September 23, 2008

ちょっと重そう


先週からの大きなニュースで、アメリカ全体が日々揺れ動いているような感じがします。また、大統領選を間近に控え、この経済状況をどう捕らえているのか、どうしていくのかということが論点になりつつあるようです。僕個人としては、自由経済の名の元、一部の金融関係者の私利私欲(と思えてならないのですが)のため、様々な金融規制を撤廃した結果このような事態になったことにアメリカの行き過ぎ感があります。投資銀行の職員に支給されていた、異常とも思える程のボーナスの額等、庶民としてはかなり許せない部分もあるので、その人達の始末を庶民の税金でカバーすることはやはり耐えられないです。

暗い話はまた別の機会にするとして、最近のイエローキャブは何故か小さな進化をとげています。過去とりあげた、車内のモニターはほぼ全車に搭載されてます。クレジットカードの支払いに関しては賛否両論あるのですが、僕はカードを使ったことがないのでまだもめたことはありません。で、最近は、写真のようなモニターを屋根に搭載しているモデルも出てきました。さすがにこれは重そうです。このモニター、ニューヨークのアパートでしたら部屋にあってもおかしくない大きさですし、なにせ消費電力が大きそうです。

原油の高騰で、タクシーの運転手はかなりつらい思いをしているはずです。全米の大都市の中でも、ニューヨークのタクシー料金はかなり低いと言われており、このモニターを搭載すれば、子供一人をいつも乗っけて走るようなもので、燃費にもよくないのは明らかです。まだ、この手のタクシーに乗ったことがないので、今度運転手にコスト感とメリットを聞いてみようと思ってます。アメリカ経済全体の成長が鈍くなり、同時に広告業界の成長も危ぶまれている今日この頃、エマージングメディアとしてのタクシー広告はちょっと無理があり、広告主の腰も重そうな気がします。

September 12, 2008

資源の話


9月も中盤にさしかかり、半そででは肌寒く感じる時期となりました。さて、先日マーケティング関係のワークショップに参加してきました。20名程度の受講生にて開催されたワークショップは、ビジネススクールの授業のようで、その久々の感覚をすっかり楽しんできました。

ワークショップのテーマとは全く異なるのですが、今回は資源に関しての世間話が面白かったです。ちなみに会場で水やソーダを飲むのに利用していた写真のコップには、"Made from Corn"と書かれており、とうもろこしでできているようです。そして、裏側には"100% Compostable"とあり、ようは捨てても自然に戻るということなのでしょう。ちょっと待てよ?とうもろこしは、僕だって食べるし、家畜のえさにもなるわけだし、こんな容器にしてしまっていいのかな?と思うのです。米国では、現大統領が、とうもろこしから代替燃料を精製することを推奨したため、とうもろこしの値段が跳ね上がりました。その結果、トルティーリャとしてとうもろこしを主食としているメキシコなどの人達が苦労している。という話も聞きます。エコのはやりと経済優先のこの市場、何かずれているような気がしてなりません。

もう一つ興味深かった話題がHHOと呼ばれる車の走行燃費をよくする仕組みです。隣の席の女性(世界銀行に勤務しており、ワシントンDC郊外に住んでます)といろいろ話していると、いとこがIsuzuのSUVに自分で装着し、燃費が倍以上良くなった。と言うのです。ランチになり、エンジニアの学位がある男性も一緒になり、その仕組みに関して説明してもらいました。車のエンジンは普通の空気を吸い込むのですが、そこに重曹を電解させた特殊なガスを混ぜることで、燃費が上がるらしいのです。このビデオで確認できます。彼女は5人家族で車が5台あり、通学や通勤にフル稼働しているらしく、ガス代の高騰はとても深刻なようです。そんな状況なので少しでもガス代を節約できるのであれば、トライしたいとのことでした。無理しない方がいいよと思いながら、ビデオのようなトライアルが広い米国のあちこちで起こっていると思うと、ちょっと面白いですね。

