June 02, 2010

チャレンジ!


ニューヨークがすっかり夏になりました。気温も30度を超える日が出てきて、ACなしでは夜も寝苦しくなってきました。冬よりもずっとすきなので、この短い夏を思い切り楽しまなければ。と、そわそわする気持ちと、焦りが混じるニューヨークの初夏です。

さて、いささか恥ずかしながらも、今日のタイトルは「チャレンジ」です。久々に新しいことを試みることにしました。写真を見て、「なるほど!」と想像がつく方はかなりのニューヨーク通でしょう。そうです。ここはIvyリーグの一つ、コロンビア大学の教育学部(Teachers College)の校舎です。そして、僕はこの校舎でこれから2ヶ月間、土曜日の午前中に中国語を学びます。

と、「お酒止めます」、「ダイエット始めます」のような、宣言モノになってしまいましたが、新しいことにチャレンジする気持ちはなかなかいいものですね。始まる前なので、いろいろと夢見ているだけでしょうが、とにかく2ヶ月間学んでみます。大学院生が教えるようなコースなので、比較的安かったのと、かつかなりリラックスできる環境かな?と勝手に思い込んで決めました。

このブログで以前ポストしたように、数ヶ月前北京と上海に初めて訪れて、衝撃プラスいろいろと考えさせられました。とても難しい言語だということを承知で、まずはどんなに難しいのか、体験してみたくなったわけです。本当の理由は、中国での食事がとてもおいしかったので、次回訪問する機会があったら、レストランで最低限の会話ができるようになりたい。という食いしん坊の発想からです。ですが、本場の中華料理はとても奥深く、オーダーの仕方から調理の仕方の指示まで、旅行会話レベルでは到底無理とも言われました。確かにその通りなのでしょう。なので、肩肘はらずに英語で教わる中国語を楽しんでみようと思ってます。

May 26, 2010

ボストン


2泊の予定でボストンに来ました。ニューヨークとともに、気温も30度を超えるぐらいまで上昇し、いよいよ夏になってきたのかな。と思わせるくらい暑くなりました。出張の目的が、とあるカンファレンスの参加だったので気軽に来ていて、かつ外に出る必要がなかったのが幸いかもしれません。

たまたまカンファレンス会場にて、僕のホームタウン近くに本社を構える世界最大級の楽器メーカーの方とお話する機会がありました。「音」に関するこだわり、グローバルにおけるブランドイメージ、完璧なものを創造するための意識等々、とても参考になる話をきくことができました。同時に、そうした企業が実家近くにあることに対して、大きな誇りを改めて認識したことも、僕にとってはプラスでした。

「音楽」という、とても趣味性の高いテーマに関して、楽器の製造だけでなく、その周辺や演奏環境までも事業として考え、かつ世界的なブランド認識率が高いレベルで推移していることは、素晴らしいことです。特にピアノのSteinway社に対する特別な感情には、ビジネス以上のレベルにて日本特有の職人的なこだわりを強く感じることができました。ここボストンでは、ニューヨークのジュリアードと共に有名な音楽大学もあり、よりその心をそそられます。以前のブログでも書いたのですが、ボストンは僕にとって好きになれない都市でした。ただ、今回はこうして、僕の好きな企業の方々と有意義な会話ができ、その場を提供してくれたのがこの街なんだ。と、少し好意的になったかもしれません。そのせいか、宿泊先の近くの風景も見栄えがよく、この写真を撮ってみました。坂と古そうなレンガのビルの組み合わせ、悪くないかもしれません。

May 21, 2010

スケボとピストルズ


ニューヨークは一転して暑くなりました。今日は26度まで来ました。夏が近づいてきた証拠でしょう。さて、久々にポスターに目を奪われました。僕にとっては大切なグループでもある、セックスピストルズ全盛の頃の写真が出ていたからです。

広告主を見ると、なんとVANS。僕にとってもVANSのイメージは、スケボ好きの少年達が履くスニーカーメーカーなのです。60年代イギリスを中心に成長したパンクロックと、アメリカ文化の一つでもあるスケボとを、どう結びつけたらいいのか、頭の中で少々混乱してました。まぁ、クリエイティブのトーンが60年代、とくにVANS OFF THE WALLとスケボ上に書かれた絵がそう思わせ、そこだけの接点かな。と無理やり納得した次第です。

