September 30, 2009

ルイヴィトン


高級ブランドには縁も興味もない僕ですが、さすがにルイヴィトンというブランドは知っていて、あの有名なパターンは見ればわかります。(本物か偽者かを見極めることなどできないですが)ここニューヨークでは、有名ブランドの店はたくさんありますが、街を歩いているような一般の人が有名ブランドのアイテムを身に着けている確率はかなり低いと思います。ブランドで自分を表現しようという意識はゼロに近く、そこは僕も気に入っている点です。

そんな中、ソーホーを歩いていたら写真のオートバイを発見しました。本体はカワサキの水冷4気筒、通称Ninjaです。ヨシムラの集合管にも目を惹かれましたが、それ以上に驚いたのが、シートです。なんと「ルイヴィトン」ではないですか。世の中にミスマッチというのは多くありますが、日本製オートバイ、しかもレーサータイプに、フランス高級ブランドのシート。というびっくりの組み合わせに意表をつかれたわけです。

ハーレーのシートを、特製リベットや刻印などによってカスタムメイドしている事例は多々見てきた僕ですが、さすがにヴィトンのシートは初めてだし、それがNinjaとは。さすがニューヨーク、何があっても不思議ではないですね。でも、このオーナーがどんな気持ちでこの不思議な組み合わせに至ったか、とても興味があります。その場に居合わせたら質問していたのに、残念でした。

September 25, 2009

アテンション 2


バスねたをもう一つ紹介します。コントラストが見にくい写真ではありますが、これはニューヨークの公共バスにつけられた電飾ビルボード広告です。iPhoneのカメラの性能が悪いので、かなり見にくいのですが、実際もほぼ同じような見え方になります。

つまりとても眩しい。ということですね。普通のようにバス停で待っていて、この電飾を装備したバスが来るとその明るさですぐわかります。乗降口の近くにビルボードが掛けられているため、乗車時には列に並んでいた客が一斉に眩しがります。眩しすぎて列からではビルボードの広告内容が全くわからず、正直早く車内に入って目を落ち着けたくなるわけです。

ただこの眩しさは、バスに乗り降りする時と、近くでバスが信号待ちしているときだけに限られ、通常の走行中に遠くから見る分には明るくてしっかりとメッセージを伝えてはいます。これも別の意味でのアテンションとも考えていいかもしれません。冗談はさておき、果たしてこんな眩しい電飾にする意味があるのか?一方でこのバスは「hybrid-electric bus」と言われており、タービンディーゼルと電気によるハイブリッドで環境を意識しているらしいです。

September 22, 2009

アテンション


日本が「シルバーウィーク」というちょっと驚いた名前の連休の間、こちらニューヨークでは「Advertising Week」という毎年恒例、広告業界の大小様々なセッションがニューヨークで行われ、広告関係者が世界中から集まる週間でもあります。

僕もそれなりにセッションに顔を出しています。今日ちょっと記憶に残ったのが、R/GAというクリエイティブでは比較的有名なインタラクティブエージェンシーのクリエイティブの巨匠2名が話したことです。広告業界はかなり複雑な状況にシフトしつつあり、従来のマス広告からインターネットやSNSを多用したコミュニケーション/エンゲージメントプレースメントへと変わっていく過渡期にあります。

R/GA社では、その過渡期に自分達のサービスをわかりやすい大きな2つの種類にカテゴライズしているようです。それが「キャンペーン」と「プラットフォーム」です。「キャンペーン」は従来の広告会社が得意としていた「アテンション」を誘引するアプローチ。一方「プラットフォーム」では「リレーション」を軸に置いたプレースメントとのことです。クライアントによって、そのどちらかだったり、両方の配分が変わったりとしているとのこと。この言い方は、かなりわかり易いな。と久々に気持ちよく聞けた次第です。

そのセッションを終え、外に出ていきなり目に入ったのが、写真のバスでした。ニューヨークでは有名な2階建ての観光バスですが、見事なD&G(今回はCosmeticsのようですが)のラップバスです。このビジュアルはさすがに目に刺さりました。近くにいたビル工事のワーカー達も一斉に騒いでいた次第です。これこそ、「アテンション」部分を180%振り切っている事例なのでしょう。と、即座に復習できたのもニューヨークならではですね。

September 18, 2009

クルーズ パーティー


昨晩は前職の同僚から招待された、マンハッタン洋上パーティーに参加してきました。彼は、データ分析の会社を立ち上げ、インタラクティブエージェンシーを顧客としたビジネスにて成功しており、時折会っては情報交換などをしている仲で、今回もその経緯で招待されたわけです。

East River側にて午後6時に出発するこのクルーズは、3時間かけて島の南端から西側のHudson Riverまで回り自由の女神に近づいてEast Riverに戻るというコースでした。その途中、アルコール類は飲み放題、立食からバッフェ形式のテーブルディナーという内容にて、約60名程度が2階建ての船に乗ってのことでした。

マンハッタン島を回るクルーズは観光用に種々あって、僕も来た当時に一度だけ付き合いで乗ったことがあり、それ以来でそれなりに楽しめました。15年前のことはほとんど覚えていないのですが、船からマンハッタン島を見て、「昔この辺に住んでいたなぁ」とか「あっ、外からみるとこういう景色だったんだ」などと新しい発見があったりするものだな。と、夜風を浴びながら、初対面の招待客らと仕事の話などで楽しんでいました。が、お酒も進みトイレに行くと、そこはまた別世界でした。そうなんです「船酔い」チームがうつろな目をしながら行列をなしているわけですね。トイレは男性用と女性用とそれぞれ一つしかなく、男性も女性も「seasick」になった人達はかなりつらかったはずです。話しかけても、意識朦朧でマンハッタンのきれいな夜景どころではない状態の人達が多分2割はいたのでは?と思います。

クルーズパーティーは、気持ちがいいイベントだし、逃げ場のない船で時間を共有するため、知り合いを作る意味では効果的でしょう。ただ、こうして辛い人達もかならず出てくるため、気をつけないといけないでしょう。たまたま僕は船には強い方なので助かったのですが、揺れがもっとひどかったらかなり悲惨なパーティーになる可能性もありますね。まぁ、2割がぼろぼろになって、それがクライアントであっても、あまり後を引かないってのもアメリカらしいな。と思います。

September 11, 2009

見つめなおす日


今日は9月11日。8年前のこの日のことは、皆それぞれの記憶があると思います。僕も、普通のニューヨーカーと変わらず、普通に朝を向かえ、歯を磨き、家を出て、地下鉄に乗ろうとしました。そこで、ビルが燃えていることに気がつき。。。と、その日の出来事は朝から晩まで、今でもしっかりと覚えています。ひたすら青空がきれいだったのも印象的です。8年後の今日。空はどんよりしていて、9月にしては肌寒く、当時とは正反対の天気です。

この8年間を振り返ってみると、個人的には、コトの大きさは様々ですが、いいこと悪いこと様々あったような気がします。社会全体としては、経済的には世界的な不況の真っ只中ですし、あまりいい方向とは言えないのでしょう。と、少々暗い話にはなってしまいますが、唯一言える事は、こうして健康に生活できているコトには感謝すべき。なのです。8年前のこの日に、突然の犠牲になってしまった方も多くいます。また、日常の生活の中でも、交通事故などで突然の不幸に陥るケースも多々あります。

時々体のどこかが痛くなったり、仕事で嫌なことがあったり、大事にしていたカバンが壊れたりしても、こうして普通にブログなど書いていることができること自体、喜ばしいことなんですね。反省のない米国ではこの日を Patriot Dayなどという騒々しい名前をつけていますが、僕にとっては、自分を見つめなおし、今元気なことに感謝するような日になっています。

September 03, 2009

久々のオートバイ


9月に入りました。ニューヨークは、朝晩は肌寒いぐらいになってきましたが、晴れの日が続いて気持ちがいいです。毎日がまさに散歩日和となってます。そんなわけで、先日ふらふらとノリータ辺りを歩いていたら、写真のシーンに遭遇しました。

オートバイ好きの僕にとってはとても貴重な一瞬で、思わず写真を撮ってしまいました。この3台のモペット、デザインがそれぞれ異なっているのですが、オーストリアのPuchというメーカーのものです。モペットと言えば、先にも取り上げたべスパが有名ですが、この稀なPuchを同時に3台見ることができるとは。。。ラッキーですし、見れば見るほどデザインが気に入る代物です。

左のシルバータンクのレーサー仕様も味がありますが、真ん中の足置きがついた自転車のようなフレームもなかなかのものです。場所柄、欧州のしゃれた人が多いノリータなので、こうしたシーンに遭遇したのでしょう。背景のシャッター画も、ちょっとしたアートですね。見ているうちに、何だか欲しくなってきました。

August 31, 2009

容姿は重要?


いよいよ8月も終わりで、本格的な秋に向かってまっしぐらとなってきました。日本では政権が大きく変わり、期待と不安の両方が混じった状況なのでしょうか?