September 04, 2008

Meetup


早いもので9月になりました。これからどんどん日が短くなり、気温も下がってきます。ちょっと寂しい時期なのです。さて、先日久々にニューヨークでのコミュニティに顔を出してきました。その名も、NY Tech Meetup。名前だけ聞くと、かなり堅い感じはしますが、実際にはやわらかいコミュニティの集いです。

このMeetup。発祥はシリコンバレーです。テクノロジー関係(主にインターネットテクノロジー)のスタートアップ企業が自社のサービスやプロダクトをプレゼンするための集まりです。各社5分のプレゼン時間が与えられ、その後の質疑応答、情報交換などがゆるい仕切りで実施されるイベントです。

ニューヨークでは月に1回開催され、そこには、Web関連会社、金融関係者、メディア関係者等々、それぞれの職種の人達がそれぞれの興味を持って参加します。会費は1回10ドルで、食事やお酒が振舞われるわけでもなく、淡々と会が進行されていく「素人感」は、数千ドルの入場料を払ってあまり中身のないカンファレンスに慣れている僕にとっては、とても新鮮かつ中身のある内容だと思ってます。仕事上、面白いサービスが発見されれば、早めに手を打っておかなければと思って参加するのですが、なかなかそうしたお宝とめぐり合う可能性はありません。ただ、いつかあるのでは?と子供の頃楽しんだ、くじ引きのわくわく感を思い出させてくれるという意味でも好きなイベントなのです。

August 27, 2008

カー シェアリング


出張していたため、少々ブランクが空いてしまいました。さて、ニューヨークはすっかり秋の気配となっています。日が短くなり、テニスの全米オープンが始まるこの時期は、夏が終わる寂しさに日々包まれるときです。

写真は、街角でのあまり「やる気」のないキャンペーンです。これだけだと、何のキャンペーンなのか想像しがたいと思います。が、このZipcar。米国で地道に人気が出ているサービスです。

「カーシェアリング」と言われるこのサービス。車を所有せずに「借りて」使うという点では、レンタカーと同じです。レンタカーといわず、カーシェアリングと呼ばれるのは、その発想が異なるからです。Zipcarを利用するためには、年間会費を支払う会員になります。その年間会費には最低限の利用料が含まれていて(月に数時間程度)それを超える場合には、利用時間と車の種類に応じた金額を支払います。現在、米国の大都市に展開されているこのサービス、例えばニューヨークの場合には街中の多くの有料駐車場にZipcarが数台ずつ置かれていて、家の近くの駐車場に利用可能なZipcarの台数がリアルタイムにWebサイトで確認できます。空きがあれば、Webで予約してそのまま駐車場に行き、車をピックアップ。そして利用後は別の駐車場に返却することもOKです。

「ガソリンの補給のタイミング」や「車内をきれいに使う」などと言ったルールが充実しており、ユーザー間での参画意識に基づいた品質維持をポリシーとして掲げています。果たしてこのモデルがわがままで傲慢なニューヨーカーに守られるか?という疑問はあるのですが、利用者に聞くと、今のところは問題ないようです。

原油価格が高騰した今、こうした発想はエコロジーにもつながり、かつビジネス的にも成功しているようです。こうした「シェアリング」サービスは欧州が進んでいると聞いてます。確かに、自転車のシェアリング・サービスなど欧州各国の都市にも展開してました。品質維持が個人のモラルに依存されるこのモデル。ユーザーベースが拡大した時に、この米国にて維持されるのか、少々見ものです。

August 12, 2008

北京オリンピック


オリンピックが始まりました。中国での初めての開催で、いろいろなIssueがあったのですがすでに日々アツい競技が続いているようです。ニューヨークではあまり熱狂的な様子は伺えないのですが、NBCのあるロッカフェラーセンター界隈に出向くと、それなりにオリンピックを肌で感じることができるのかもしれません。

そうなんです。米国では3大ネットワークの一つ、NBCがオリンピックの独占放映権を所有し、自社のプロパティを駆使して地球の反対側で行われている競技を全米に伝送しています。この独占放映権に関するビジネスの規模を簡単に説明しますと、

