August 19, 2011

富士宮やきそば in Manhattan


ニューヨークは朝晩が涼しく感じられ、日も若干短くなり、秋を感じさせる天気に変わりつつあります。そんな中、昨晩は写真の「富士宮やきそばの会」に参加してきました。

ニューヨーク静岡県人会からの誘いであったことと、僕自身「富士宮やきそば」に関してはほとんど無知だったので、興味があったのです。そもそも、僕が静岡にいた30年前には、「富士宮やきそば」を聞いた事がなかったのです。最近のご当地グルメブームの火付け役になったと、風の噂で聞いた程度でしたので、自分の目で確かめてみたかったのです。

今回「富士宮やきそば」チームは、昨晩の屋内お披露目会と日曜日のストリートフェア出店という、2種類のイベントを目的にニューヨークに来ました。写真には民間の団長の方、行政のリーダーの方、そしてミス富士山が写っていますが、その他にも実際に調理する方々も数多く来られてました。

静岡県人の暖かな雰囲気の中、皆様の挨拶や「富士宮やきそば」の由来や流れの説明があり、試食となりました。初めて口にした富士宮やきそばは、麺のこしが特徴的なおいしい焼きそばであり、一気にファンになった次第です。前市長などのお話もとても楽しく、富士宮市の活気をここニューヨークで触れる事ができたのも、何かとても不思議でかつ楽しい経験でした。日曜日にはマディソン街に出店するようなので、時間があれば是非訪ねてみたいと思ってます。

August 09, 2011

Tobio


夏の忙しさと休暇モードに便乗して、ブログもすっかり休んでいました。今は、休みをかねて日本にいます。さすがに暑いですね。でも、この暑さはもちろん予想していたことで、驚くわけでもありません。

日本ではなるべくゆっくり過ごせるように思ってました。甲子園球児の炎天下の中プレイする姿を見てはすごいなと思い、東北地方で開催されているお祭りの力強さに涙をしつつ、今日は写真にある浜松市民プールに出かけてきました。

730円の入場料を支払うと、そこは驚きだらけの空間です。まずは、50mプール。もちろん世界認定の規格でもあり、水深も可変式。同様に市民プールの色も出していて、屋外屋内の子供向けプールも充実。さらには、サウナやお風呂なども含まれた複合水泳施設なのでした。これも、日本が生んだ「トビウオ」古橋氏出身の地を祝って造られたものなのでしょう。こんなに充実した施設が僕の Hometownの隣にあるのには脱帽です。

普段から泳ぐ場所や環境に敏感な僕にとって、今日の出来事は今迄で最も充実した Swimming施設としてこの「Tobio」が再び訪れたい施設として固く位置づけられました。次に来れるのはいつの日か。その時を心待ちにしはじめた一時でした。

July 24, 2011

気温40.5度


ここ数日のニューヨークは、とにかく暑いです。とくに、金曜日が最悪の暑さでした。最高気温は華氏105度。摂氏だと40.5度でした。日本の暑さも大変ですが、さすがに40度を超えた温度を目にすると、ビジュアルからも衝撃がありました。そして、このお天気情報をよく見ると"Feels Like 113°F"とさりげなく出ています。これは体感温度のことなので、実際には45度に感じている。とのことです。僕のニューヨーク経験の中でも、この暑さは一番でした。

はたして、ここまで暑いとどうなるか。と、思いきや、街の様子は普段とあまり変わりありません。が、皆口々に暑い!と言ってます。もちろんですよね。さらに、小さな子供を持った親が言うには、子供がいらいらして、怒りやすくなっている。とのこと。これも納得できます。大人でさえ、いらいらしますから。そして、オフィス。電力がまだ余っている米国は、オフィスをキンキンに冷やしています。少なくても私の在籍するオフィスとビルはそうでした。ただし、電力会社から、ニューヨークの各オフィスビルに通達がありました。

「暑さのため、電力消費が許容範囲を超える可能性があります。ピークは午後に訪れるので12時以降夜の10時まで無駄な電気は消しましょう」という内容です。それを受けた各テナント(会社)は、一斉にその通達を守り、ほとんどすべての余剰照明(ロビー、廊下、オフィスフロア、個室等々)を皆消します。なので、オフィスは真っ暗。昼間でもコンピューターのモニターだけが明るい様子になります。これはこれで気持ちいいな。と思いながらも、空調はキンキンに冷えたままでした。これで果たしていいのかな?と思ったのも事実です。

とにかく暑い日が続くニューヨーク、水分だけはいつでも補給しつつ、しのいでいきたいと思ってます。

July 17, 2011

素晴らしい!