さて、今日はちょっと興味深かったテレビ番組の話をします。人気がなかったのか、すでに終わってしまったのですが、この「Dating in the Dark」というリアリティショーはいろいろと考えさせられました。内容はいたってシンプル。男女3名ずつの合計6名が、それぞれデートにて相手を絞っていき、最後にお互いOKかどうかのプロセスを楽しむものです。興味深い点が、デートは何も見えない「真っ暗な部屋」で行われ、会話と感触だけを頼りにグループデートから特定の個人に絞込み、最終的にお互いが全身像を見た上で、OKかどうかをそれぞれ決めるという点です。

リアリティショーなので、どこまでが本当なのかは若干不明ですが、会話の内容、テンポ、声の質に加え、匂いや体型など視覚以外の感覚にて吸収できる要素をひたすら探り、自分にとって相性がいいかどうかを判断し、カップルが生まれます。そして、最後の最後にそのカップル間だけでお互いの容姿を確認する。つまり「視覚」が最後の判断基準となるわけです。なので、容姿を見るまでは「話の内容も相性がいいし、声もセクシーだし、キスも上手だし(キスぐらいは暗闇の中でしてました)。。。」と相手にぞっこんだったのが、容姿をみた後、「やっぱり恋愛相手としては無理」と判断することもあったりします。

と、ある意味下衆な趣味といえばそれまでですが、結構人間の心理、特に恋愛や友情などのかなり個人的なリレーションにとってビジュアルの持つ意味は何だ!という深い次元をついたリアリティショーとして楽しむことができました。容姿をあきらめている僕にとっては、なおさら興味深かったのかもしれませんね。すでに終わってしまいましたが、次なるクールに続いてくれればな。と思ってます。

August 28, 2009

夏も終わり


すっかりご無沙汰していました。法事を兼ねて、日本に2週間ほど滞在して、今週戻ってきました。

早速、何か話題はないかな?と探していたものの、2週間のブランクは大きく、まだまだ本来のテーマ探しの感覚に戻れないでいます。それなりに仕事にも復帰しているのですが、休みの延長線上の感覚があったりと本調子ではなく、それ故、今日のテーマもたまたま居合わせた場所の写真となってしまいました。

ソーホーの入り口、Houston Streetからのシーンです。今回日本から帰国して、最初に感じたことが、「夏も終わりかな」ということです。この写真でも空の高さにそれが現れているかもしれません。毎年恒例ですが、このシーズンはかなりさびしいです。というもの、この先は長く厳しい冬が待っているからなんですね。

と、少々感傷的になりながら、徐々にリハビリをしていきたく思ってます。

August 04, 2009

新球場


8月に入りました。夏もすっかり後半となってしまいました。日本も雨が多いようですが、こちらも雨、とくに雷雨の多い夏です。

さて、今年はニューヨークの両球団が、それぞれ新球場を利用し始めた年です。新ヤンキースタジアムとメッツはCiti Fieldという名称にてオープンし、両方の球場を覗いてみました。写真は昨晩遊びに行ったメッツのCiti Fieldの風景です。

両新球場を訪れてみた結果、それぞれ好対照なコンセプトであることがわかりました。ヤンキースタジアムは、「伝統」のある旧ヤンキースタジアムの設計デザインを維持し、忠実に再現してます。一方Citi Fieldに関しては、近代的スタジアム建築のメリットを十分に反映した形です。

好みは人によって異なると思いますが、ヤンキースファンの僕にとっては、ヤンキースタジアムは少々がっかり。一方Citi Fieldは「上出来」と思ってます。ヤンキースタジアムに関しては、座席からの眺めは慣れ親しんだ旧球場とほぼ同じで、全く違和感がなくそれはそれでOKです。ただ、球場の外部やコンセッションのエリアでは、突貫工事のせいなのか、白作りのチープ感がとても感じられました。Citi Fieldに関しては、コンセッションエリアのスペースのとり方や店の充実度など、ファンのエクスペリエンスを第一に設計してます。過去訪れた近代的なスタジアム(ピッツバーグ、サンフランシスコ、フィラデルフィア等々)の流れをすっかりまっとうしてました。

と、球場比較をしてみたのですが、実際の試合に関してはやはりヤンキースです。何せ、メッツの選手はほとんど知らず、昨晩も試合の内容よりもスタジアムの内容ばかり気になって散歩が中心でした。でも、スタジアムに入った瞬間の眩しさは、子供の頃生まれて初めて静岡草薙球場に連れて行かれたモノと同じです。

July 22, 2009

タイムズスクエア


夏らしく暑い日が続いています。6月は雨と寒さに悩まされていた反動か、毎日とても気持ちよく感じています。

写真は有名なタイムズスクエアの風景です。ここは観光客が集まる場所で、いつも混雑しているために、なるべく近寄らないようにしているのですが、この日はたまたま仕事の用事があり、出かけた次第です。

夏の陽気に誘われるように、多くの観光客が歩いていました。その中で僕が驚いたのは、歩行者天国の風景でした。市長の政策の一つに、「マンハッタンの交通量を減らす」というのがあり、その一つの試みがこの歩行者天国なのです。タクシーやデリバリの運転手からは苦情が多く出ていたようですが、実際この風景を前にしたら、これはこれでいいものだな。と思いました。

観光では歩くことが中心になって、かなり足が疲れるだろうし、こうして道にたくさんの椅子があればゆっくり休めるし、都市のど真ん中に緑はないものの、少し休めるオアシス的な空間というのは面白いな。と思った次第です。広告の観点からしても、屋外広告の価値としての「アイボール」も確実に稼げるわけなので、間接的にも意味があることなのでしょう。

今は夏なので、余計にそう思ったのですが、果たして寒い冬はどう感じるのか。それはそれで興味深いです。

July 16, 2009

言葉だけのエコロジー


すっかりニューヨークの夏らしくなってきました。今日は湿度もあがり、余計に感じさせられます。写真の車は朝の通勤途中に見つけました。何らかの工事をしているようで、少々立ち止まってみていたのですが、いったい何をしているのか、したいのか、さっぱりわからなかったので、写真を撮っておきました。とにかく大きな特殊トラックが、水を吹き散らかしていたのです。

よく見ると巨大タンクには「National Water Main Cleaning Co. - Pipe Maintenance Contractors」とあります。なるほど。きっと、道の下に埋まっているパイプをきれいにしているのか。と好意的に思ったのは、この写真を後でじっくりみてからです。

タンクにはさらに、「Specializing in Today's Needs For Environment Protection」とも書いてあります。僕が見る限り、きれいな水を道にただひたすら撒き散らしているように見えたのですが、この言葉を信じれば、きっと環境によいことをしているのでしょうね。とはいえ、多分水を吸い出したり吐き出したりするために、ポンプを動かしていると思うのですが、この騒音と排気ガスがすごいのです。これでは、どこがEnvironment Protectionなのか。。。また言葉だけのアピールものか。と、すっかり慣れてしまった感覚です。オバマ新政権では環境問題を真剣に考えています。この思いが末端まで伝わるのに、どのくらいの期間がかかるのでしょうか。

July 09, 2009

身近なお菓子


独立記念日の花火も終わり、いよいよ夏本番となってきました。最近のニューヨークはようやく晴れの日が増えてきたのですが、気温は少し低めです。過ごしやすくとても気持ちいいと言えるでしょう。

さて、写真のトラックはニューヨークではそこそこ馴染みの深いポテトチップ会社のものです。商品の配送中だと思うのですが、四角いトラック全面に、少々レトロぽいロゴが、絶妙なカラーリングの中に配置されてました。四角トラックの形といい、このロゴやカラーリングといいミニチュアカーが出ていたらすぐ買いたくなるような代物です。

さて、このutzというポテトチップ。フリトレーなどの大手と比べれは弱小かもしれません。でも、ニューヨークでは地道に支援されていると思ってます。そういえば、ヤンキースタジアムにも大きな看板が出ていたことを思い出し、新球場でも見かけるのか気になった次第です。会社は近所のペンシルバニア州にあり、家族経営の企業らしく、ニューヨークを中心に販路をひろげているとのことです。

米国にてカジュアルなランチをとったことがある人ならわかると思いますが、こちらでは食事のアイテムの一つにポテトチップが普通に入っていることがよくあります。とくにランチの場合、サンドイッチやラップに必ずといっていいほど、チップがついてきます。そして、皆これをよく食べます。すっかり僕もその一人になってしまい、なるべく食べないようにしているものの、時折無性に食べたくなるのです。最近、カルビーとペプシコが提携したというニュースを聞きました。「かっぱえびせん」がランチに登場する日が楽しみです。

June 29, 2009

夏の風物詩


湿っぽかった天候も、この週末ぐらいからようやくニューヨークの夏らしくなってきました。そして、昨日の28日はLGBT Gay Parade(通称ゲイパレード)が実施されました。

毎年思うのが、ニューヨークの本当の夏の始まりが、このパレードからということです。確かに、夏至の辺りで実施されるイベントで、本来の意味での夏かもしれませんが、僕にとっては「ニューヨークの夏の風物詩」のメインとなるイベントです。

写真は近所のMarc Jacobsのウィンドウです。この時期は、Prideのテーマの下、虹色の旗をかざす店やレストランがとても多くなります。特に、僕の住んでいるビレッジ辺りには顕著かもしれません。毎年このイベントを見ていて思うのが、参加者やパレードのAudienceなどの数が増えていく点。そして、そこに集まる人達は、LGBT(Lesbian, Gay, Bisexual and Transgendered)のみならず、その立場をサポートする(俗に言う)普通の人もかなり多くなってきているのではないか。という点です。

昨日は、陽気に誘われてダウンタウンを散歩しながら、このパレードの雰囲気を楽しんできました。かなりの数の警官が、暑い中必死に交通整理をしており、その中を、忙しそうに救急車やパトカーが大きなサイレンをあげて走ったり。と、さながらにぎやかのお祭り気分ってところでしょう。しかし、どの地域でも同じなのが、そこに集められる警官達の土地勘のなさです。ツーリストも多い中交通整理をするわけで、「この通りはどこ?」という質問がよくされてます。が、ビレッジの細かな通りをしっかり把握している警官は本当に少なく、結構あいまいな返事をしているシーンも多かったですね。

June 25, 2009

ロースクール


夏至が過ぎ、これからは昼間の時間が短くなってくると思うと、少々寂しさがあります。さらに、ニューヨークは相変わらず天気の悪い日が多く、これも気分的にDepressingにさせる理由の一つなのかもしれません。