独占放映権取得費用:$894Mil (約940億円)
広告収入目標額:$1Bil (約1,050億円)
テレビ放映総時間:3,600時間
オンライン総時間:2,200時間

というかなりの規模になっていることがわかります。広告販売に関してはほぼ完売したようなので、当初の目的は達成といっていいのでしょう。あとは、視聴率がどう評価されるのかという点が注目されます。

NBCによるオリンピックのカバレッジはかなり前から注目されており、オンラインを含めた様々なタッチポイントを効果的に活用し、最後はテレビ放映に聴衆を引き付けるというわかりやすい戦略でした。実際開始してみると、その戦略の意図がしっかりと機能していることがわかります。写真はオンラインの様子ですが、テレビと同時にオンラインでも同じコンテンツを配信することを堂々と行っています。メディアのチャネルの選択肢は視聴者に預ける一方、メディアのブランド力も同時に伝え、視聴者を囲い込む手法は、今後のメディア企業の方向性を示唆していると感じます。

こうしたビジネスの側面も楽しみながら、本来の目的であるスポーツを楽しんで行こうと思ってます。

July 31, 2008

真夏のストリートミュージシャン


ニューヨークも夏本番で、気温も高い日が続いています。昼間で一番暑くなる午後4時ごろ、打ち合わせのためPark Aveの28丁目あたりを歩いていたところ、どこからかギターの音が聞こえてきました。地下鉄のホームなどではよくあるのですが、ビジネスピープルで忙しいPark Aveではちょっと珍しい出来事です。

思わず視線を向けると写真のおじさんがギターをセッティングしていたところです。「暑いね」と声をかけると、「Yeah!」と渋い声で答えたこのおじさん。ギターをちらっと見るとギブソンのセミアコかな?で、どんな音楽なんだろう。と楽しみにしていると、ブルースでがゆっくりとしたテンポで流れてきました。そして、かなりイケてました。

30度を超える気温の中、交通量の激しいPark Aveにてこのおじさんの奏でるゆっくりなブルースは、かなり印象深かったです。待ち合わせもありゆっくり楽しむことはできず残念でしたが、なんだかすっきりとしたひとときでした。

July 28, 2008

パンのおいしさ


食いしん坊の僕は、出張などで別の土地を訪れる機会があると、宿泊先近辺でのよさそうなレストランを真っ先に探すくせがあります。食べ物がまずいという悪評高い米国ですが、ニューヨークはまだまだましな方で、一旦ニューヨーク市の外に出ると確かに困ります。食の選択肢がかなり少なくなるからです。

そんな中、日米を比較して比較的米国に勝ち目がありそうな食材をピックアップしてみました。「野菜」:ほとんどどの野菜は、土がついていたまま売っている場合が多く、野菜本来の味がある気がします。「牛肉」:赤み中心の肉なので、脂がくどくなってきた年頃の僕にとっては食べやすい。これら2つはまだ差は僅差かもしれません。が、最も明らかなのが「パン」です。

食べ物の好みというのは、いたって主観的なものなので自由に言いますが、日本のパンはまずいと思います。いや、「おいしいパンが少ない」と言った方が正解かもしれません。日本から訪れる人達がよく「日本のパンは、ふっくらしてやわらかくておいしい」と言っています。残念ながら、僕は全く逆で、「変に白くて柔らかすぎて気持ち悪い」とさえ思います。写真はマーケットに出てくるパン屋さんですが、こういう場所で売られているパンは、「白くないけど、噛み応えがあって、味がある」のです。欧州でももちろん「噛み応えのある」パンが中心で、やっぱりおいしいと思いました。もちろん、米国でも安売りスーパーで大量販売されているパンはひどいのですが、探せば必ずよいパンに出会えます。

味覚というものは不思議なもので、一体「白くて柔らかい」のがおいしいパンだというのは、どの時点で誰が決めたものなんでしょうか。あの白さは漂白剤が入っていないと無理だと思うし、長持ちする柔らかさも何かケミカル物質がそうさせているのでしょう。さもなければ、パンはすぐに固くなるわけですから。白いパンの流行を作ったのがもしも広告会社の仕業であれば、そろそろ「硬いパン」に回帰するようにしてみるのもいいかもしれません。あごの発達が促されて三船敏郎フェースが増えるかもしれないですし。