真夏のニューヨークは、気温は高くても湿度も控えめで過ごしやすいです。今日は、ニューヨーク在住18年を迎えた僕にとっても、とても意味のある日でした。なんと、サッカーの女子日本代表が世界の頂点になってしまったのです。しかも、実力No1の米国相手の決勝戦の結果でした。

試合の展開は専門家に任せるとして、米国メディアが、いかに「Team USA」を美化してきていたかを知ってます。実力ももちろんUSが一歩どころか数歩リードしているのも知ってました。そして、実際の試合。お世辞にも、日本代表のペースとは言えません。スピード&パワーの米国に対し、ひたすら耐えるしかなかった前半。リードを奪われた後は、米国特有の大味なオフェンスを耐えつつ反撃。すべてが機能した120分でした。僕がもっとも気に入ったシーンは、この写真にあるPK直前の様子です。佐々木監督と選手達が見事な笑顔で結ばれています!世界一を目の前にしたPK戦を前に、この笑顔をみた瞬間に「こりゃいけるな」と感じました。

こちらにいると、テレビの放映からすべてが米国偏重報道です。日本のチームに関して「なでしこ」の由来は説明したものの、話題がなくなれば、すぐに地震、津波、原発の話を引用し、「お情け頂戴モードで決勝進出」と言ってました。しかも、(まぁこれは仕方ないのですが)米国チームがいかに優れているか、ブラジル戦で見せた大逆転を引用して逆境に強いか等々、すっかり悪徳弁護士のトークのようでした。しかも、試合終了後、家の近所で酔っ払ったアメリカ女性集団にからまれて、「What do you think about Japanese win?」と聞かれ、あえて挑発した答をしたら、彼女たちはみっともない捨て台詞とともに去っていきました。

今回の世界一はとにかく素晴らしいです。サッカーも、皆で作り上げながら、決して破綻しないチームワークを強く感じました。これこそが、日本の強みなのです!開始直後に一方的にであった攻撃と、体力的な強さが強みの米国と、持続的な強さとしつこさが特色な日本チーム。今回は後者に軍配が上がりました。これは国際社会でも評価されることでしょう。特に仕事面でも、見事にこのコントラストが特徴的です。今回の優勝劇を思い出し、米国におけるビジネスでもプラスになれるよう努力していきたいと思いました。

July 08, 2011

南米


初めて南米に来ました。ブエノスアイレスとサンパウロの短い滞在です。暑いニューヨークから、10時間のフライトで着いた場所はブエノスアイレス。こちらは真冬。気温も摂氏2度の寒さです。ブエノスアイレスとサンパウロ、共に2日弱の強行出張ですが、やはり初めての場所に来る事はわくわくするものです。

両都市を滞在した率直な感想は、ブエノスアイレスはまさにMadridのようでした。人々の背丈、髪の色、顔つき、服装等々、路地に入ってしまえば、まさにMadrid。幹線道路の広さや食事の種類は違うのですが、僕にとってはMadrid色の強い街に思えました。多分、最初の移民はスペインからではないでしょうか?ただ、散歩する時間もほとんどなく、ホテルと会社の周辺だけしか見ていないのでそれがすべてではないでしょう。ちなみに写真のバスはホテルの近くで撮りました。

そして、サンパウロ。こちらは巨大都市でした。北京と上海が僕が過去訪れた2大巨大都市(東京やニューヨークなどの所謂大都市よりも大きい)でしたが、このサンパウロは3つ目として認識した次第です。こちらもホテルと打ち合わせの往復で散歩する時間はなく、またかなり危険なので1人で歩くな。とも様々な人から言われていたので、本当の街の顔はほとんどわからないのが事実です。長いニューヨーク生活の中で、身の危険を察する能力はかなり高まったと思ってますが、ここは異なったプロトコルでの危険性が潜んでいるようで、地元の人たちのアドバイスには従う事にしてます。