先週、オンライン ビデオに関するMeetupがあったので参加してきました。会場は過去何度も変わってきているのですが、今回はニューヨーク大学ロースクール内のホールでした。僕は隣のビジネススクールに通っていたのですが、このロースクールの前を通るたびに、「こっちの方が格式があって、かっこいいな」と思ってました。Ivyリーグとは色が異なり、「頭脳明晰でもリベラルな人が学んでいる」といった好印象を持ってました。今は亡きJ.F Kennedy Juniorもここの卒業生です。もちろん学校内に入ったことなどなかったので、今回のMeetupで中に入れただけでもよい経験でした。

Meetupの内容は毎回同様代わり映えなく、ビデオに関するスタートアップ企業のデモを中心に構成され、つつがなく終了しました。その内容はあまりどうでもよく、ホールの古めかしさ(外観はモダンに仕上がっている)には、ビジネススクールとは異なる「歴史観」を感じさせられました。もちろんIvyなどに比べたら歴史は浅いのですが、本来リベラルなカラーの学校なので、少々不思議に写ったわけです。きっと、このホールで勉強し、卒業して立派な弁護士になった人達は、今ここに集まっている人達(自分を含めて)とは異次元の空間で仕事をしているのだろうな?と思いながら、雨の降り出したWashington Square Parkを足早に駆け抜けて家に帰った夜でした。

June 18, 2009

100円ピザ


6月に入ったというのに、ここ最近のニューヨークは肌寒く、かつ雨がちな日が続いています。オフィスの中での会話や人と会うときに必ずといっていいほど「何でこんなに寒いのか?何で雨が多いのか?」と天気の話題が出てきます。6月になって、一日すっかり晴れていた日は数日しかなかったように思えます。この時期のニューヨークとしては、とても珍しい気候だと思ってます。

写真は、最近ミッドタウンに出かけた時に撮りました。この日も曇りがちだったようですね。さて、何の変哲もない写真ですが、一つだけ目をひいたのが、ピザ屋に出ていた99セントの看板です。米国の景気もかなり悪く、先日はオバマ大統領が、金融安定化に関する方針を発表したばかりですが、あまり即効性がないようにも思えます。様々な理由から所得全体が減っているこのご時世、出費を抑えるのはどの国も同じです。

そういう状況の中、ピザ1枚99セントというのはお得です。僕はニューヨークのピザが大好きで、よく食べます。街をあるけば、必ず数分以内に見つかる程、ピザ屋は多く、日本でたとえた場合には「そばや」だと思ってます。と、アメリカ人に説明したこともありました。不景気にて出費を抑える必要がある今、ここのピザ屋の1スライスが99セントというのはとてもありがたい価格です。通常では2ドルは確実にするので、半額ともいえるでしょう。早速1枚買って食べました。生地がちょっと厚めで、決しておいしいわけではなかったのですが、しっかり食べられます。この値段だったら我慢してもいいかな?と思わされるPricingでしょう。不景気かつ天候不調で、憂鬱ぎみな6月ですが、元気を出すためにもこの百円ピザを数枚一気に食べてみようかな?と思わされました。

June 11, 2009

地デジへの切替


最近のニューヨークは肌寒くて雨がちな日が多く、そろそろ夏至を迎えるような時期とはとうてい思えないような天候です。天候のせいか、経済のせいなのか、気持ちも今ひとつさえなく、日々淡々とした時間を過ごしているように感じてます。

写真は昨日、メディアエージェンシーの知り合いを尋ねていった時、オフィスの受付にあったカウンターです。壁にしっかりと取り付けられていたこのカウンターをみて、「さすがは大手メディアエージェンシー」と思った次第です。そうなのです。米国では明日12日に、地上波が一斉にデジタルに変更されます。本来の予定では、2月に実施するはずでしたが、準備不足ということでオバマ大統領の判断の元、明日に延期された経緯があります。

詳細はこのWebサイトに出ていますが、僕にとっては「さすが米国。強行突破するんだ」と思ってます。ケーブルや衛星の普及率が6割以上の米国では、地上波でテレビを見る人は、一般的に低所得者層と言われています。そういった人達が、この機会にデジタル対応テレビに買い換えられるわけでもなく、国としてはこのWebサイトにてどうすればデジタル放送を見ることができるか説明してあります。これで説明責任は果たした。ということなのでしょう。

実際問題、このWebサイトを読んで、できる限りの対応策を施す人達は何パーセントいるのでしょうか。ほとんどの人達が、未対応のまま地デジに切り替えられ、12日を境にテレビが見られなくなると容易に想像できます。この国の強みは、それでも実施するということでしょう。少数派の対応を逐一行うことで、技術革新が遅れるより、ばっさり切り捨てることで新陳代謝をよくする。といういかにもアメリカ的(僕は"let them suffer"という言葉が好きですが)な対応がこのテーマにおいてもはっきり見えました。

June 01, 2009

Google Mapの撮影車


週末からドライで快晴な日が続いてます。毎年繰り返しになるのですが、この時期のニューヨークは気持ちいいです。そんな中、今日マンハッタンの真ん中で、写真の車を発見しました。Google Mapの撮影車です。

Google Mapは普段からよく利用しており、とても重宝してます。米国のようにすべての道路に名前がついている場合には、より利用しやすいのかもしれません。(私の少ない知識の中では、先進国で道路に名前がついていないのは日本だけかもしれません。それはそれで名誉なことだと思ってますが)

この業界にいると、日々いろいろなニュースと触れる機会があり、このGoogle Mapの撮影車の話もいたるところで耳にします。ただ、僕自身一度も見かけたことがないので、とても興味がありました。その車を、今日発見したのです。写真では背景とちょうど重なってしまって見にくいのですが、キャリア上に大きな柱と支柱をつけ、その上には多分360度カバーするカメラがセットされてます。さらにキャリア後方には上向きのディッシュがあり、これはGPSのアンテナのようにも思えます。この装備で走行しながら通りの写真を撮り続けているわけですね。

マンハッタンのBusyな通りを何事もなく静かに通り抜け、ドアには控えめなGoogle Mapのステッカー。ドライバーはバイトなのでしょうか、黒人のお兄さんがソーダを飲みながら運転してました。社内にもきっと様々な装備があるのでしょう。いろいろと質問したかったのですが、こちらも忙しくただ写真に収めるだけでした。そんな車を撮影しながら、今日はGMがついに会社更生法を適用する日なんだな。とあまり関係のないことを思ったりしました。

May 28, 2009

3冠達成


昨日は終日しびれた一日でした。このブログにもよく出てくる、FC Barcelonaがスペインチームでは史上初の3冠を決めた日だったのです。最初に、日本ではスペイン国王杯と言われている Copa Del Reyに優勝。その次は、全38試合のスペインリーグのレギュラーシーズン優勝。そして最後が、昨日ローマで行われた欧州クラブチームの最高峰、チャンピオンズリーグ優勝です。試合内容はユナイテッド相手に2対0と、ほぼ完璧でした。

いつも通っていたバーは、試合開始3時間前には入場を断る程満員になり、かつ数的有利?のユナイテッドファンに占領されるような気がしていて、どうしようかと考えてました。すると、いつもの友人達が別のバーで見よう!と提案があり、ノリータにある小さなレストラン(写真)にいつものコアメンバーが集まった次第です。昼前からコアメンバー12人が次々に集まり始め、試合開始前や試合開始後には場所柄か欧州の人たちが数多く集まり、狭いレストランでかなりの人が皆バルセロナを応援。面白かったです。

見事に優勝した後は、これらコアメンバーらといつものバーに歩いて移動し、その道中もユナイテッドファンやバルサファンすれ違って、お互いにCheeringしたのも忘れられない思い出かな。そしてNevada Smithに到着したのですが、そこではすっかり荒れ模様。でももっと多くのバルサファンらと合流し、またまた大騒ぎ。サッカー人気のない米国にて、欧州のチームをここまで多くの人が応援しているのも、移民が多いニューヨークならではでしょう。とにかく、疲れたけども気持ちのいい一日で、なかなか忘れられない記念日になりそうです。

May 18, 2009

インフルエンザ


すっかり間を空けてしまいましたが、ここ2週間ほど東京に滞在しました。休暇と出張を兼ねた日本でしたが、新型インフルエンザの影響で予定が二転三転し、結局2週間程いました。写真は、東京に到着した時の機内での検査の様子です。このシーンが少々異常に思えたのは私だけでなく、アメリカン航空の乗務員たちも同様に写真に収めておりました。

純粋な休暇ではなく、出張も兼ねているということで、日本では会社のルールに従う必要がありました。自宅待機期間や、日々の健康状況の報告等々、いかにも日本らしいルールを守りつつ、日本での貴重な時間を費やしてきました。おかげさまで、日本ではNHKのニュースに敏感になり、特に体調に関しては人一倍気をつけていたと思います。(普通の風邪を引いても真っ先に疑われるので)

一方日本では、カナダから帰国した高校生が「水際対策」でひっかかり病院に隔離されたりしたのですが、結局今では100名以上の感染者を有する「感染大国」の仲間入りしたようです。これにより、日本では自治体含めて大騒動になっているようですね。ここニューヨークでは、ついに高校の教頭先生が死んでしまったりと、その被害は日本以上のものでしょう。しかし、その対策はかなり緩やかで、公立小学校の数校が休校になっている程度です。

問題の時期に両方の国にいて感じたことは、ルール作りとその扱い方の違いでしょう。日本では国ありき、そして自治体。米国では国よりも自治体が最初。ということです。もちろん大阪や兵庫では、自治体が先導して公立学校の休校などを決めていますが、その大前提に国の判断があることです。米国では何はともあれ自治体が判断します。そして、その扱い方とはメディアの対応です。日本ではどこにいても日本国中で起こった事象が把握できます。が、ここではニューヨークのことしかわかりません。米国のほかの地域で起こっていることなど、テレビを見ているだけでは全くわかりません。米国以外のコトなど全く知る由もないのです。

どちらの対応がいいのか、それは置かれている個人の状況で異なるとは思います。僕にとっては、「このインフルエンザは本当に危ないのか?」という本質的な立場にて判断し、動いている米国の方が心地いいと思った次第です。

April 27, 2009

やはり地球温暖化?