July 24, 2008

その後の iPhone 3G


iPhone 3Gの購入から約2週間がたちました。米国では賛否両論いろいろと言われていますが、3日間で世界中で100万台を売ったという実績は、この不景気のご時世、かなりのことだと思います。3Gの評価は、いろいろなサイトでまとめられていますが、今日は僕が個人的に抱いている感想を中心にまとめてみます。

不満な点からはじめてみます。

1.3Gの速度が遅くネットワークが不安定。
そもそも、「これが3Gの速度です」という基準を知っているわけではないのですが、体感的にはやはり遅いと感じてます。期待値が高すぎたのかもしれませんが、WebアクセスやメールのRetrieve含めがっかりしてます。さらに、3Gでカバーされているはずのニューヨークですが、時に一歩格下げのEDGEに自動的に切り替わったりすることも頻繁です。この問題は、全米中の人が体験しており、大きな問題として挙げられています。

2.バッテリーが短い
電話、メール、SMS以外の機能(YouTubeなどの動画視聴やGPSなど)はほとんど利用しないのですが、やはりバッテリーの持続時間は少なく感じます。出張などで、飛行機で移動しつつ、時折SMSやメールの返信や通話などをしているうちに、バッテリーがなくなる可能性が高いです。これはかなりいただけないです。Bluetoothなどのほとんど使わない機能をオフにしていても、抜本的な対策にはなりません。3G機能をオフにすると長持ちする。と言われてますが、それでは3Gの意味がないよな。とも思います。

3.Copy & Pasteができない
とても小さなことかもしれませんが、実はとても不便なのです。例えば、電話をかけようとして、Contactリストから選択した相手が米国外に居住している場合、国際電話の発信番号+国番号を最初に入力する必要があります。Copy&Pasteができないことで、こうした単純でも重要なアクションがとてもしにくいのです。メールもしかりで、これは初期型から言われていたことですが、改良されてなく残念です。

とまぁ、普通のレビューどおりの不満が、僕の中にもあるわけです。一方、いいこともあるわけでして、

1.日本語入力
今までは読めただけでしたが、今ではメール含め入力が可能になりました。これは僕のような立場にいる人にはとても便利なことです。

2.Apps
iTunesからダウンロードできる各種アプリケーションには、便利なユーティリティもあれば、息抜きのゲームもあります。とても簡単に購入&ダウンロードができます。

以上が僕にとっての評価です。どんなモノやコトでも、100%満足することはないわけで、このiPhoneもしかりです。不満点も多いのですが、Appsなどに見る「機能」の将来性、グローバル端末という観点からの「インフラ」としての将来性を考えると、とっても価値のあるデバイスがたった200ドルで買えるわけです。今では400ドルを超えるAppsも販売されているようで、iPhone自体の今後のいろいろな展開にはちょっと着目しておくべきだと思ってます。ちなみに、写真のApple Store SOHO店に昼でかけてみたところ、iPhoneは売り切れていました。

July 16, 2008

MLBオールスターゲーム


夏も本番。日々多くの観光客を見かける中、最近際立って多かったのが、野球のジャージを着た人達でした。昨晩、ヤンキースタジアムで行われたオールスターゲームを一目見ようと集まってきたことと思われます。

マンハッタンの街中では、いたるところで等身大以上の「自由の女神」のオブジェを見かけました。自由の女神がそれぞれ各球団のロゴなどやそのいわれなどにペイントされており、お祭り気分を引き立ててます。さらに、マンハッタン島西側にある大きな展示会場では、子供を対象にしたフェスタが催されたり。と、市としても観光による税収入が期待できるとあって、完全な協力体制でした。