でも、この謎を解くために、Websiteにアクセスし a Sex Pistols collaboration for Vans Classics, 2010を
確認しようとしました。しかし、Webサイトじゅうどこを探してもPistolsを発見することができず、なんともだまされた気分になったわけです。果たして、これでいいのだろうか?と、同業にいるから故、オーディエンスの期待を裏切ることには、より神経質になっているのかもしれません。でも、よく考えれば、僕はVANSのスニーカーは持ってないし、多分これから買うこともないでしょう。たまたまPistolsに引き寄せられた、「浮遊」層なので、今回のキャンペーン上、重要なオーディエンスではないのでしょう。しかし、未だにスケボとパンクはミスマッチだと思っているいのは、頭が固い証拠なのでしょうか。

May 18, 2010

シーズン終了


今日はサッカーの話です。先週日曜日はスペインリーグの最終日。My teamのバルセロナが、ホームでの優勝をかけた試合がニューヨーク時間の午後1時キックオフでした。結果は予想通り勝利。そのまま優勝が決定しました。

カタルーニャ人の友達といつものバーにて観戦し、超満員のバーでは優勝決定時にはシャンパンが何本も空けられ、僕もたくさん浴び、実は目に入るととても痛いってことがわかりました。その勢いでそのまま予約していたSOHOのタパスバーに友人達で歩き、その途中も見道行く人の中でバルサのジャージを知っている人から、何度も声を掛けられた次第です。まぁ、ニューヨークにいながらカタルーニャ人が中心となって楽しい一時を過ごすことも年に一度ぐらいでしょう。これもチームが優勝してくれたからです。

写真は、タパスバーでの大騒ぎも終了し、かなりの酩酊気分でSOHOから歩いて帰る途中に撮りました。いきなり車のクラクションが鳴り、振り向くと「Barcelona Right?」と声を掛けられ、「Yes, we are the champion!」と適当に会話を楽しんだ陽気な人たちでした。小さなFiatに大きな2人。そしてなぞのイラスト。この時は酔っていたので、写真だけとったのですが、後で興味がでてきました。

昨日、この謎を解いたところ、どうもこれはチェルシーにある、イタリアンレストランだということがわかりました。声を掛けてくれたお礼の礼儀として、昨日ランチを食べてきたのですが、ホテルの1FにあるCoolなイタリアンレストランでした。スペイン料理はないですが、こうして応援してくれた人に感謝しつつ、またレストランのレパートリーを一つ加えることができた次第です。

May 14, 2010

露店の楽しみ


まだ時差ぼけがあるのか。それとも、気温の変化の激しさなのか、なかなか疲れの取れない1週間でした。肌寒いと思っていたら、今日は半袖でないと暑いぐらいの陽気になったりとしてます。

マンハッタンの通りには、様々な露店が出ています。最近は少なくなりつつありますが、チャイナタウンに行けば、パッチもののブランドモノを扱う露天。ミッドタウンに行けば、カレー味のチキンを焼いてご飯にまぶすカレー屋台。あまーい匂いの砂糖固めピーナッツ屋など。その種類も豊富です。

写真はそうした屋台の一つでもある、フルーツ屋です。何気ないこのフルーツ露店。マンハッタンの住民には、結構気に入られているのです。その理由はいたって簡単で、価格と食べ頃のバランスが絶妙だからです。価格に関しては、スーパーよりも少し安くなっています。これだけでも、合理主義のニューヨーカーにはプラスに作用します。小さくて読めないかもしれませんが、例えばグレープフルーツが2つで1ドル。安くて有名なスーパーでもこの価格では買えませんね。

次のポイントの食べ頃ですが、大抵どの屋台でも、丁度食べ頃のものを売っているのです。この要素は実は価格よりも大切なのかもしれません。ニューヨーカーはかなりのフルーツ好きです。そして忙しい彼らや彼女らにとって、朝ご飯やランチにフルーツで済ませる人も少なくはないのです。そうした場合、「今」食べ頃のフルーツが欲しいわけですね。スーパーに行けば、並んでいる多くの果物を見るのですが、そのほとんどが店頭に並べられながら熟成を待つモードになっています。よって、青いバナナや硬いマンゴを多く見かけるわけです。忙しくてわがままなニューヨーカーは、さすがにこの事実を知っていて、それゆえこの食べ頃&お得な露店が必要になる仕組みです。