先週は、久々にサンフランシスコに滞在してきました。写真は、そこでのシーンです。下から見上げるベイブリッジも悪くないですね。

サンフランシスコに到着したのが日曜日。着いた日の夜に「暑いな」と感じたまま、そのまま月曜日となりなんと気温が30度以上。翌日の火曜日も同様で、思わず半そでのシャツを買ってしまいました。地元の放送局では「Record Breaking!」と話しながら、このヒートウェーブを説明していたのです。その後暑さは一段落し、水曜日以降は逆に肌寒ささえ感じ、霧と青空が頻繁に変わるサンフランらしい天候でした。

そして、土曜日にニューヨークに帰ってきました。JFK空港に夜到着し、自宅までのキャブにてまたまた暖かな風を感じました。どうやら、土曜日はかなり暑かったそうです。そして昨日の日曜日、気温はぐんぐん上昇し、セントラルパークで33度を記録しました。これも「Record Breaking!」のようで、昨晩のニュースでは騒いでいました。ということは、1週間で西と東でそれぞれ「記録的猛暑」を感じることができた不思議な1週間だったわけですね。

とまぁ、うれしいやら疲れたやらの1週間でした。が、やはりこうした気候の激しい変化は、地球温暖化といわれている現象の一つなのでしょうか?だとしたら、単純に喜んではいられないのでしょう。米国ではオバマ新政権になり、前大統領時代にすっかり無視されていた「環境問題」が脚光を浴びています。米国民のマインドセットと行動規範を変えるのはとても大変ですが、まずはメッセージとして掲げることからはじまるわけなので、冷ややかに見守っていきたいと思ってます。

April 16, 2009

何故、アメリカは。。。?


長い冬がようやく抜けそうな気配でしたが、まだまだ寒いニューヨーク。今年は例年になく寒さが長引いてます。写真右上には、マンハッタンによくみかける、桜に似た花が満開になってます。が、この日も寒かったです。

さて、時折テーマにでてくる、このバーに今日も立ち寄ってみました。欧州サッカーのチャンピオンズリーグの試合があったからです。試合開始前に、士気が高ぶる多くのファンがたむろしていると思いきや、予想以上に閑散としている(中は超満員+熱気でしたが)ことに加え、インタビュアーがおりました。このお店は、サッカー好きが集まるという意味で、時折各種メディアから取材対象になっているので、別に驚くこともなく写真をとって通り過ぎようとしたところ、捕まってしまいました。

ESPNというスポーツに特化したケーブル放送局の取材で、マイクを向けられた僕に最初に投げかけられた質問が、「ここにはよく来るのですか?」でした。「はい来ます。好きなチームの応援にほぼ毎週末」と優等生のような答えで対応。その後、2,3の質問があり、「何故アメリカではサッカーの人気がないのでしょうか?」という、ちょっと核心をつくような質問が来ました。一呼吸置いた後、「アメリカという国は、自分の国が1番になれないことを、意識的に好まない傾向にあるような気がする。特にスポーツでは顕著だと思う」と、普段思っていたことを答えました。僕はこの言い分が正しいのか自分でもわからないし、多分誰もジャッジできないと思うけど、根底には必ずあるはずだ。といつも思ってます。

多分、予想外の答えだったのか、それとも「このアジア人は何を言っているのだろうか?」と思ったのか、ちょっと空白があったあと、普通に「Thanks! Enjoy the game!」と言われ、インタビューは終了。中に入り、スペイン語に囲まれつつスペインのチームをばっちり応援してきました。これも、このバー。そして、ニューヨークの醍醐味でしょう。

April 08, 2009

謎のペスパ


ようやく春かな。と思いきや、またまた寒い日に戻ってしまったニューヨークです。とはいえ、気分はすっかり春です。朝の通勤も心地よくなってきました。「寒いな」と思いつつ、厚めのコートをはおって会社に向かう途中、写真のべスパと遭遇しました。べスパは以前のテーマでも取り上げましたが、ニューヨークではよく見かけます。が、こうしてトイレットペーパーでラップされたべスパは初めてでした。

後部座席後方の木の箱は、多分ワインのケースでしょう。トイレットペーパーの巻き具合も、結構エレガントなので、もしかしたら「しゃれたメッセージ」が隠されているのかもしれません。私の住んでいるこのエリアはアーチストやゲイ達も多く居住する、リベラルな地域でして、時折こうした不思議なメッセージに出会うこともあります。

この紙巻べスパを見て、僕の学生時代のおふざけを懐かしく思い出しました。友人達と旅館に泊まり、夜な夜なお酒に酔ってくると、トイレットペーパーを全身に巻いて「月光仮面!」なんて、はしゃいだりしてました。そういえば、月光仮面も白いオートバイに乗っていましたね。

April 02, 2009


どうやら、ようやく長い冬があけたような気がします。とても暖かくなってきました。その陽気に後押しされ、今日は、ランチタイムにミッドタウンに出かけました。久しぶりの昼間のミッドタウンは、妙に懐かしかったです。ただし、やっぱりここは自分が属するところではないのかも。とも思いました。

写真はPark Avenueの50丁目あたりから南の風景です。両側に整然とビルが並び、その奥にMetlifeビルがある景色は、ニューヨークのビジネスシーンを語るにはよい光景でしょう。近くは金融関係の本社やコンサルティング会社などがあるせいか、街を歩いている人々も、きっちりしたスーツが中心で巨額なお金を動かしている人たちの空気が伝わってきます。

一方、僕の勤めているオフィスはトライベッカとチャイナタウンの間にあり、かつ住まいはビレッジという、両者とも「ド・ダウンタウン」なわけです。普段、会社を往復しているだけでは、スーツ姿の人を見かける方が少ないかもしれません。もちろん自分も含め。果たして、どちらが居心地がいいのだろうか。これは当然ダウンタウンでしょう。リベラルな空気と開放感。やっぱり巨額なお金を動かすビジネスよりも、僕にとって合っているのでしょう。

March 24, 2009

壁画


先日SOHOとチャイナタウンの接点あたりを歩いていたら、写真のような光景にぶつかりました。マンハッタンによく見かける、ビル壁全体のビルボードです。今まで、さまざまな壁画ビルボードを見てきたのですが、ここまでビビッドに制作中のモノはなかったので、思わず写真を撮ってみた次第です。

これは、新しく発売されるゲームソフトの広告です。ゲームに全く疎い僕ですが、絵を見た瞬間に多分ゲームだろうと推測できたのは、やはり何かそう感じさせられるものがあったのでしょう。ちなみに、よく見てみると下の部分にNINTENDO DSと書いてありました。

確かに、この場所はチャイナタウンに程近い、SOHOの一角でしたが、見事にこのゲームのタイトルとリンクしている場所に描かれていたのが印象的です。さらに、この日もかなり寒かったのですが、このハイテクの時代、寒風に吹かれながら手作業で壁画ビルボードを少しずつ描いているアナログ感は気に入っています。もちろんこれだけの大きなキャンバスに正確な絵を描くので、投射などのテクノロジーは駆使しています。でも塗装は手作業なのですね。こうしたアナログな部分はいつでも持ち続けていきたいものです。

March 20, 2009

大統領 in the Tonight Show


テレビはあまり見ないのですが、ニュースや好きなスポーツを除いて、なるべく見ようと思っている番組に「トークショー」があります。特に、夜11時半過ぎからはじまる、CBSのDavid Letterman Showは時間ができれば見るようにしています。裏では有名なJay Lenoの番組もあるのですが、Lettermanのニューヨークらしさが僕は好きです。

でも昨晩は違いました。オバマ大統領がLenoの番組に出演すると聞いていたからです。残念ながら、夜中までLower East辺りで飲んでいたのでライブでは見られなかったのですが、今ではいろいろな方法で再視聴ができます。一晩明けた今日に、Huluを利用してじっくりみました。写真がその様子です。

25分間の対談、なかなか見ごたえがありました。時間の3分の2は、仕事の話を中心に、現在最も話題になっている、AIGのボーナス問題に関しての説明や、不景気を今後どう対処していいくのかを、Jayの軽快なトークと共に、わかりやすくかつ的確に説明しました。残りの3分の1では、プライベートに関してこれもJayのWitのある質問に対して、さわやかにかつクリアな答えを返しており、あっという間の25分間でした。ちなみに、ボーリングのスコアは129程度だそうです。

こうしたトークショー、もちろん台本はあるので、話す内容は事前に決まっているわけです。ただ、ホストが話題をわざと脱線させたりするテクニックが絶妙で、そのときにゲストが見せる態度や表情にて、そのゲストの人となりがわかってとても面白いのですね。日米しかテレビの番組のことは知らないのですが、こうした番組が日本にはゼロというのが残念です。まぁ今の日本のテレビ状況ではどうにもならないのであきらめてはいます。

March 18, 2009

みどりの日


昨日17日は、ニューヨークが緑色に染まる日でした。アイルランドでは国民の祝日にあたるこの日は、アイルランドを祖先とする住民が多い各地域では、祝日になったり、お祭りを行ったりする世界的な記念日「Saint Patrick's Day」なのです。米国でももちろん盛んで、ここニューヨークもバグパイプ隊が登場するパレードが5番街で派手に行われます。