いざ当日。僕はコネチカット州の会社と打ち合わせがあったので昼間の喧騒は知らなかったのですが、6番街に赤いじゅうたん(Red Carpet)を引いて、その上を参加選手やその家族を乗せたオープンカーがパレードしてました。さすが派手ですね。今回のオールスターそして、プレイオフなどのポストシーズンゲームはFOXチャンネルが独占で放映するようで、Foxの親会社 News Corpが本社を構える6番街を選んだのは当然の結果なんでしょう。実際の試合というと、夜中2時過ぎまでの延長戦でした。1時くらいまではだらだら見ていたのですが、さすがに寝てしまいました。お祭りとはいえ、長いレギュラーシーズンの最中、選手も大変だったでしょう。

今のヤンキースタジアムは今年で終了し、その横で建設中の新生ヤンキースタジアムが来年から利用されます。ニューヨークに来て以来、100回以上は通ったこのスタジアムです。センチメンタルな気分になるかと思いきや、結構さばさばしてます。なくなってしまうわけでなく、すぐ隣に同様のデザインでできるからなのでしょうか。。。

July 14, 2008

買えた 3G iPhone


3G iPhone金曜日、7時間に渡る我慢にもかかわらず買えなかった iPhone。週末にもその疲れを取り、悔しさも手伝いながら、本日改めてトライしました。その結果、ようやく手に入れることができました。写真がその実物です。

今日はランチを早めに終え、事前にチェックしていたAT&T店舗に出かけました。最初は17丁目とBroadway。店員に聞くとすぐさま「Sold Out」の返事。明日には入荷するとのことでした。すぐにあきらめ、今度は17丁目と6番街に移動です。ここでは、約20人ほどが並んでおり、列の最後尾に着いたのが12時15分。列の前後の人達と「あ~だこ~だ」話しながら、少しずつ順番が近づいてくるので、今回はいけそうな気配が高まりました。

僕らの後ろにも数十人の列ができたところで、店員がそれぞれの希望機種を確認しはじめました。ようは店舗にある在庫数と希望機種の数を比べ始めたのです。で、列後尾のある地点から人々が帰されたので、多分今日の在庫分まで達したのでしょう。待つこと 2時間弱、店内に入り、早速金曜日の事件を説明しました。「CRUというアカウントで、7時間待って断られた。後でカスタマーサービスに電話をしたら、これはCRUアカウントではない」と説明し、店員がLet me checkといい調べたところ、すぐに「You are normal. You can get right away.」と言います。そうでしたか、やはりApple Storeに詰めていたAT&Tスタッフの落ち度だったということです。

まぁ、経緯はどうであれ、ようやく手に入れた 3G iPhone。世界中で利用可能なこのデバイスは、今後の携帯市場の構造を変える可能性がたくさんあります。まずはユーザーとしてその価値を楽しんで見ようと思ってます。

July 11, 2008

買えなかった 3G iPhone


3G iPhoneの発売を心待ちにしていた僕は、朝6時過ぎに近くのApple Storeに出かけて8時からの開店に備えました。写真は6時の写真です。すでに列はできていたものの、思ったよりも短かったのでホッとしながら、この写真の一番左側に並びました。7時間後の結論は、予想とは全く異なり、何と買えなかったのです。

  • 6:10 列に並びました。私の前には約100人くらいの人達がいて、最前線の人達は夜を過ごしたことと思われます。
  • 8:00 開店。開店前にアップルストアの店員達が、水を皆に配ったり、質問を聞いたりしてました。開店しても数人ずつしか店に入れません。
  • 9:30 開店後1時間半後に店中に入れました。1Fでは、拍手で迎えるストア店員達の中、そのまま2階へと進みます。2Fに行くとまた、そこに行列ができてます。
  • 12:00 店内で待つこと2時間半、最初からだと約6時間後、ストア店員に3Fに連れて行かれiPhoneの購入です。
  • 12:40 ここでは買えないことが判明。しぶしぶ店をでました。

6時間以上も待って買えなかったとは、何が起こったのでしょうか?今、僕が使っている携帯電話はAT&Tです。会社が一括契約しているわけでもなく、個人の口座となってます。前日にはAT&Tのサイトで「Upgrade可能度チェック」を実施したところOKだったので、何も疑問視してなかったのです。ところが、アップルストア内に詰めていたAT&Tスタッフが言うには、僕の携帯がCRUという特殊な企業口座になっているとのこと。全く身に覚えがないので、ありとあらゆる質問や抵抗をしたのですが結局NG。僕の周りにはその他の理由でNGといわれた待ち時間6時間組みが大声で悪態をついていたりしてました。

