。ドライバーも荷物の出し入れに忙しそう質問する隙を与えてくれなかったので、あえて黙って写真だけ撮った次第です。
amazon.comのヘビーユーザーである僕にとって、切符云々はどうでもよく、自分の購入した商品がしっかり届けられるかだけが問題です。UPSでは過去かなり苦労させられました。最近はよくなってきたのですが、やはりFEDEXに比べればその信頼性は低いでしょう。2008年もオンライン全般におけるビジネスは拡大傾向にあります。コマース分野もその拡大に貢献しているわけで、こうしたロジスティックスもその業界成長に貢献しているわけです。今年も去年以上にオンラインショッピングをする僕にとっては、この茶色のトラックにお世話になるわけで、それゆえ期待もしたい。ということで2008年のはじまりとさせてください。
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