両都市に滞在して、それぞれの違いを感じつつ、地球はやっぱり広いし、その広さに比べれば自分は本当に小さな小さな微粒子なんだな。と改めて感じた次第です。

July 01, 2011

前半終了


早いもので、2011年の前半が終了しました。ニューヨークに居ても、この半年を振り返ると、僕の心の中では日本での震災が大きなIssueとして存在しています。被災地の方々、原発で働いている方々、そして暑い夏を迎えて省電力に奮闘する企業や消費者、考えなければいけないことが山積みしている中、少しでも前に進むことができればと願っています。

日本から13時間離れたニューヨークではすっかり夏本番です。先週末は写真のゲイパレードが華やかに実施されました。ニューヨーク州が同性者同士の結婚を認めた件もあり、過去何度も見ている"Pride"の中では最も派手でかつ大規模だったと思います。そして、来週の月曜日は独立記念日を迎えます。アメリカの政治や経済も様々な問題を抱えてますが、そんな時こそリーダーシップが問われます。

オバマ大統領は、アフガン問題、米国財務のDefault問題、水害含めた災害問題などに直面しています。水面下ではかなり激しい攻防があるのは当然なのですが、メディアに出てくる場合には、明解にかつ堂々と話すことで、国民の抱える不安を払拭しています。こうしたリーダーシップ、今の日本にはとても必要だと、日を追って感じます。世界が、日本に対して絶望的になってあきらめられる前に、すぐにでも修正すべきことでしょう。

June 22, 2011

サウナトーク


夏至が過ぎると、なぜか毎年寂しくなります。これから夏本番というのに、日が短くなるからです。さて、写真はお世話になっているジムのロッカールームです。その奥にあるのはサウナ。これがあるのを気づいたのは半年前。もっと早く知っていればよかったのですが、最近頻繁に利用しています。

このサウナ、もちろん発汗を促進するのに最適です。ただ、それに加えて、ここでの会話がなかなか面白いのです。ドイツ印象派の話、スペイン市民戦争に関する映画の話、美術品のアジアにおけるオークションの話、米国のマネタリーポリシーの話、そして、僕が中心となる日本での震災の話等々、様々な人種の大人たちが裸で汗を流しながら話す会話の種類が豊富かつ、奥がとても深いのです。

これもニューヨークならではの話であり、そしてこのジムがリベラルなニューヨーク大学の学生もしくは卒業生のみが利用しているからだと思います。今日のテーマは、ニューヨークの地下鉄は、サービスが悪化している一方で、なぜ運賃は上がるのか?というもので、経済学者と学生がアツく話してました。サウナトークのいい点は、議論が長引かないことです。議論好きな人もさすがにアツさにはかなわないので、どんなに議論が白熱(あまりみかけませんが)しても、自然に皆退出していくわけです。今夏の東京の会議室は同じような状況になるのでしょうか?

June 11, 2011

バンガロール


出張でインドはバンガロールに初めて来ました。バンガロールと言えば、Google, Microsoft, IBMなど米国の大手ITやインターネット企業が開発センターとして拠点を持っている有名な場所です。いつかは行きたいと思っていたところ、ようやく願いが叶った次第です。

ハイテクの話ばかり聞いていたので、想像していたのは近代的な開発センターだったのですが、見事に180度その想像は覆されました。写真がその風景です。いやいや、ここはやはりインドです。道には車、バス、オートバイ、Tuk Tuk, 歩行者、牛、鶏などなど、何でもありです。多くの街を経験してきましたが、とても特殊な場所だということがわかりました。

ディナーの席では、本格派インド料理を楽しむことができたり、街一番のクラブに行ったりと、それはそれで密度の濃い二日間でした。仕事の面でも短い期間にいろいろ学ぶことができましたのはよかったです。が、ここに観光で戻ってくる?と聞かれると、残念ながら答えはノーなのかもしれません。

June 05, 2011

初夏


すっかりと夏の景色になってきたニューヨークです。5月と6月はとても気持ちがよく、ニューヨークの1年の中で最も好きな時期です。今晩から長い出張が始まるので、午前中にジムに出かけ、心身ともにリフレッシュして長期出張を迎えようとしました。

日曜午前中のマンハッタンは人数も少なく、ジムの充実感とこのドライな天気も重なり、とても気持ちがよかったです。家に帰る途中に寄り道して Washington Square Parkを歩くと、人ごみに遭遇しました。それがこの風景。「World Science Festival」というイベントで、子供達を対象として「科学」にふれあうためのイベントでした。