露店はその種類によって、運営している人種や出身が異なるのも興味深いです。フルーツはインド系(に見える?)人が多く、値札の書き方や文字のタイポグラフィも、その国の特色が出ていて、それはそれで面白いと思ってます。そして、小さなスペースに見事に並べてますね、この屋台は。

May 12, 2010

リサイクル


すっかり間が空いてしまいました。先週は日本に出かけていて、とても天気の良い中忙しく過ごしてきました。高速道路の渋滞にはいささか驚かされましたが。。。

ニューヨークに戻ってびっくり。とても寒いのです。東京の陽気が嘘のようで、マンハッタンの友人達も「寒い寒い」と話しております。やはり今年はヘンな天気ですね。久々のブログの話題としては、このリサイクルマシンが目に付いたので、取り上げてみようと思います。リサイクルネタは過去何回か書いてみたのですが、最近発見したこのマシンには笑わせてもらいました。

ニューヨーク州では、アルミの缶やガラスのビンを店に持って行くと、5セントもらえます。この仕組みは、僕が子供の頃経験した、ジュースの空ビンを店に持っていくと10円もらえるのと全く同じです。この仕組みは、ニューヨークではホームレスの生活費稼ぎにもなっていて、その分野でのエコシステムができているコトは以前取り上げました。

今回は、このエコシステムを少々ハイテク化して、このマシンが登場していました。笑えるのは、とても大きな箱であること。2つあるうち一つは故障して動かないこと。そして、何よりも僕にとって笑えたのは、全体の雰囲気が子供の頃に経験した「地元の農業高校の文化祭の展示」のように思えてならないことでした。同じようなサイズの箱の中に高校生が入っていて、10円を入れると中でみかんジュースを作ってくれる面白い箱でした。もちろんこれはハイテク搭載で中に人間は入っていないのですが、場違いな雰囲気が数十年前の記憶を蘇らせてくれたわけです。

とまぁ、そんなコトを思い出しながら、雨のマンハッタンを歩いていました。

April 27, 2010

食いしん坊


4月の終わりというのに、まだ肌寒い日が続いています。毎年そう思うのですが、天候がおかしくなってきてます。特に今年はおかしいですね。これは世界的な話なのでしょうか。

先日、天気が良かった日にコロンバス・サークルの辺りを歩いていたら、写真のZAGAT人形と遭遇しました。そういえば、こういう雑誌があったなぁ。とかなり懐かしく思った次第です。インターネットなど一般に浸透していなかった時に、ニューヨークでレストランを探すときにこの小冊子はバイブルのような働きをしてました。まさにMust Haveアイテムでした。この本を読んでは、ZAGATで何点あるから、おいしいのでは?と食いしん坊仲間の情報ソースでした。

時代が変わり、インターネットがここまで進化した今、果たしてこの本を頼りにしている人はどれほどいるのだろうか?少なくとも、僕はすっかり読まなくなってます。また、ZagatのWebサイトへもアクセスしてません。元々、Zagatクリティックスが果たして「妥当」なのか?という疑問はありました。が、他に頼るものもなかったため利用していたにすぎないのです。そして今は、すっかり口コミ情報が僕の食いしん坊情報ソースとなってます。

何故かと言えば、ニューヨークでは様々な国の料理が楽しめます。以前、書いたかもしれませんが、ニューヨークの各国料理はその国のオリジナリティを残そうとしている感が強いでしょう。それ故、口コミサイトのような、大勢の人のコメントが掲載されていて、かつその国出身の人の意見が書かれている方が、参考になるからです。そうですよね、例えば「うどん」のコメントが、アメリカ人が「おいしい」と書いているだけでは判断できず、日本人が「これは京風のだしで、かなり本格派。おいしい」と書いていれば、きっと間違いないだろうな。と思うからです。