疲れたのとがっかりしたのとの両方でとぼとぼストアを出て、AT&Tスタッフの指示に従い、口座ステータス変更の目的にてAT&Tのカスタマーサポートに電話をしました。すると、「CRUではなくノーマルだ」と言うわけです。だんだんあきれてきたので、「どうすれば買えるのか?」と聞くと、「Apple Storeではなく、ATTの店に行け」ということでした。あ~、はまってしまった。と思いつつ、とっても疲れたので今日はこれでやめにした次第です。

一連の経験で感じたのは、アップルストアの店員は皆、しっかりと教育されていて、かつとても態度がよろしいです。悪い例ばかり見ている米国ではとても稀な体験でした。これに比べ、Apple Store内に詰めていたAT&Tは今一いただけなかったです。確かに、アウェイでもあるし情報へのアクセスが悪いし、さらに合併を繰り返し複雑な料金プランなども管理しているので難しいとは思いますが、アップルとAT&Tではかなり格差はあった気がします。まぁ、こんな比較はどうでもよく、iPhoneが手元にないことがとても残念で、長い一日でした。

July 10, 2008

テレビドラマの広告


グランドセントラル駅とタイムズスクエアを結ぶ地下鉄はShuttleと呼ばれ、日々通勤やその他大勢のニューヨーカーに親しまれてます。以前、取り上げたのですが、この車両内全面に展開させるラップ広告が面白いのです。

今回は、比較的マイナーなケーブル放送局のAMCが提供するテレビドラマの広告です。このMAD MENというドラマは60年代のニューヨーク広告代理店に勤務するCDが主人公で、その仕事ぶり、クライアントとの関係、家族との話等々、同様の業界にいる僕にとってはとても興味深く見てました。1年ほど前に登場したこのドラマですが、一部視聴者に人気があったようで、第2作目が今月末から始まります。そして、その番宣の一つにこの交通広告があったわけです。

興味深い点はいろいろあるのですが、登場人物のファッションやスタイル、オフィスやレストランなどに置かれている家具類など、60年代の米国のいい部分を上手に表現している点。さらに気を引いたのは、そのワークスタイルです。勤務中のたばこ、お酒はあたりまえ。ピッチに勝った場合など、その場でオフィスで乾杯(スコッチが多いです)。クライアントへの接待もあらゆる手段を利用したり、そして職場内での色恋ごとも茶飯事という次第です。米国といえども、当時はまだまだ男尊女卑や人種差別が堂々と行われていた時代でもあり、その描写も臆することなく表現されてます。こうした点にすっかり弾かれたのかもしれません。同じドラマを、地上波ネットワークで放映することはありえないでしょう。

というわけで、7月後半からスタートする MAD MENの第2弾、今から楽しみしています。追加ではありますが、明日3G iPhoneに切り替える予定です。写真の解像度が少しよくなることを期待してます。

July 07, 2008

ケベック市


7月4日は米国では独立記念日の祝日で、ニューヨークをはじめいたるところでお祝いの花火イベントがあります。この日の米国でのイベントにはすっかり飽きている僕なので、毎年なるべく米国にいないようにしていました。今年も同様でカナダはケベック州ケベック市に車で往復してきました。

驚いたことは、7月3日が、ケベック市設立400周年記念だったということでした。米国の独立記念日騒ぎはせいぜい200年強の歴史ですが、ケベックはなんと400年を祝っていたという事実です。また、宿泊した場所の近辺にはLaval大学という、北米最古の大学(ハーバード大学よりも1年前に設立)もありました。つまり、歴史という観点ではかなり奥の深い都市ということです。城壁に囲まれた街並みも北米唯一らしく、北米大陸にありながら欧州の都市を思い出させる場所になるわけですね。