様々なイベントを見てきてますが、これはなかなか面白かったです。NYU, Columbiaなどのニューヨーク拠点の大学の医学部、プライベートな医学系組織などが小さなブースを出し、DNAなどの難しいテーマを、子供達が分かり易く楽しく触れられるような趣旨でした。この公園。ダウンタウンの中心にも位置し、リベラルなニューヨークの中でもさらにリベラルな場所として親しまれています。以前はかなりの危険地帯でしたが、今はすっかり生まれ変わってます。

自分のDNAを分析してもらうサービスにトライしようとしていた中、そして長期出張の直前に、こうした興味深いイベントと触れ合うことができて、何か晴れ晴れとした日曜午前中でした。

May 29, 2011

暑くて長い一日


2週間空いてしまったのですが、その間にニューヨークはすっかり夏になりました。気温も25度以上になる日が増えてきたのも、いかにもニューヨークの初夏です。春が短く、長い冬からすぐ真夏になる感覚です。

さて、土曜日は暑くて長く、かつバルセロナファンの私としてはとてもHappyな一日でした。チャンピオンズリーグの決勝戦があり、バルセロナが3-1で文句なしの快勝。写真は観戦したレストランの様子です。優勝が決まった瞬間は、みな立ち上がり、椅子に立ったり、テーブルに立ったり、上からシャンペンが降ってくるわ、ビールを掛け合うわ、抱き合うわで、久々の大騒ぎでした。スペインを中心としたいろいろな国の人が、ここまで一緒に徹底して喜べるのは面白いものです。

試合に関しては、多くの物語があり、一晩では語りつくせないのですが、とにかくイングランドとスペインの今年のリーグ戦のチャンピオン同士が戦う試合です。その質の高さといったら、サッカーってこういうスポーツだったのだろうか?と思わせるぐらいの高度な試合だったと思います。

昨年9月から始まった長いシーズン、僕たちファンクラブのメンバーは、今年から拠点をこのレストランに移し、9ヶ月間毎週末を過ごしてきました。スペインの事を彼/彼女達からたくさん学びました。毎週末の行事がなくなり、昨日でいったんこの仲間達とは離れのは少々さびしいですが、9月をじっくり待つというのもいいかもしれません。

May 14, 2011

試飲会


最近は、週末だけのペースになってきました。もう少し頻度を上げたいと思ってますが、このペースだけでも守るつもりでいます。

今日は5月の忙しい、Sohoの入り口の出来事です。地下鉄を降りて、さぁ歩こうと思ったら、ちょっとした人だかりで動きにくかったです。ニューヨークではこういうことはよくあって、皆自由気ままに立ち止まったり、話したりしていて、通行人の邪魔とかは気にしないわけですね。今日も、そんなモノかな?と思ったところ、ジュースのサンプルブースが出てたわけです。

この手のキャンペーンはよく見かけます。以前もいろいろ取り上げた記憶があります。今日もこうした場面に出会ったのですが、お約束のいい加減な試飲会です。緑のポロシャツスタッフは、ただ無言で手を動かして、コトを進めているだけ。一方、通行人はただで何か手に入れられるので、僕を含め、ひたすらその恩恵に授かろうと必死。たかがジュースなのに、気恥ずかしいですが、それは事実です。

笑顔の一つがあってもいいと思ったり、そういえば、何の商品なのかさっぱりわからないな。と後で思ったり。と、全くキャンペーンの意味や効果がない、こうした風景に「またか」と感じながら、押し付けがましいメッセージや無駄な笑顔を振りまかれるより、ましだな。と思ったのも事実です。ただ、ブランド名が何も頭に残らない。というのはきっと反省すべきことだと思います。同業者として。

May 07, 2011

壁の絵


週末の今日も春らしい天気でした。街を歩きながら、出会ったのがこの写真です。ビルの側面の大きな絵にしばし見とれました。このビル、最近は少しずつ少なくなってきたのですが、ニューヨークでよく見かけるレンガ造りのビルです。下は商業施設で上は住宅でしょう。平たさがニューヨークらしいとも思えます。

こうしたビルの壁を屋外広告のスペースに利用している例は、過去も何回か取り上げました。私の友人も、そのように利用されているビルに住んでいたりします。(ただ、そこは直接描かれているのではなく、半透明の巨大なビニールシートでのOOHですが)それはそうと、このビルのこの絵。広告メッセージではなく、単にアートスペースとして描かれているとしか思えません。