写真はたまたま乗っていた地下鉄内の様子です。こうして、派手に「緑色」を強調しながら、「パレードモード」全開のグループもいれば、ワンポイントで緑色のアクセサリーや洋服を着て、地味にお祝いする人たちも多く、とにかくマンハッタンが緑色になる日ですね。もちろん、エンパイアのビルの灯りも緑です。夜は夜で、酒好きが繰り出し、普段から緑色っぽいアイリッシュパブにて大騒ぎする夜です。

静岡生まれで純アジア人の僕は、全くアイルランドには関係ないのですが、前に勤めた会社で世話になった社長がアイルランド系(O'Cornnor氏)だったし、NYに来たばかりの頃、無謀にもアイルランドから来た人たちと酒飲み大会をして「全敗」した経験からも敬意を表してお祝いしています。確かに、この酒飲み大会は無謀だったと今でも反省はしてますが。。。そんな僕は、普通に緑のパーカーを着て会社にでかけ、仕事仲間と地味に辛めの四川料理で酒を飲んだ一日でした。

March 13, 2009

うちわに付き取扱注意


広告業界にいるものの、ストーリーボードやコピーを書くようなクリエーターではない僕です。とはいえ、ビジネス開発という立場から、何か面白いことや「おおっ」と思うことはないのか?と日々考えていたりはしています。

そんな中、写真のダンボールを発見して思わず立ち止まってしまいました。多分、中身は普通の物品で、たまたま箱を使いまわしてFEDEXするのでしょうが、「うちわに付き取扱注意」とはいったい!?と絶句したわけです。そもそも「取扱注意」とは、中身が高級な精密顕微鏡だとか、割れやすい材質のものなどの時に使われていたはずなのに。。。今の日本では「うちわ」もそれと同様の扱いなのか?もしくは、天皇家に奉納するような超高級うちわなのか等々、いろいろ思いをはりめぐらせたのです。

結局答が出るわけでもなく、FEDEXのお兄さんに運ばれていく運命の箱ですが、僕の頭にはこの不思議なフレーズだけが残ってます。でも一歩進んで考えてみると、こうして「何気ないフレーズの中に、忘れられないメッセージが入っている」ってことは、広告やマーケティングの世界ではとっても重要なことでしょう。特に、「うちわ」と「取扱注意」という関係が全くないような普通の単語を組み合わせることで、メッセージ力が急に付いたわけですね。これは、完全にクリエーターの分野と言えるフレーズでしょう。

と、たまたま目に入った段ボール箱ですが、結構楽しませてもらいました。しかも、適度に力が抜けているフォントもなかなかすばらしく、すべての拍子抜け度合いがたくみでした。

March 10, 2009

リブランディング


理由を聞かれても、全く持ってしっかりした答えがないのですが、僕はPepsiの方がCokeよりも好きです。2番手の悲哀に同情しているのか、もしくはロゴや響きが単純に好きなのか自分でもよくわからないのです。

最近、そのPepsiがブランドの再構築を行いました。写真はそのキャンペーンの一つで、NYの地下鉄車両買い切りです。シンプルでわかりやすく、明るいカラー。リブランディングの王道でしょう。世界中に知られているブランドなので、そのロゴの変化に気づいた人も少なくはないはずです。

このリブランディングですが、広告業界ではちょっとしたニュースになってました。一つには、過去50年間にわたりPepsiを担当していた大手広告会社BBDOから、その担当がAORがTBWA/Chiat/Dayに移ったのです。数百億円のディールが動いたこと自体、大きな話ですが、50年以上の歴史に区切りをつけたわけで、これも「Change」ブームの一つだったのでしょうか。とはいえ、一つ上のレベルではOmnicom Groupという広告会社グループ傘下にいる両社というのが何とも救いというか、腑に落ちない感じもあります。

もう一つの話とは、この「リブランディング」の中でも特に重要となるロゴ部分のブループリントやコンセプトシートなどがインターネット上で漏れてしまったことです。これを担当したのがOmnicomグループのブランドエージェンシーArnell Groupです。この27ページにわたるコンセプトシートを元に写真のロゴが生まれたわけで、エージェンシーとしては「手の内がばれた」ことになります。が、当のエージェンシーはこの状況に比較的クールな態度であり、「逆に喜ばしいこと」などとコメントしているところがニューヨークらしいです。

一説には、オバマ大統領キャンペーンのロゴと「似ている」という噂もあったので、その噂を全否定する意味でリークさせたかもしれません。詳細は不明ですが。。。

March 05, 2009

街角の小売業


3月に入ったと思ったら大雪が降ったりと、まだまだ寒いニューヨークです。世の中、いい話があるわけでもなく、全体的に相変わらず停滞感だらけなので、早く暖かくなってほしいと思う毎日です。

さて、日本とニューヨーク。いろいろな違いはあるけれども、街角の小売業にもその性格が出ています。写真の店は「プラスティック ランド」。とてもわかりやすい名前のとおり、店内には大小、丸、三角、四角などのプラスチックのケース、さまざまな厚さや色のアクリルの板、色々な太さの丸い棒等々、プラスティックの製品ばかりが所狭しと並べられています。似たような店をマンハッタンでは何件も見かけました。

果たしてこの種の店が日本にはあったのだろうか?ふと疑問に思うわけですね。僕の記憶だと、東急ハンズに行けば、そこそこは揃うのですが、種類の多さにはかないません。いったいどれほどのニューヨーカーがこの「プラスティック屋」を必要としているのか、どうにも理解できかねるわけです。そういえば、ニューヨークに来たばかりの頃、こちらの友人に「何で時計屋がないの?」と聞いたことを思い出しました。最近では見かけなくなったのかもしれませんが、僕の生まれた町の商店街はもちろん、隣町にも必ず数件の時計屋があったものです。置時計から、腕時計がいっぱい置かれている店はなかなかスリリングで楽しかったことを覚えてます。

「マンハッタンにはこうした街の時計屋がない(もちろん高級腕時計を扱う専門店はありますが)」とふと気づき、友人にその質問をしたところ、「だってビジネスとして成り立たないじゃん」というような返事が返ってきて、妙に納得したようなふりをしました。時計屋とプラスティック屋、深い意味があるわけでもないけども、ふと何故?と思って写真にとった夕方でした。

February 23, 2009

ユタ州


ばたばたとしている間に、2月も最終週になってしまいました。月日は普通に過ぎるのですが、明るいニュースがあるわけでもなく、Recessionというのはこういうものなのか。と、たまたま日米両バブルを歩いてきた僕にとっては、なんとも気の晴れない日々です。

そんな中、先週は久々の出張で、ユタ州ソルトレイクシティに行ってきました。到着日は雪がしんしんと降っていて、かなり暗い感じでしたが、その後滞在中はきれいな青空が広がり、モルモン教徒の街というべきか、オリンピックを開いた街というべきか、ソルトレイクシティの空気を楽しんできました。

滞在中はいろいろと忙しかったのですが、ニューヨークとは全く異なった風景に身をおいたのはよい体験でした。そもそもが標高1000メートルに位置している都市なので、若干空気が薄い。そして、周りが標高3000メートル強の山々に囲まれている盆地。ということで、360度見渡す限り山なのです。ユタと言えば、全米屈指のスキーエリアでもあるため、空港や街にはスキー客らしき人だらけに見えました。それでも例年より人は少ない。とホテルの人は言ってました。これも不景気の影響なんでしょう。

結局スキーもできずにニューヨークに帰ってきました。が、こうして異なる場所に身をおくことが、かなりのリフレッシュになったことは、今回とても感じました。

February 09, 2009

倦労感


厳しい寒さが続く今年のニューヨークですが、最近どうも元気がないのです。バルセロナに行った時は、とても楽しかったのですが、ニューヨークに帰ってきても、何かパッとしません。「倦労感」という言葉が正しいかどうかはわからないのですが、漢字としては今の感覚にマッチしていると思います。

写真はニューヨーク界隈を拠点にしている、小売電気チェーン店です。Circuit Cityの倒産後、次はどこの小売になるか?と思うともしかしたらこのローカルな小売チェーン店かもしれません。なんて、どうでもいいことを考えたりしてしまいます。

スーパーボールは、歴史の残る名勝負だったそうです。あまりアメフトを知らない私にとっては、ニューヨークのチームがでていない分、余計遠い存在になってました。唯一、仕事の関係上、コマーシャルの話題はチェックしているのですが、この不景気です。枠費用はRecession前に捻出し、製作もそこそこ済ませた今年のコマーシャルは、僕にとっては何か「後の祭り」感が拭えないのが正直な感想でした。

かなり、暗いポストになってしまいましたが、Recessionというのは、こうしたモノなのかもしれません。新大統領は希望です。が、数ヶ月で世の中がよくなるわけではなく、やはり時間がかかるものです。Yankeesの元監督で、今はドジャーズにいる、Joe Torre氏の最近のインタビューで、「オバマ新大統領になったからといって、すぐに経済がよくなるわけではなく、それを理解してじっと我慢できる国民であってほしい」と言っていたことが、とても印象的でした。

January 30, 2009

バルセロナ Again


週末にかけて、またまたバルセロナに行ってきました。目的は2つ。FCバルセロナの試合観戦とカタルーニャ料理を楽しむ。といったシンプルなものでした。よって、機中1泊、バルセロナ2泊という強行軍でしたが、それはそれで効率的で気に入っているスタイルです。

写真はホームスタジアムの外にある即席土産店です。土産にはあまり興味がないのですが、バルサ色が強いこうした店には脱帽です。この日はレギュラーシーズンの試合で、対Numancia戦でした。Numanciaは今年から1部に上がった弱いチームですが、シーズン初戦のバルサ戦にホームで勝利したチームなのです。今年のバルサはかなり強く、シーズン後半になった今でも、敗戦はこのAwayでの1敗だけなのです。