などと書いているうちに、今晩はどこに行こうか、複数のグルメ口コミサイトにアクセスしてみます。

April 23, 2010

iPad


今週の前半にサンフランシスコに行ってきました。気温も天気もニューヨークとほぼ同じような感じで気持ちはよかったのですが、2泊の忙しい出張でした。

写真は今話題のiPodの屋外広告です。ニューヨークに比べて、iPadの広告、特に屋外広告がとても目に付きました。これもApple本社に近い土地柄なのでしょうか。写真の広告もかなり大きく、このサイズはニューヨークでは、場所柄見つけることが難しいかもしれません。

話題のiPad。僕も早速入手しました。入手してから、様々な人に「どう?」と聞かれてきたのですが、返事は決まって「うーん。新しいポジショニングのデバイスなので、いいのか悪いのかまだ理解できてない」と、つまらない返事ですが答えています。パッケージを開いて、電源を入れ、指示通りにiTunesにつないで。。。とわくわくしたのは覚えてます。さらに、スクリーンの明るさ、鮮明さ。そしてCPUのさくさく感など、さすがAppleと思わせられました。

操作に慣れ、メールなどの必要な設定が終わると、日々の生活の中でiPadの出番が試されます。写真のように、例えばテレビを見ながら膝の上で。就寝前にベッドの中で。などいろいろ試してみたのですが、予想以上に重いデバイスが、まだ自分のライフスタイルの中に溶け込んでいるとは思えません。iPhoneをすでに持っているので、部屋の中ではiPhoneでほぼ用事が足りるわけだし、仕事ではPCがあるし。はたまた、WiFi接続がなければあまり意味がない。などと、自分の生活の一員となったこのCoolなデバイスは、依然として自分の出番を伺っているようです。

April 15, 2010

すがすがしい


今日は、どうしてもFA(Financial Adviser)に会わなければいけない用事があったので、昼間彼のオフィスに寄りました。そこは57丁目と7番街で、すぐ目の前がセントラルパークです。早めに着いてしまったことと、陽気に誘われ、ふらっとセントラルパークに出かけてきました。

写真がその時の様子です。真ん中の桜?が目に飛びこんできたので思わず写真を撮ったのですが、見てみると写真右側にはいかにも観光客という集団、その桜の前を人力車(運転手は女性)が通っているといったなかなか面白い写真でした。

前にも話題にしましたが、ニューヨークはとても騒々しい街です。でもこのセントラルパークがあるから、実はかなり救われているのではないでしょうか?1800年代半ばに造られたらしいのですが、小さな島のど真ん中にこんなに大きな公園を設計すると、最初に唱えたLandscape Architectはかなりエラいと思います。きっと、当時は反対意見だらけだったことでしょう。

ふと冷静に考えると、そのような「発案当初はクレイジーなアイデア」だったことが、月日を重ねた結果「すばらしい資産」となるコトは決して少なくないでしょう。また逆に考えれば、「クレイジーな発想だからこそ、次の世代に認められる」ことが多いのかもしれません。と、僕の心の中でも、人とちょっと違ったことを考えよう!と、少しひねくれていることを正当化しようとしています。が、さすがにこの青い空ときれいは桜は「すがすがしいな」と素直に思いました。

April 08, 2010

さりげなさ


ここ数日のニューヨークは異常気象とも言えるぐらい暑くなりました。昨日はなんと33度くらいまであがり、今日も30度くらい。長い冬から一気に夏になった気分です。この突然の陽気も週末には落ち着き、平均値にまで戻るようです。

気温が高くなると、一気に変わるのが人々の洋服です。タンクトップ、短パン、ビーサンといったアメリカならではの「お気楽ファッション」に多くの人が染まり、街をゆっくり歩いてます。僕も思わず半そでシャツでの出勤です。陽気に誘われるのは歩行者だけではなく、写真のようなオートバイも出現します。僕自身、オートバイ好きなせいか、すぐ目についてしまうわけですが、今日の写真の彼、なかなか面白いと思った次第です。

磐田の生まれと育ちの僕には、ホンダのオートバイというのが一つ気になるのですが、それ以外のこの彼はなかなの「さりげなさ」を出してました。まぁ、Honda CB550も嫌いなオートバイではないので許せますが、この白いヘルメットの赤いライン、だらっとした白いTシャツ、黄緑のAsicsシューズ(Onitsukaか?)、斜めがけした赤いメッセンジャーバック等々、全くしゃれっ気はないのですが、錆びたエキパイにアップハンドルのCB550にマッチしてました。もっというと、触媒部分が切れているせいか、ヘンなやかましさのサウンドも暑さに拍車をかけていて目立ちました。

