May 25, 2007

Made in Japanへの期待


先日、ニューヨークのJapan Societyにて開催された、石原東京都知事の講演を聞いてきました。「日米関係」を主題として、軍事、技術力、経済の3分野からの話は、マイノリティとして米国に住む僕にとっては心地の良いものでした。日米間の様々な事柄が「米国→日本」の一方通行になっている状態に懸念し嫌悪していた僕にとって、都知事の「日本だってすごい」話は爽快かつ深く心に響きました。

興味深かった話の一つに、日本の優れた技術力の話がありました。車やデジカメなど、目に見える部分での日本製の製品力は世界規模で評価されてます。都知事は、異なった視点にて、軍事にも利用可能なマイクロチップやLCDなどの要素技術や部品の優位性を強調してました。たとえばボーイング社の新機種787では、半分以上が日本製の部品や技術を利用しているようです。

気温が30度を超え夏の気配を感じた今日、都知事の講演を思い出しつつ、目に見える製品で日本製が優れていると思えるモノを改めて考えてみました。やはり家電は強く、薄型テレビ、DVDプレイヤーなどのAV製品などがその代表です。さらに米国では流通してない製品で確実に日本製が強いモノもあります。写真は部屋用のエアコンですが、こちらで売っているモノは重い、やかましい、電力消費が大きいの3重苦です。日本製はその逆でしょう。さらに、掃除機、洗濯機なども同じ分野になるはずです。ところが、いい話ばかりだけではなく、悪い話としては携帯電話機がその代表と言えるでしょう。米国の携帯は確実に発展しています。米国での携帯機器では、日本製はすっかり取り残されました。世界規模で考えた場合、日本の携帯電話業界はグローバルな流れからすっかり取り残された状況と思えるのが残念です。

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