そして唯一負けを喫したNumanciaを今度はホームに向かえて、試合が行われました。結果は4対1の快勝。風がとても強く寒い夜でしたが、想像以上の攻撃的なサッカーに、かなりしびれた夜でした。

とまぁ、今回はすっかりバルセロナ話で終わってしまいました。が、こうして時折米国を離れ、おいしい食べ物とエンターテイメント化されていないスポーツを楽しむことも必要だな。と、またまた感じたバルセロナでした。

January 21, 2009

オバマ大統領誕生


懸念視されていた大きな混乱や事故もなく、無事にオバマ大統領の就任演説が執り行われました。正直ほっとしました。

写真は昨日20日のニューヨーク デイリー・ニューズ誌の表紙です。この記念すべき日を記念に残そうと、米国のメディアというメディアは紙、電波、デジタルすべてオバマ大統領一色でした。しかし300万人近くも集結するイベントなど、今までもちろん見たことも感じたこともなかったのですが、その大規模さぶりには圧倒される一方でした。

就任演説は、選挙戦の勝利演説に比べ、優等生的であったと個人的には思いました。が、「就任演説」という類のものである以上仕方ないわけですね。前任者とは比較にならない程、心に染み渡りました。ひとえに、主語が「America」ではなく「We」であったことに起因すると思います。それ故、世界中の人達の興味と同意を得ることができたのでしょう。世界から一般的には嫌われているアメリカを、根本から変えて行こうとするような強い姿勢を感じた演説は、僕のような移民+マイノリティーの心を確実に捉えたはずです。

確かに経済は厳しく、現実の生活面では悪い話ばかりなのが現状です。しかし、こうして希望の灯をともしてくれることが、実際に起こったという事実がある点、まだまだ神様、仏様から見放されているわけではないのですね。

January 19, 2009

家電量販店No2の倒産


12日の週のニューヨークではいろいろな事件がありました。冷たいハドソン川に、被害者ゼロで奇跡的に不時着に成功した、明るい話があれば、以前ブログでも取り上げた、家電量販店業界2位のCircuit Cityが、会社更生法適用の努力もむなしく、金曜日に倒産することに決まりました。さらに、Bank of AmericaやCitibankのような米国の大手銀行の経営状態もより一層険しくなってます。

破産を宣言したCircuit Cityの近くを、土曜日に通りかかったところ、目を見張る群集の多さに僕も思わず引き込まれてしまいました。つまり、「在庫一層処分。店じまいセールス。」をしていたわけです。何か、掘り出し物があるかどうかを探しに、僕も群集の一人となり、店内に突入してみました。ラッキーにも店外に行列はなく、スムーズに入れたのですが、店内は写真のようにごったがえしていました。店員に聞いたら、朝7時から開店したようで、中には4時過ぎから行列をなしていた客がいたようです。

掘り出し物は、寒い中、早朝から並んでいるガッツあるショッパーに取られてしまったのでしょう。中では、DVD、デジカメ、PCなどまさに在庫一層処分市。でも、割引額は思ったよりもすくなく、どうでもいいものは30%オフ程度ですが、定番アイテムは10%程度であり、これならAmazonで買っても同じだな。と思った次第です。

僕自身、ひやかし半分で入ったので、値段感覚はどうでもよく、それよりも、この群集の嗅覚の鋭さには驚きました。「年明け後、ニューヨーク界隈のモールやアウトレットががらがらで、どこに消費者がいるのかわからない」と丁度友人と話していた矢先に、この騒ぎ。確かに、小売でモノが一気に売れなくなったと聞いていたのですが、こうして「じっと」タイミングを見ていたわけですね。たいしたものです。

さて、今週はいよいよオバマ新大統領の就任演説があります。新しい時代に向けて、「Change」がいよいよ始まるその一瞬が今からとても楽しみです。

January 13, 2009

テレビのデジタル化 - 日米事情


すっかり遅くなりましたが、新年おめでとうございます。今年も正月は静岡の実家で過ごしたのですが、比較的暖かだったような気がします。さて、いよいよ2009年が始まりました。世界中どこを歩いても「不景気」の言葉がついて回る「今」ですが、明るく前向きな気持ちだけでも維持していきたいと強く思っております。

こちら米国では、来週に予定されている、オバマ次期大統領の就任演説に向けてざわざわと忙しくなってきたような気がします。ニューヨークの街角でも、オバマグッズを並べる露店が多々出現し、お祭り感を後押ししております。そんな中、今年最初の記事は、ちょっとクールに「米国のデジタルテレビ化」に着目してみました。

写真のポスターは郵便局の一角にひっそりと貼られていたものです。米国では2月17日に一斉にデジタルテレビ化に踏み切ります。つまり、17日以降、アナログテレビだけを所有している人達はテレビが全く見られなくなるわけです。当初は買い替えができない人達のために、コンバーター購入費用を政府が負担するといったアイデアがあったのですが、その案もすっかり却下され、「切り捨て」モードでの強行切り替えが実施されます。つまり、デジタルテレビを保有していない人達がテレビを見るためには、数千円のコンバーターを買ったり、アンテナを調整しなければならないわけです。

一方、日本では画面右上に「アナログ」という表記を出してみたり、サイマル放送期間を延長してみたりと、様々な「役人や関係者による意味不明な微調整」が行われているように思われます。世界の歴史を顧みても、何万人もの人々を調整して皆が満足のいく解を出すことは不可能な中、一歩引いて考えると無駄な努力と投資が行われているのが実体なのでしょう。

「イノベーション」を本気で推進したいのであれば、少々乱暴と言われようが、米国流にばっさりと割り切る考えがまずありき。と、このデジタル化の対応一つとっても思わせられました。Recessionの2009年。本当の「イノベーション」に踏み切らなければ、泥沼から抜け出せられなくなる。と自分にも言い聞かせつつ、2009年最初のポストといたします。

December 25, 2008

Change! 2008年


2008年のブログは、今日で最後のポストとなりそうです。この1年間、読者のみなさまありがとうございました。

この1年は、かなりいろいろなことがあったと思います。ニューヨーク生活が16年目の僕にとっては、2001年の9/11に次ぐインパクトのある年だったかもしれません。

思い返せば、北京オリンピック、サッカー欧州選手権にてスペインが優勝、オバマ氏当選、金融危機、それぞれのトピックスがとても大きく、スポーツに政治に、そして経済にとこんなにめまぐるしい1年は今までなかったのではないでしょうか。そして、年末。やはり話題は経済危機です。オバマ氏当選に大感激したのも束の間、果たして仕事はどうなっていくのか?日本はどうなのか??米国は今後も「世界のリーダー」ぶるのか???など、自分のこと以上に、周りのことも気になったりしています。

この写真は、全米ネットワーク放送局NBCの、ニューヨーク・ローカル・ニュースの一こまです。そうなんです。レイオフされたり、解雇にあったり、仕事の時間数を減らされたりと、一般庶民の「金」に関する状況がかなり変ってきました。市としては、その状況をすばやく察し、「お金に関するヘルプデスク」を早速設置し、市民の相談相手となっています。まぁ、どこまで親身になって、適切な指示があるのかは疑問ですが、このようなすばやいアクションとPRは、さすがニューヨークと感じました。

それでは、皆さん穏やかで暖かい年末年始をお迎えください。

December 22, 2008

寒くてアツいトロント


年末特有のばたばたに巻き込まれて、しばらくポストできずにいました。ニューヨークは久々に「本当に」寒い日々を迎えています。

そんな中、写真の街トロントに出かけてきました。ニューヨークよりももっと寒く、飛行機がキャンセルになりかつ遅延も発生し、本来であれば15時過ぎの到着予定が23時過ぎになってしまいました。

とても寒かったトロントですが、以前仕事でご一緒した方と再会することができました。深夜の到着にもかかわらず、その夜もそして翌朝も、過去のご一緒した仕事の話、最近まで何をしていたか、そして今後は何をしていくのか等々、グローバルな話を日本語で、しかも極寒のトロントで実施したというのは大ヒットでした。まさに寒くてアツい、時間と言えるでしょう。

米国では、自分をステップアップさせるために、勤める企業を変えていく傾向が高いです。仕事をコロコロ変えると言ってしまえば、それまでですが、結局「会社」には場を期待するだけで、依存しないわけです。となると、信用できるのはそこにいる「人」なのですね。そんな形で、会社はどこになろうが、一緒によい仕事をした仲間というのは、いつでも近くに感じられる。そんな体験を3人の日本人の中でも感じられたのはとても有意義な時間でした。

December 11, 2008

不景気


12月も中盤に入りました。ニューヨークももっぱら不景気の嵐が吹き続けており、市場を騒がせているレイオフの話だけでなく、市としての縮小財政、コスト削減、増税など、ニュースといえばこんな話題ばかりです。つい最近、Citiなどの大手銀行やATTの大規模レイオフを聞いたと思えば、今日もBank of Americaの3万5千人削減、そしてYahoo!のネクストラウンド等々、暗い話しか聞こえてきません。

そんな中、つい先日ニューヨークのメディア関係者の集いに参加してきました。こうして同じ業界の人間が集まることは、業界全体の状況を確認し、それぞれの会社のスタンスを知ったり決めたりするのには大変有意義な会です。もちろん競合企業が集ってはいるのですが、そこは米国。お互いゆるくかつ、リラックスした雰囲気で会は進められます。

このような経済状況では、こうした会は別の意味も持ちます。もしチャンスがあれば他の会社への移動するネットワーキングということですね。今現在のような世界全体かつ産業全体を直撃している不景気の場合には、空いているポジションの余裕すらないはずですが、とにかく少しでも有利な状況に向かうためにも、あえてネットワーキングは必要なのでしょう。最低でも1年は続くと言われているこの不景気ですが、好転するころには広告業界の構造ががらっと変わるような気がしてならないのは、私だけではないと思ってます。