高級品ではなく、こうした全くさりげない、どちらかと言えば全体的にチープだけども、存在感があるという対象には、なぜか憧れてしまいます。また、こういうタイプの人種が多いのがニューヨークなのかもしれません。

April 02, 2010

クリエイティビティ


4月になりました。ブログで何度も書きましたが、今年の冬の天気は今までの中でかなり厳しかったと思われます。3月は過去最も雨の多かった月だったとか、風の強い日も多く、その冬が終わったと思うだけでも気持ちが明るくなります。

さて、前から行きたかった展覧会に先日顔を出してきました。ニューヨークにあり、日米の文化・経済交流の拠点としてそれなりに由緒正しい Japan Societyにて開催されている「歌川国芳展」です。こちらに長くいるせいなのか、日本の「美」や「優れているもの」とは何だろう。と、機会があるたびに思っています。その一つに「江戸時代の美術や生活様式」はとても大切な要素だと信じてます。もちろん葛飾北斎がその代表なのですが、この歌川国芳は違う意味での代表とも思えます。

その時代に対するメッセージを間接的に絵の中に落とし込むアイデア。絵そのものの新しさやクリエイティビティなどなど、僕達はこうした先祖の血を受け継いでいるのかな。と、思うと何か誇らしげというか、嬉しくさせられた気分になりました。残念なことに、彼の作品の多くが、戦中や戦後に米国や英国に持ち出されてしまい、日本には少ないと聞いています。でも、逆に考えれば、どこに保管されていようが、先祖の魂が世界中に広がっていて、何らかのメッセージを発しているのだ。と思えば、それも良しだと思います。

普段の生活の一こま一こまにおいても、「クリエイティビティ」を忘れずに、そして大切にしていたいと思う僕にとって、この展覧会は久々のヒットであったと思ってます。

March 29, 2010

先入観


暖かくなったり寒くなったりと、洋服の選択に何かと忙しい最近のニューヨークです。週末は久々に車で郊外に出かけてきました。郊外に出る場合は、普段マンハッタンでできないことを優先的にするのですが、今回は生活用品の買い物でWalmartが目的地の一つです。

ご存知のようにWalmartは、都市部から少し離れた郊外の広大な敷地に、小売と駐車場のスペースを兼ねて作られています。徹底的なコスト管理(調達からロジスティックス含め)の代名詞としてビジネススクールを含め、様々な状況にて引用されます。マンハッタンの小さな店に慣れている一消費者としては、たまにWalmartを訪れることは、ちょっとしたテーマパークに来たようでつい楽しんでしまいます。

今回訪れたWalmartはNJ州でもマンハッタンに近い場所に最近開店した新しい店でした。そこでは、野菜、果物、肉類などの生鮮食料品まで販売していて、それは驚きでした。過去、地方出張にて、Walmart+スーパーを何箇所かで見てきましたが、こんなに近くにあったのは発見です。さて、写真はその食料品コーナーの一部の棚です。ピントが弱くて見にくいのですが、これは実は「シリアル」でした。アメリカ人はシリアルが大好きで、大きな箱のモノはよく見かけてましたが、この写真のような「ドッグフード」の袋に入ったシリアルは初めてです。

量を増やして単価を下げる。という戦略に対しては何も文句はありません。が、最初に見て驚いたのは、、、これはドッグフードではないか?ということです。先入観とは恐ろしいもので、「このような袋の形態」+「こうして縦積みにされている」=「ドッグフード」という先入観ができてしまうということです。まぁ、こうした先入観など、正直どうでもよいわけで、消費者としてはよいモノを安く買えればいいわけですし、供給者としては消費者が満足してお金を使ってくれればいいといういたってシンプルな話です。

March 19, 2010

風車


ここ数日間のニューヨークは、晴天に恵まれ気温もあがり、とても気持ちのいい毎日です。長かった冬がすべて嘘のように、街中が明るくなってきました。5番街の南の方を仕事の途中に歩いていたとき、写真のKate Spadeのブティックを見かけました。