いったい、何故こうなったのか?かなり疑問がありますが、難しいことはよしとして、なかなか思い切った発想とエネルギーだと思います。本来であれば、big ideaや innovative なことを日々考える必要がある仕事につきながら、なかなかそうはできていない自分を反省すると同時に、やはりこうした刺激を受けることも大事なんだな。と思いました。「春が来た。外に出よう!」ですね。

April 30, 2011

春


すっかり春になりました。とても気持ちがいいです。先週とは異なり、この週末は快晴です。Plenty of sunshineの週末は、心も体も爽快な気持ちになり、やはり外に出たくなるのが本能なのでしょうか。

今年の「春」は、いろいろなコトを考えさせられました。東日本大震災が起こった時期は、日本では年度末ということで、仕事や学校に様々な節目がある時期でした。普通でも出会いや別れが日常的に起こる時期に、想像を絶する状況になってしまったわけです。前にも取り上げましたが、日本の桜は格別です。美しさもそうですが、人々が桜に寄せる想いの多さや多様さは、日本ならではと思ってます。それゆえ、大震災と桜に関する記事を読んだりしながら、なるほどと思ったりしていました。

その桜の時期に、僕は日本に居る事ができず、とても残念です。毎年行きたいな。と思いながら、なかなか実現できません、今年は余計に行きたいなと思ってました。そしてその後に「スーちゃん」の訃報です。春一番や微笑返しなどの曲から、春のイメージをとても感じさせるグループでした。小学生のころ、茣蓙敷きの磐田市体育館でキャンデーズを見た事が今でも思い出されます。

と、日本の春を思いながら、今日はニューヨークの春の一シーンを撮ってみました。何故かここでは、チューリップが多いです。そして桜と種類が似た木が桜と同様花びらを落としながら、春の始まりを教えてくれます。こちらの花の色は、土地柄なのか強烈なのですが、やはり花は良いものですね。

April 24, 2011

のどかな週末


春になりかけているニューヨークですが、雨が降ったり、風が強かったり、寒い日があったりしています。季節の変わり目はこんなものかと思うのですが、今シーズンの天気はかなり Extremeです。さて、この週末は予定もなく、しかも土日とも雨ということなので、サッカー観戦とジム以外は家でゆっくりしています。

自宅で過ごす週末をテーマとして、2つのプランを立てました。一つは写真のLego作り。もう一つは欧州のDVD鑑賞です。失敗したのは、2つ目のDVD鑑賞です。自宅にはTivoというDVRを普段から利用しています。TivoのDVR機能に加えて amazon.comと繋げたことで インターネット経由でのDVDダウンロードレンタルが可能となり重宝しています。週末はスペインかドイツの映画を見るつもりで、ダウンロードしたのですが今回に限り何故か失敗に終わりました。トラブルは今回が初めてで、これからRefundの手続きをするのが面倒です。

一方、満足したのは写真のLego。これは、Lego Technicシリーズの一つですが、その完成度の高さに驚きました。全部で500程度からなるパーツ、言葉がなく図解だけの説明書、パーツ一個一個の品質、そして何よりもよかったのが、オートバイが動くメカニズムが忠実に再現されている点でした。ピストンの動作がカムクランクに伝わり、その回転が最終的にタイヤの動力になる。「動くしくみ」がシンプルに説明されているからです。ここでも Legoの精神は引き継がれていました。

子供の頃、プラモデルと格闘しつつ、思った通りに作れない悔しさや、出来たときの達成感を再び思い出しました。今考えれば、「思った通りにできなくて中途半端に終わった悔しさや空しさ」、「この工程がこの先どういう意味を持つのか?」、「いかに人と違ったように Coolに改造や塗装ができるか?」等々、子供の頃熱中したプラモデル製作にはいろいろな教訓があったように思えます。校庭で日没まで仲間と遊んで覚える社会性と共に、成長していくには必要な要素だったのかな。と思いました。ビデオゲームがなかった時代に、校庭社会やプラモデル製作を通じて築かれた自我は、各国の人たちと接するこの環境でもかなり役立っていると実感しています。

April 17, 2011

スポーツ


先週は西海岸と東海岸の2箇所の出張がありバテ気味でしたが、この週末には私の好きなFCBと Real Madridの大一番があったので、休む暇もありませんでした。結果は引き分け。勝てなかったのが残念でしたが、負けなくて良かったという思いもあります。今年はこの組み合わせは合計5試合あります。残りの3試合は直接タイトルもかかる試合なので、今から楽しみです。