December 03, 2008

不思議な感覚


感謝祭、ブラック・フライデー、サイバー・マンデーなど、なんだかせわしない名前の日々が終わり、クリスマスに向け街は一直線です。とはいえ、景気は悪く、自分も含めやはり財布の紐は例年より固いです。

なんだか暗い話が多いなか、最近目にしたのが写真の地下鉄ホームの交通広告です。こちらではかなり有名なシンガー、スタテン島出身クリスティーナが目に飛び込んできました。よく見れば、左上にあのマークがあるではないですか。これは以前ブログでも取り上げた、ディスカウント・ストアのターゲットの広告でもあります。

酔いも手伝っていたのか、広告を前に「Listen Now」というタグラインを見て早速試してみました。iPodのイヤフォーンをはずし、左下のオレンジ色の部分にプラグインしました。すると、「Hi I'm Christina Aguilera....」と本人の声が聞こえてきたわけです。別に目新しい仕掛けでもないこの仕掛け。売れっ子シンガーの声と、なんだか寒くて汚れている地下鉄のホーム、看板を前にそれを試しているちょっと間抜けな自分が妙に不釣合いで不思議な気分でした。

ちょっと変かなと自分で思いながら、地下鉄を待ちつつタグラインをもう少し読むと、テキストメッセージを送れば(日本で言う携帯メールのようなもの)ヒット曲の着メロがダウンロードできる。と書いてあります。でも、ここは地下鉄のホームだから、メッセージは送れないし、ここでもまた「なんだかな」と思った次第です。外は年末商戦でにぎわっている中、何故かこの看板を前に、不思議な感覚を覚えた夜でした。

November 26, 2008

リーダーシップと荒業


こちらは、すっかり寒くなりました。明日は最も大きな祝日の一つでもある感謝祭です。かなりのスピードで不景気に突入している街にも、観光客が増えたような気がしてます。Macy'sのパレードでも見学し、翌日金曜に買い物でもしていくのでしょうか。

さて、写真はここ最近のマンハッタンでよく見かける光景です。数車線もある大きな通りに、写真のような突起物(障害物?)を作っているのです。何故このような工事が頻繁に行われているのか、いろいろな説がありますが、最も信憑性が高いのが、「マンハッタンを走る自動車の量を制限するため」という理由でしょう。

Bloomberg市長は、マンハッタンの車の交通量を少なくしたくて仕方がないようで、橋の有料化案や時間帯に応じた通行税案など、市の財源増プラス交通量削減のための案を何度となく通そうとしてきてます。様々なプレッシャーにより、どの案も実現されてはいないのですが、そうこうしているうちに、物理的に障害物を設置することで自然と交通量を減らそうという動きに出ているとの見方があるのです。

ここでも「さすが」と思いました。たばこが大嫌いな市長は、レストランの完全禁煙化に加え、思い切ったたばこ増税を行い、今ではニューヨーク市が全米一高いたばこを売っている都市となってます。

これら確かに「荒業」ではありますが、僕にとっては強いリーダーシップと思ってます。やはり人の上に立つ立場の人間は、こうした強くてフェアなメッセージとそれを推進するリーダーシップは必須でしょう。通常であれば任期が2期で満了とされるNY市長ですが、同市長はまだ解決できていないことがたくさんあるとして、3期目の出馬も可能になるように条例を調整し始めています。ここまで徹底した心構えは立派ですね。

November 19, 2008

寒くなってきました


今朝起きて気温をみたら26度でした。マイナス3度。いよいよ寒いニューヨークの冬が始まりました。つい数週間前までは、まだ半袖姿もちらほらでしたが、かなりのスピードで真冬に突入してます。写真は、通勤途中に見かけた近くの公園の噴水です。噴水の水はつらら状態で凍り、その周りの植物も凍りづいています。これをみてよけい寒くなりました。

寒いのは気温だけでなく、経済も同様です。ニュースでは、毎日のように、○△社が何千人レイオフ発表。ですとか、3大自動車メーカーがいよいよ危なく、政府に資金援助を求めているなどの寒いニュースが続きます。日本のバブル終焉期にニューヨークに来て、そのままインターネットバブル期にここにいた僕にとっては、これほどまで急激に寒くなる経済に身をおくのは初めてです。

何か暖かくて良い話でもないかな?と日々探したりしているのですが、このご時世、そうはなかなか見つからないものです。少なくとも食べ物だけでもと思い、昨晩はマレー料理のLaksaをチャイナタウンで食べてきました。熱くて辛くておいしかったです。

November 10, 2008

家電量販店の倒産


新大統領が決定し、絶望感から希望の光が少し見え始めてきた感があった先週です。が、株式市場というのはいたって皮肉で、経済の先行き間の不透明さや、アメリカを代表する自動車メーカーGM社の2500億円を超える赤字決算等々の知らせで、相変わらず厳しい経済環境となっています。

そんな中、家電量販店の業界2位である、Circuit Cityが会社更生法(Chapter 11)の管理下となりました。創業59年目、売上高1兆2千億円、社員数約4万人、700店舗以上を構えるこの大きな家電量販店の結論は、2000億円強の負債を抱えてのモノで他の選択肢はなかったのでしょう。

ニューヨークにも数店舗展開しており、写真のユニオン・スクェア店がマンハッタンでのフラグシップストアです。どんな様子かな?と早速見にいったのですが、予想通り何も変わらず普通に営業してました。さらに、「従業員募集中」の大きなバナーも店舗入り口に吊り下げられたままで、この辺の「ゆるさ」がアメリカそのものです。会社更生法を適用した企業が、新規に店員を採用するわけないですよね。僕にとってこのCircuit Cityの思い出としては、多分家電量販店ではじめて「オンラインのオーダーをオフラインにつなげた」企業でした。同社のWebサイトで購入した商品を、郵送させるのではなく、店舗にてピックアップするという仕組みです。一回試したのですが、予想通り店員までその話が浸透されてなく、商品を手にするまでに1時間以上かかってしまい、その間のハッスルを考えたらもう2度としない!と誓った店でもあります。

今まで多くの「会社更生法」適用企業を米国で見てきました。その中には、航空会社やK-Martなど見事に復活した企業もあり、復活に際しての債権者との調整はいったいどうしているのか?素人の僕でさえ興味がある分野でした。さて、この時期のChapter 11は果たしてどうなるのでしょう。銀行でさえ、資金が枯渇している今、不採算店舗のクローズ、従業員の削減、経営陣の入れ替え等々の脱Chapter 11常套手段を実施したとしても、それを支える融資が可能な体力が金融市場にあるのか、かなり疑問です。1年の3分の1の売り上げがあるといわれる年末商戦を前に、大きな倒産劇がありました。こういった話は今年年内、そして来年も続けて発生するのでしょう。

November 06, 2008

Change


おかげさまで、大統領選挙はオバマ氏の圧勝で終わりました。写真は選挙の翌々日、通勤途中のいつもの道に置かれていた自転車です。ハロウィーンは終わったのですが、紅葉色の飾りと青のオバマバナーがとてもマッチしていて、「あぁ、本当によかった」と思った次第です。

何がいいの?と聞かれても、政治評論家ではないので「これとあれ。そして、こことあそこ」としっかり言えなく残念なのです。比較論としては、この先もRepublican政治を続けること自体がとても怖いことなので、そうならなかっただけでも本当に良かったということです。

選挙日の夜中にオバマ氏の勝利が確定した直後、シカゴで行われたオバマ氏の演説も胸にしみました。マケイン氏の地元フェニックスでの残念演説では、聴衆者がほぼ白人。僕の苦手な「USAコール」さえ連発されてました。一方、シカゴではいろいろな人種が10万人以上も集まっていました。この違いも僕の眼にはとても輝いて映りました。とにかく、変わらなければいけない。変えなければいけない。やはりこの時代には必要でしょう。

この結果を本当に喜んでいるのは、ここニューヨーク、特に僕の住んでいるリベラルなダウンタウンにも多いはずです。当選確実になったその瞬間に、四方八方から歓声が沸きあがり、いたるところから賞賛する声や拍手が聞こえたのは、今までのニューヨーク生活の中でも忘れられないシーンの一つかもしれません。通勤途中にそっと置かれていた自転車のこのオブジェも、まさにリベラルなエリアを代表しているシーンの一つでしょう。

October 29, 2008

冷たい雨


昨日は、この時期にしては珍しい嵐模様で、積雪も記録したようです。そんな悪天候の中、NBAの2008年シーズンの開始を記念してなのか、ユニオンスクェアではNBAとKIAのイベントが大々的に行われていました。

大々的に行う予定だった。と言ったほうが実は正しいのかもしれません。あいにくの天気で、せっかく作った仮設コートやスポンサー者の展示、さらには大スクリーン上でのNY Knicksのプロモーション等、人影はまばらで寂しさだけが感じられました。残念ながら、天候はコントロールできないので、主催者側としてみれば、全くもって不運としか言えないでしょう。これも今年のKnicksの先行きを暗示しているのかもしれません。内容は異なりますが、がっかりという点では、今年のMLBワールドシリーズかもしれません。そもそも、フィラデルフィア対タンパベイを予測していた人がどのくらいいたでしょうか?(ファンの方、すいません)おかげさまで、FOX独占中継の視聴率も過去最低。さらに、天候不良により試合中断など、かなりひどい状況になっていると思われます。

まぁ、米国経済そのものがひどい状況なので、何がどう転んでも、今ならうやむやになってしまうような雰囲気があるのが不思議な点です。僕が心配なのは、この調子で、大統領選挙も思わぬ事態が起きないで欲しいということです。この週末にはNYシティ・マラソン。そして、火曜日には大統領選挙があります。少なくとも、この写真のようなひどい天気になって欲しくはないですね。