多くの風車がガラスに張り付いているだけのシンプルな装飾なのですが、これだけの数を春らしい色で並べられると、一つのアートワークとして見ることもできるな。と、思いました。この日はとても忙しく、数社での打ち合わせの間に出会った光景ですが、春の息吹を、このたくさんの風車が祝っているような不思議な雰囲気を見て、一瞬でも気持ちが楽になったような気がしました。以前、ギャラリーのシーンにおいても書いたのですが、こうしたちょっとした「仕掛け」が、人の心をホッとさせることに気づくのがニューヨークなのでしょうか。

風車の弥七も好きですが、春のKate Spadeの風車の方が今は心地いいですね。

March 12, 2010

アトランタ


中国から戻ってきた次は、アトランタへ一泊の出張でした。ホテルからの写真ですが、あいにくの雨模様。ただ、上海の「冷たい雨」とは異なり、アトランタは比較的「暖かな雨」でした。とはいえ、2日間ずっと降り続いていた雨には、少々うんざりしました。仕事の目的は順調に達成できたので一安心ですが、さすがに体は疲れました。上海の雨のおかげで風邪気味だった上に、飛行機で2時間強という比較的近い距離でしたが、Awayでもあるし、何かと気苦労もありでした。

さて、写真が暗くて少々見にくいと思うのですが、このアトランタという都市にはまだまだ馴染んではいないのです。これから先、時折訪れることになりそうですし、南部の代表的な大都市で魅力はあるのでしょうが、この写真の右側にあるような「凱旋門もどき」のチープな建造物を見てしまい、ちょっと引いてしまっているのでしょう。比較しても仕方ないのですが、先週の北京や上海と比べてみても、中途半端な感じがしてしまうわけです。ただ、気に入っている点もあります。それは人が暖かい。という点でしょうか。ニューヨークの殺伐としたあたりとは全くことなり、ホテルやレストラン、どこでもアトランタの人には暖かさを感じてます。

今でも先週訪れた北京&上海ショックを引きずりつつ、今週末はこちらニューヨークも雨なので、読書やDVD鑑賞などにて、ゆっくり過ごそうと思ってます。

March 07, 2010

中国


先週中国に行ってきました。同じ会社の中国支社との打合わせが主目的で、北京と上海の両都市を訪れる1週間の出張でした。実は、中国のメインランドは初体験ということで、出発前からかなり期待していたのですが、結果はそれ以上のものでした。

北京、上海の両大都市は、それぞれの質は全く異なるものの、世界に類をみない大都市でした。ニューヨークはもとより、米国の大都市にすっかり慣れた僕ですが、この両都市をみて、米国の大都市なぞ小さなものだ。そして、こんなに巨大でエネルギーが溢れている街は他にはない!と断言します。15年以上前に初めてマンハッタンに足を踏み入れた時の高揚感と似ているものの、僕自身が年を重ねてきたせいか、その時の感覚とは若干異なる内なる興奮を覚えました。

写真は北京にある、芸術エリア「798」の風景です。ここでは、北京のアートシーンが見られます。どの国でもそうですが、アートはその土地の特質やエネルギー力を知る上で、大きなヒントやきっかけを与えてくれます。この798のもたらすエネルギーは相当なもので、今後の激しい成長を予感させてくれました。上海は、欧州疎開時代の古い洋館ビルと最新の高層ビルが乱立し、商業的にも成功を収めているメガロポリスです。また、人々も北京に比べて社交的でモダンな感じを受けました。

米国に住を移し、すでに15年以上経ち、米国の巨大さや影響力の強さを長い間感じてきました。しかし、今回の中国で、もう一つの巨大国家が「東」にあったという事実をしっかり認識しました。多分、その影響力や強さは米国以上になる可能性もかなり高いでしょう。ニューヨークから東京を飛び越え、直接中国に訪問した今回の出張というのは、まさにこれからの国際政治・経済の宿命、すなわち「日本Passing」は、かなり現実的なんだな。と帰りの上海発の機内で本州上空を通過している時に強く感じました。