さて、写真はFCBと異なるサッカーチームです。今日行われた、EPL Arsenal対Liverpoolの開始直前のArsenalチーム。日本の震災後、欧州のサッカーの試合の多くにこうした黙祷シーンを見ました。今回は、Arsenalの元オーナーで最近逝去した Danny Fiszman氏の追悼と、22年前の同じ時期に スタジアム内の混乱にてLiverpoolのファンが100名弱死亡した事件の追悼を同時に行ってました。

欧州サッカーでは、キックオフ前に黙祷をささげることはよくあります。なので、今回も目新しいわけではなかったのですが、気になった理由は左側のキャラクターです。彼(彼女?)も選手と共に黙祷している姿は、好感に加えて微笑ましさもありました。スポーツイベントにこうしたキャラクターを持ち込む事は、米国が最初でとても盛んです。ひねくれモノの僕は、スポーツの試合に、人が入ったキャラクターが一緒に応援するシーンはあまり好きではありません。米国型スポーツマーケティングを取り入れて始めたEPLが、キャラクターを使う事には余計に反対していたのです。が、こうして黙祷のシーンに並んでいるのを見て、ふと「まぁいいか」と納得できました。

日本の災害はまだまだ予断を許さない状況です。だからこそ、こうしてスポーツ、音楽、芸術など、人間そのものの「力」や「感性」にて表現されるモノやコトを通じて、人々の活力は蘇っていくのではないだろうか。と、週末じっくりと感じました。日本もスポーツシーズンが始まりました。少しずつでも、人々の活気が蘇るよう願っています。

April 11, 2011

一ヶ月


今日は4月11日です。あの震災から丁度一ヶ月が経ちました。情報が錯綜していて皆が混乱していた時期から、震災が与えた影響の大きさを改めて知りつつ、どのように進めていくのかという議論と実施のフェーズに入ってきています。一方で、直接被災に合われた方々は、その悲しみのどん底の中に置かれているのも事実であり、この両面からも今回の災害の与えた影響の大きさに、今でも胸がいたくなります。

一ヶ月前のこの日は、テキサス州 Ausitinに移動してました。そして今日はサンフランシスコに来ました。到着後、時間が少々できたので、チャイナタウンに足を運んだ時の写真です。以前のブログでも取り上げましたが、サンフランシスコはまだまだ不景気が続いています。今日も比較的温かな気候でしたが、カメラをぶら下げた西欧の観光客がまばらでした。ニューヨークと比較するのが間違ってはいますが、街のノイズレベルもかなり小さく、以前感じたエネルギーが確実に少なくなっているような気がしました。これも不景気のせいなのでしょう。

と、静かでこじんまりとしたサンフランシスコのチャイナタウンを散歩しつつ、今日で1ヶ月の日本の状況を憂い、すぐにでも今の日本に出かけて、何か応援したい。という気持ちで一杯になりました。

March 27, 2011

別世界


3月も終わりに近づき、桜の話もちらほら出てくる時期ですが、ニューヨークは何故かまた寒くなりました。そして、僕の心も全く晴れません。日本から絶え間なく送られてくる、哀しい話に何もする事ができず、ただた祈るだけの日々と言えます。もちろん仕事もあれば、友人との会話も普通にこなしているものの、ココロの奥底は、重くて隙間のない蓋がずっしりと乗っているような気分です。

週末、ジムに通い、人通りの多いダウンタウンを歩きました。写真は、大手電気チェーン店の状況です。日本を代表するゲーム機メーカーの任天堂から、3DSが今週末発売されます。日曜の発売時に備え、徹夜組を含め順番どおり配れるようにと、店側が配慮しています。同時に、メディアも登場して、この発表を盛り上げてはいます。そこを通り過ぎると、新しいゲームの発売日を心待ちにしている幸せな顔をたくさん見る事ができました。一瞬、僕のココロも楽になったのですが、やはり同じ時間を避難所で過ごしている方達を思うと、ずっしりと重い蓋がかぶせられました。米国は別世界です。

March 18, 2011

思うこと


Austin, Atlantaからの出張から昨晩ニューヨークに帰ってきました。南部の暑さ迄とはいきませんが、ニューヨークもすっかり暖かくなってきて、厳しい冬のコトはすでに忘れさせてくれます。

