ニューヨークとは、アメリカとは、そして日本とは。 マーケティングに関する話や人々の日常生活の中で思ったこと、考えたこと、驚いたことなどを書き留めていきます。
May 10, 2007
MLBの中のアメリカ
僕は野球も好きだし、もちろんヤンキースのファンでもあります。MLBシーズンが始まると、ヤンキースの試合結果をトラックする日々となります。米国に来てMLBが身近になってはじめて、スタジアム観戦の楽しさを知ったのかも知れません。米国内の出張先でもMLBの試合があれば、知らないチームであっても足を運ぶようにしてます。
スポーツエンターテイメント自体とてもアメリカっぽいのですが、中でも毎試合必ず2回、アメリカを感じさせられる瞬間があります。最初は試合開始時の国歌斉唱。次が7回表終了後のGod Bless America斉唱です。試合開始時の国家斉唱は「野球を国技」的に扱う米国では当然のことで、他のプロフェッショナルスポーツ、それ以外の様々なスポーツイベントでも行わる儀式であり、米国に住む以上違和感はありません。困ることが、7回表終了後のGod Bless America斉唱です。
2001年9/11のテロ事件後数週間の間、MLBの試合は全米で中止されました。再開後ニューヨークでの最初の試合は、新庄選手が左翼を守るNY Metsでのホームゲームで、幸運にもチケットが入手できました。超満員のShea Stadiumはある種異様な雰囲気で、軍隊の入場行進から始まり、アメリカ国旗が乱れ咲く中、野球が行われたことを思い出します。そして、この時から7回表終了後にこの歌を流し始めたのです。歌が終わった後、「USA, USA, USA...」というコールが球場全体に響く中に身を置きながら、寒気と不快さを感じたことは今でも覚えてます。
歌詞も「神はアメリカを、そしてその大地を祝福し...」という内容で、一神教の環境で育っていない私にとっては、なかなか理解しがたいもの。さらに、「戦争に出かけた兵士のために...」などと前置きをされてしまうと、より???となってしまうのが本音です。いつまでこの儀式が続くのか、早く終わって欲しいのが本音です。まぁ、こんな難しいことを考えなくても、Wang投手や松井選手などのアジア出身選手が活躍してくれれば、それでHappyなんですが。
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