February 26, 2010

オリンピック


本来であれば、話題として取り上げなければと思っていた冬季オリンピックですが、つい忙しさを理由に後回しにしてました。もうすでに大会も終盤になり、予想以上の米国のメダルラッシュとなってます。スポーツイベントとしての米国てのマクロ的な収支としては、独占放映権をもったNBC Universalが200億円超の赤字。ということとなっています。「IOCから購入した独占放映権額-広告/スポンサー収入=200億円以上の赤字」ということです。

このご時世、こうした暗い話はわざと忘れることにして、この写真の説明をしてみます。ニューヨークの地下鉄で、グランドセントラル駅とタイムズスクェア駅を結ぶShuttleと呼ばれる3両編成の電車が走る線があります。その通路に、今回のオリンピックのPROMOとして巨大3Dスクリーンを設置し、人々に3D対応めがねを配り、3Dを体感する。というシナリオです。何回か通ってみたのですが、1回だけしかトライできなかったのが残念。かつ、イベントとしてのあまりのやる気のなさに、「あぁまたか」と思った次第です。本来であれば、写真で3Dを表現したかったのですが、その脇に何枚か掲載されているVISAの3D看板で簡便してください。といった気持ちです。

さて、ビジネスはどうであろうが、オリンピック。競技は様々な形で白熱してます。昨晩は久々にスケートを見たのですが、Kim Yunaのパフォーマンスにはさすがに圧倒されました。NBCの解説者もこれ以上の言葉がないように褒めていたのも当然のような演技でした。Mao Asadaももちろん応援したのですが、やはり直前にあれだけの完璧なパフォーマンスを見せられると、勝負の世界は厳しく勝てるとは全く思えなかったです。個人競技、団体競技と、それぞれいろいろなドラマのあるスポーツは、やはり楽しいものですね。

February 21, 2010

チャイナタウンの最近


しぶとい冬が、徐々に緩んできたようなようなニューヨークです。早く暖かくなって欲しいという、期待もあっての感覚ですが、もう雪は勘弁です。さて、先週は春節でした。日本では旧正月という言い方も聞きますが、中国の方々からすればこちらこそが本当の新年です。ここニューヨークも多くの広東系中国人が春節を祝ってました。私も友人宅に呼ばれ、飲めや食えやの楽しい正月を過ごしてきました。

そんな中、最近のニューヨークチャイナタウンでは、少々変化が起こっています。SOHOから南に下って、Chinatownとの境ともなるCanal Streetには、多くの「ぱっちモノ屋」が軒を並べていました。ある意味、観光名所にもなっており、ただでさえ通りの多いストリートにて、店の呼び込み、ガイドブックを片手に「安いブランド品」目的の観光客達で、通りはいつも溢れてます。とても歩きにくいという印象しかありませんでした。

ところが、昨年の後半から写真のような「強制立退き勧告」が、ニューヨーク市によって実施され、「ぱっちモノ屋」の多くが閉店しているのです。歩きやすくなったことには感謝してるのですが、また一つの風物詩がなくなるような気がして少々残念な思いもあります。この強制立退ですが、「ニセモノを販売しているのが違法にて強制退去」という法的な効力を利用して、チャイナタウンの再開発が関係している匂いがあります。つまり、再開発するために、既存のビルをScratch & Buildしたいが、なかなかテナントが出ないため、法の力にて強制的に。。。というシナリオがあるのでしょう。

前にも書きましたが、ニューヨークは市長を中心とした自治体努力で、安全かつ健全になってきました。それはそれで評価すべきですが、「ちょっとDirty、何か怪しい」ニューヨークの方を好む人も多いのではないでしょうか。僕もその一人です。

February 12, 2010

SOHOのKing's Road


今週は大雪に見舞われたニューヨークですが、天候も回復し、道の雪も少しずつとけはじめ歩きやすくはなってきました。ただ、油断は禁物です。気温はあいかわらず低く、ちょっと気を抜くと滑って転んで怪我することもありえます。数年前にも友人が大怪我しましたし。

先日の昼間、気分転換にSOHOを何気なく散歩してみました。写真のように雪も少し残ってますが、さすがにこのエリアは歩きやすいように整備されてはいました。Wooster Streetにて、写真の中にあるのぼりのような紅白の旗が目に入り、何だろうと思いきや、そこはKing's Roadという名の家具屋でした。殺風景なScaffoldのパイプをうまく利用して、気の利いたアクセントに目が惹かれたのでしょう。