Union Squareを見下ろせる場所でのランチにしました。ニューヨークの春の始まりを告げるかのごとく、この場所には大勢の人たちが集まり始めています。14丁目を慌ただしく通る車やバス、公園の中で楽しそうに歓談している人たちを眺めていました。ふと気がつくと、全く何も考えていない、もしくは考えられない自分がそこにいました。昨晩の帰りの飛行機の中でもそうでした。マンハッタンのイルミネーションを空から見てはいるのですが、何も考えられません。思いつくのは、被害に合い、寒い中避難所で暮らす人々やその親族、ぎりぎりの所で生死をかけて仕事をしている電力会社職員、自衛隊、消防関係者やその家族など、日本の今の状況のことばかりです。

僕達の国日本は、両親の時代、祖父母の時代、そしてそれ以前も、苦労と努力を繰り返すことで過去の様々な困難を乗り越えてきました。そして、今こうして経済的にもモラル的にも世界のモデルになるような国を築き、僕達が自由に生活できるような礎を与えてくれたのです。僕たちはその血と志をしっかりと受け継ぎ、その次の世代へと受け渡していく義務があります。今、ここでその世界にも誇るべくリレーを絶つわけにはいきません。そのために、何をしなければいけないか。直面している事実に対して、自分ができることがあまりにも小さいことが情けないのです。寄付ももちろんしました。ただ、本当に必要なのは「手」であり「足」なのでしょう。それができない自分に絶望的な無力さを感じる空虚な時間が無念でなりません。

March 16, 2011

今できること


地球の反対側にいて、自分に何ができるのか。日々刻々と伝わる知らせに触れるごとに、全く何もできない無力さが悔しいです。

仕事で Texas州 Austinに来ています。ここでは、若者文化の象徴でもある、音楽、映画、デジタルをテーマとしたカンファレスが催されており、三万人以上の聴衆が集まっています。所属している会社がブースを構えるということで、以前からこの日のために準備してきました。そして、本番の直前に東日本大震災が発生したのです。

発生直後に、こちらの同僚と'Save Japan"メッセージを伝えよう!と、急遽決め、募金やその他メッセージを募るための仕掛けを大急ぎで制作しました。写真がその様子です。ここには、西欧の同僚達の純粋でアツい想いもこめられ、それが会場全体の聴衆にも伝わっています。こんなに離れている僕には、この程度のことしかできませんが、ひたすら「頑張れ日本!」と胸の中でつぶやきながら、日々過ごしてます。

March 03, 2011

伝統それとも保守的?


毎回、天気の話から始めてしまうこのブログですが、長かったニューヨークの冬が、少しずつ終わりを迎えようとしています。帽子や手袋は、一旦役割を終えることになるでしょう。と思いきや、今日はまたとても寒くなり、なんとも歯切れが悪いです。

ちょっと時間が経ってしまいましたが週末は、大学の古い方のジムに出かけてきました。プールを中心に利用するのですが、新しい方は水泳部や水球部が時折試合をする理由上、週末に利用できない場合もあります。そんな時は、古い方のジムに行きます。古いと言っても30年程前に建てられたビルなので、今でも普通にフル稼働しています。

この土曜日、その古いジムに入館すると、普段と雰囲気が違うことに気がつきました。男子バスケ部の公式戦があったのです。写真がまさにその様子です。ピンぼけしていて見えにくいかもしれませんgな、フロアには、即席の観客席が作られ、ブラスバンド部が勢いよく演奏をし、チアリーダーの声も聞こえます。学生の応援以外にも、親やOBなどの年配の人達も見かけます。

いつものジムの散々とした雰囲気とは全く違うことに驚かされたと同時に、もう一つすぐに頭に浮かんだコトがありました。「米国の映画でよく見る学生バスケ回想シーンそのもの」だったのです。大人になった主人公が昔の自分、特に体育館でのバスケットシーンを思い出す場合にいつもでてくる、あのシーンだったのです。やはり、この国は保守的と言ってもいいのかな?それとも「学生バスケとはこういうモノだ!」という、確固とした伝統を守る気概なのか、よくわかりません。それはそうと、試合をちょっとみたのですが、お世辞にも強いとは言えません。でもダンクができる選手がいたのにはホッとしたのです。