October 23, 2008

地下のストリートミュージシャン


こちらはかなり冷え込んできました。革ジャンやダウンも当然の寒さになり、長い冬へ面舵一杯といったところでしょうか。

株価は日々ジェットコースターのように上がり下がりが激しく、大手企業でのレイオフのニュースが毎日のように聞こえてきます。大統領選挙を2週間後に控えている今、まさに不景気真っ只中、そして今後はもっと悪くなるだろう。という不安感を皆抱えているように思えます。ニューヨークに来た15年前は、景気も上昇中でインターネットバブルも経験し、9/11後の不景気感もその後の景気回復で忘れて去っていたのですが、今回のはかなりシビアで長続きしそうです。地震に備えての避難訓練のように、何か備えなければいけないのでしょう。

そんな暗い雰囲気が蔓延している中、純粋に楽しかったストリートミュージシャンを見かけました。地下鉄はユニオン・スクェアの構内の中、背の高い黒人兄さんが気持ちよさそうにギターのソロを弾き続けてました。「ギュワ~ン、キュィ~ン」などといった音に合わせて、体をのけぞらしたり、歯で弾いてみたりとまさに自分の世界にどっぷり。でも、上手で真面目に弾き語る人よりも断然面白かったのは事実です。

11月2日に予定されているニューヨークシティマラソンの広告に挟まれつつ、ひたすらギュイ~ンを続ける彼がいるこの空間は、不景気などの不安を全く感じさせないものでした。不思議なものです。ということで、今回もまたまた街のミュージシャン話をしてしまいました。

October 15, 2008

いよいよ大統領選


充実した休暇を終えて、ニューヨークに帰ってきました。思いのほか暖かで、これも温暖化の影響なのでしょうか。さて、米国では11月4日の大統領選挙に向けて、最後のラストスパートという感じがでてきました。今晩も最後の公開討論会がここニューヨークは、ロングアイランドのHofstra大学で行われます。そういえば、何故公開討論会が開かれる場所は大学が多いのでしょうか?とてもいいことだと思うのですが、どなたか理由を知っていたら教えてください。

僕自身米国に来て3度目の大統領選挙です。永住権はあっても選挙権はないので、傍観者にしかなりえないのですが、やはり興味があります。ただし、前回2回とも応援していた候補が両方負けてしまい、顔も見たくない大統領が勝ったシーンは今でも覚えています。ワールドシリーズでヤンキースが負けた時のような脱力感とも言えたでしょう。

今回ももちろん、Democratを応援します。どんなに米国に長く居ようが、こぶしを握って「USA!」と叫ぶ自分が想像できないですので当然かもしれません。つい最近までは候補者の論点はイラク問題が中心となっていたのですが、ここ最近の状況から、軍備から経済問題まで幅広くカバーする必要がでてきました。それ故、討論会の重要性が浮き出てきたように思えます。Republicanはペリン州知事という意表をついた副大統領候補を指名してきたのですが、この非常事態の中、「ブッシュよりも頭が悪いかも」という噂が絶えません。確かにひどいです。

下馬評では、オバマ上院議員が有利とされていて、それはそれで嬉しいのですが、過去ケリー州知事などの例もあり、実際に11月4日の夜になるまではわからないのが選挙戦です。あと3週間、せっかくなので最後の攻防を楽しんでみようと思ってます。

October 04, 2008

大切なもの


こまごました仕事に追われ、新しいテーマにめぐり合わずに日々が過ぎてしまいました。米国全体は金融危機に加え、大統領選挙に向けて、日々いろいろなコトが起こっています。ニューヨークもその鼓動の真ん中にいるようで、何か騒々しさが増した気がしてました。

そんな中、休暇をとりニューヨークを脱出しました。到着先は実家の磐田。お祭りの時期です。写真は2日間のお祭りのはじまりの1シーンです。この山車は僕の生まれ育った町の自慢の持ち物で、お祭り参加者にとっては「宝物」と呼んでいいのか、英語で言えば「idol」というべきなのか、特別な存在なのです。

少子化の影響をここでも受けていて、このお祭りをどう守っていくのかという議論もあります。さらに、安全面などの細かな取り決めなども以前よりもより複雑になっているようです。いろいろなIssueはあるとは思いますが、僕がクリアに思っているのは、こうした伝統を継続維持していくことはとても大切なことなんです。遠くに住んでいることで、そして歴史の深みのない国に住んでいることで、より強く感じてしまうのでしょうか。

September 23, 2008

ちょっと重そう


先週からの大きなニュースで、アメリカ全体が日々揺れ動いているような感じがします。また、大統領選を間近に控え、この経済状況をどう捕らえているのか、どうしていくのかということが論点になりつつあるようです。僕個人としては、自由経済の名の元、一部の金融関係者の私利私欲(と思えてならないのですが)のため、様々な金融規制を撤廃した結果このような事態になったことにアメリカの行き過ぎ感があります。投資銀行の職員に支給されていた、異常とも思える程のボーナスの額等、庶民としてはかなり許せない部分もあるので、その人達の始末を庶民の税金でカバーすることはやはり耐えられないです。

暗い話はまた別の機会にするとして、最近のイエローキャブは何故か小さな進化をとげています。過去とりあげた、車内のモニターはほぼ全車に搭載されてます。クレジットカードの支払いに関しては賛否両論あるのですが、僕はカードを使ったことがないのでまだもめたことはありません。で、最近は、写真のようなモニターを屋根に搭載しているモデルも出てきました。さすがにこれは重そうです。このモニター、ニューヨークのアパートでしたら部屋にあってもおかしくない大きさですし、なにせ消費電力が大きそうです。

原油の高騰で、タクシーの運転手はかなりつらい思いをしているはずです。全米の大都市の中でも、ニューヨークのタクシー料金はかなり低いと言われており、このモニターを搭載すれば、子供一人をいつも乗っけて走るようなもので、燃費にもよくないのは明らかです。まだ、この手のタクシーに乗ったことがないので、今度運転手にコスト感とメリットを聞いてみようと思ってます。アメリカ経済全体の成長が鈍くなり、同時に広告業界の成長も危ぶまれている今日この頃、エマージングメディアとしてのタクシー広告はちょっと無理があり、広告主の腰も重そうな気がします。

September 12, 2008

資源の話


9月も中盤にさしかかり、半そででは肌寒く感じる時期となりました。さて、先日マーケティング関係のワークショップに参加してきました。20名程度の受講生にて開催されたワークショップは、ビジネススクールの授業のようで、その久々の感覚をすっかり楽しんできました。

ワークショップのテーマとは全く異なるのですが、今回は資源に関しての世間話が面白かったです。ちなみに会場で水やソーダを飲むのに利用していた写真のコップには、"Made from Corn"と書かれており、とうもろこしでできているようです。そして、裏側には"100% Compostable"とあり、ようは捨てても自然に戻るということなのでしょう。ちょっと待てよ?とうもろこしは、僕だって食べるし、家畜のえさにもなるわけだし、こんな容器にしてしまっていいのかな?と思うのです。米国では、現大統領が、とうもろこしから代替燃料を精製することを推奨したため、とうもろこしの値段が跳ね上がりました。その結果、トルティーリャとしてとうもろこしを主食としているメキシコなどの人達が苦労している。という話も聞きます。エコのはやりと経済優先のこの市場、何かずれているような気がしてなりません。

もう一つ興味深かった話題がHHOと呼ばれる車の走行燃費をよくする仕組みです。隣の席の女性(世界銀行に勤務しており、ワシントンDC郊外に住んでます)といろいろ話していると、いとこがIsuzuのSUVに自分で装着し、燃費が倍以上良くなった。と言うのです。ランチになり、エンジニアの学位がある男性も一緒になり、その仕組みに関して説明してもらいました。車のエンジンは普通の空気を吸い込むのですが、そこに重曹を電解させた特殊なガスを混ぜることで、燃費が上がるらしいのです。このビデオで確認できます。彼女は5人家族で車が5台あり、通学や通勤にフル稼働しているらしく、ガス代の高騰はとても深刻なようです。そんな状況なので少しでもガス代を節約できるのであれば、トライしたいとのことでした。無理しない方がいいよと思いながら、ビデオのようなトライアルが広い米国のあちこちで起こっていると思うと、ちょっと面白いですね。

September 04, 2008

Meetup


早いもので9月になりました。これからどんどん日が短くなり、気温も下がってきます。ちょっと寂しい時期なのです。さて、先日久々にニューヨークでのコミュニティに顔を出してきました。その名も、NY Tech Meetup。名前だけ聞くと、かなり堅い感じはしますが、実際にはやわらかいコミュニティの集いです。

このMeetup。発祥はシリコンバレーです。テクノロジー関係(主にインターネットテクノロジー)のスタートアップ企業が自社のサービスやプロダクトをプレゼンするための集まりです。各社5分のプレゼン時間が与えられ、その後の質疑応答、情報交換などがゆるい仕切りで実施されるイベントです。

ニューヨークでは月に1回開催され、そこには、Web関連会社、金融関係者、メディア関係者等々、それぞれの職種の人達がそれぞれの興味を持って参加します。会費は1回10ドルで、食事やお酒が振舞われるわけでもなく、淡々と会が進行されていく「素人感」は、数千ドルの入場料を払ってあまり中身のないカンファレンスに慣れている僕にとっては、とても新鮮かつ中身のある内容だと思ってます。仕事上、面白いサービスが発見されれば、早めに手を打っておかなければと思って参加するのですが、なかなかそうしたお宝とめぐり合う可能性はありません。ただ、いつかあるのでは?と子供の頃楽しんだ、くじ引きのわくわく感を思い出させてくれるという意味でも好きなイベントなのです。