また、その店の名前やロゴがなんとも懐かしく感じました。King's Roadと言えば、子供の時に好きだったパンクロックのメッカではないですか。中高生の思い出なので、それが果たして本当なのかどうかは不明ですが、Punk Rock = London = King's Roadという想いが駆け巡りました。数年前仕事でロンドンに行ったときも、この響きに誘われてKing's Roadに行ってみたのですが、想像(期待?)していたのとはちょっと違った感じがあり、何とも複雑な気持ちだったことを覚えてます。

ここはNew YorkのSOHOだし、ロンドンとは異なるのですが、なぜか一瞬にして懐かしさを覚えた一時でした。実際に店を覗いてみると、セレブリティ達だけが買えるような高価な家具が贅沢に並べてあり、仕事途中で抜け出した僕などは、全くお呼びではないような雰囲気ということをつけ加えておきます。

February 05, 2010

ヘンな機械


まだまだ寒いニューヨークです。マンハッタンの巨大バスターミナル近くにて、ちょっとした集まりがあったので、そこに向かう途中にこの機械と出会いました。一目で、この機械の果たす役割がわかるようなものですが、デザインというか造りというかがかなり大胆です。

その用途は、道のアスファルトを切断するものだとは思いますが、この大きなのこぎりの歯には驚きました。思った以上に鋭くなく、逆にかなり鈍い印象があったのですが、一度高速で回転すると、両隣に砲身のように装備されているタンクから水がでるのでしょう。今日は時間がなくて、稼動している姿が見られなかったのですが、ちょっと見てみたい気になりました。

さてこの機械、Vermeerという会社が製造しているようです。さすがに業界が違うため、このメーカーの存在すら知らなかったのですが、アイオワ州が本社らしいです。きっとかなりの田舎なのでしょう。テストするのも大変ですし。

話は変わり、今、トヨタが大変なことになっています。僕はトヨタの車は今一好きになれなかったのですが、今回の米国での「仕打ち」を見ているとどうしても応援したくなりました。確かに日本は写真のようなヘンな機械を作るのは苦手かもしれないのですが、乗用車としては完璧な品質を作る技術と精神はあります。それを、今のような形で国とメディアが一体となって攻撃する様子をみて、とても胸苦しくなりました。米国は写真のような不思議な機械やデザインを創出するには優れているので、そこに集中すればいいのに。と思ってます。

February 01, 2010

ハイチ地震とTwitter


2月になりました。今週のニューヨークでは「Social Media Week」という名前にて、この業界関連でのちょっとしたカンファレンスがあります。複数の団体や企業が複合で主催するこのイベントに、僕もちょっと顔出してみようと思ってます。

今日参加したのは、「Social Media & the Haiti Disaster」というタイトルで、New York Times社が主催したパネルディスカッションです。どんな話になるのか、興味津々で会場に出かけると、パネリストの一人に、NBCのアンカーの一人 Ann Curryがいるのと、Doctors without borders (国境なき医師団)のコミュニケーションディレクターが出るのでちょっと興味が出ました。

Ann Curryは母が日本人のハーフで、NBCの中でもトップクラスのアンカーウーマン。特にジャーナリスティックな番組にて本領を発揮する、僕も好感を持っている人です。彼女は、ハイチ地震でも真っ先に現場に駆けつけ、朝のToday Showでそのフットワークの軽さを示し、報道としての使命を果たしていました。そんな彼女が、国境なき医師団のチームとどのようなやり取りが現地であったのか。かなり興味深かったのです。

が、話を聞いていて、自分の興味が徐々に薄らいできました。論点が、「Twitterがいかにすばらしく、Game Changerなのか」という方向に染まってしまい、citizen mediaの落とし穴や、事実と作り話が混同して拡散してしまう状況の怖さなどに展開しきれなかった点です。さらに、個人的には地震などの災害時に、携帯も通じず、ランドラインも遮断された状態で、現地からどうしてTwitterができるのか?等々、素朴な疑問もありました。

と、個人的にはどこかフラストレーションがあったものの、こうして大手新聞社による、時の話題を、時の人に話させる機会を作る姿勢に関しては、賞賛できることと思います。