さてこのケベック旅行、車による2泊3日の強行スケジュールでした。一日の運転距離としては今まで最長記録でしょう。片道で516マイル、約830km。往復ですと1660kmです。せっかくのロングドライブ記念でもあるので、日米比較をしてみました。片道830kmという距離は、東京から広島までの距離とほぼ同等のようなので、それをベンチマークに、そして1ドルを107円換算してます。僕の車がホンダのエレメント(日本では販売中止になってしまったようです)で、燃費が高速で 9.4km/litre。ガソリン代が米国、日本それぞれで、125円/litre, 170円/litre。ガソリン代合計が米国22,074円。日本30,022円です。以前に比べて、日米間のガソリン代の差がかなり少なくなってます。そして高速代。米国では往復で橋と高速の通行料の合計が 1,669円。日本では高速利用料として32,900円。ガソリン代+高速代を合計すると、米国 23,743円。日本 62,922円という結果になりました。

まぁ予想通りの結果といえばそれまでですが、改めて日本の高速料金の高さが目に付きます。この料金シミュレーションで、ちょっと誤魔化した部分は、カナダでのガソリン代です。上の計算ではガソリン代はすべて米国平均にて換算してるのですが、カナダのガソリン代は160円/litre程度で丁度日本と米国の中間程度です。それでも、高速利用料はただで、これは欧州にも共通して言えることです。「地方のため」と大義名分で整備している日本の高速道路が、その高い料金のせいで、逆に地方の発展を阻害しているとも思えるのは僕だけではないでしょう。

June 27, 2008

デザイン後進国


夏至も過ぎて、気候としては夏本番なのですが、これから日が短くなると思うと寂しくなるのはこの時期毎年のことです。最近のニューヨークは暑さは平年並みですが、湿気が多いです。日本の夏を過ごしたことのあるこちらの人間と話すと、「日本の夏に近いかも」と言ったりしてます。

さて、写真のオレンジの物体は、道路の工事時に利用される電光掲示板です。「この先工事。片側通行」などと書いてある一連の装置です。興味を誘ったのは、上についている太陽電池板でした。この国ではグリーン、グリーンとただお祭り騒ぎをしているだけと思いきや、こうした所にも努力をしているようで、少しは見直したのは事実です。

と、おだてたのも束の間、こうしてこの装置をじっくり見ると、なんと不格好な物体なのかと思います。色もさながら、全体のバランスを含め、街並みにそぐうどころか、醜いと言ってもいいでしょう。電光板裏側部分に心無く書かれたグラフィティは一歩譲ったとしても、全体がとにかく見苦しいの一言です。機能が満たされればそれでOKと、強く主張しているようにも思ってしまいます。

このような醜いデザインは、ここ米国で本当にいたるところでよく見かけます。電化製品、車、店舗等々、重機類のみならず、多くのプロダクトのデザインの質が低いのは何故でしょうか?欧州では、機能のよさに加え、機能美を追求した「なるほど」とうならせるデザインを多く感じます。日本のレベルも最近は高いと思います。食を「Fuel」と考え、合理的、機能的であればよしとするような国民性の中で、機能美を追求することはもしかしたら無理なのかもしれませんね。

June 16, 2008

ウォータータワー


15年という期間が長いのか短いのかはさておき、これだけの期間ニューヨークに暮らしていながらも、わからないことはまだたくさんあります。写真はソーホーの入り口、ブロードウェイとハウストンとの交差点です。DKNYの壁広告はかなり長い間この地域のシンボルでしょう。が、今日はその上に立っている「ウォータ・タワー」が主役です。

ニューヨークを上から眺めると、多くのビルの最上階に木製のウォーター・タワーがそびえ立っていることがわかります。僕は過去長い間この物体が気になり、かつとても不思議でした。水をためておく桶だということは容易に想像できたのですが、この文明が進んだ今、何故どこも決まって木製なのか?という疑問です。以前住んでいたブルックリンのアパートでは、このタワーの老朽化が原因で屋上から水が漏って大騒ぎになったこともあります。

で、その疑問を見事に解決してくれたのが、テレビでした。時に右よりなテーマになるため、あまり好きではないケーブルネットワーク局のDiscovery Channelにて放映しているシリーズモノ「Mike's Dirty Job」にてこのWater Towerを取り上げたからです。この番組、主人公のMikeが、米国で考えられている「汚い仕事」に挑戦し、その仕事内容とそこで働く人達を紹介するという半ドキュメンタリー番組です。なかなかよく出来ていて、思いもがけない仕事の紹介や、そこで働く人達のストーリー。Mikeが一緒に働くことで生まれる連帯感等々、テレビ側の人と一般参加者が対等にコミュニケーションをする、日本にはできない創りとなってます。

テレビ番組の日米の違い話はさておき、ウォータータワーが何故必ず「木製」なのかこの番組でしっかりと教えてくれました。軽くて作業がしやすいステンレスやその他強化プラスチックを以前試したことがあるようですが、木に比べると「もち」が悪いようです。これには驚きでした。木の方が長持ちし、かつ衛生上優れているようです。20年ほどの寿命を終えたタワーは、人手によって解体され、そして同じ場所に新しいタワーが造られます。冬の寒く風が強い日には、手先の感覚が麻痺することも多いそうですが、地道な作業は1年通じて行われるようです。まだまだわからないことは多いですね。

June 09, 2008

百度


デジタル業界に長い僕にとって、「百度」というとあの検索サービスが頭に浮かんでしまいます。が、しかし今日のニューヨークはまさに百度。華氏百度つまり摂氏38度なのです。つまり暑いです。

ニューヨークの夏は15回目になるのですが、100度を超える日というのは年に数日あるかないか。という感覚があります。これが6月の上旬に100度を記録したことは僕がここに住んでからは始めてだと思います。ということで、この数日はとにかく暑く今日がそのピークだそうです。

写真はニューヨーク近辺を網羅する家電チェーン店です。いかにもだるそうに立っている人達は、エアコンをあわてて購入した人達で、奥の倉庫から出てくるのを待っているわけです。前にも少し触れましたが、米国で流通している家電でかなり遅れているのは、よく言われる「白物家電」。洗濯機や掃除機は性能が悪く、大きい。エアコンもそうです。特に窓に直接取り付ける型が主流なので、こうして街角の電気やで簡単に売っているわけです。

さて、この暑さ、あと数日は続くようです。実は今日は 3G iPhoneが発売されるのではないかと心待ちにしていました。もし発売されればどんなに暑くても買いに行こうと思ってました。が、7月11日に発売開始ということでちょっと待たされたわけです。同じ待つのも、エアコンよりもいいか。と思った次第です。

May 29, 2008

ドイツから学ぶ


短い休暇を利用して、ドイツに行ってきました。フランクフルトを中心とした南東地域に車で移動した旅行は、大小さまざまな発見がありとても充実した休暇でした。

写真は、国境側アルプス山脈に程近い、田舎街でのスーパーのシーンです。この機械は、缶やペットボトルの収集用装置でした。ゴミとなったペットボトルや缶を処理する仕組みで、スーパー内の一角に設置されていました。ドイツ語が全くわからない僕には推測するしかないのですが、ペットボトルを挿入した後、何らかのカードを出し入れしていたので、多分ポイントがたまる仕組みになっているような気がします。

感心したのは、スーパーの中のこの設備、普通の人が全く普通に利用している点です。最近の日本の事情はわからないのですが、ここ米国(とくにニューヨーク)ではこの手の設備を利用するのはほぼ間違いなくホームレスです。彼/彼女らは日々ゴミ箱の中から空き缶やペットボトルを集め、大きなビニール袋を引きずりながらスーパーに来て現金を得ます。これはこれで「エコロジカル」な分業性と思いますが、やはり何かずれています。

多分日本でも同様なのだろうと思いつつ、こうして人々の生活の中にしっかりと環境意識が埋め込まれている国民(ドイツを中心とした欧州や日本ももちろん)は、ここ米国のようにお祭りごとのように「Green」などと大騒ぎしないのだろうな。と思います。スーパーのこの設備だけでなく、ドイツの街、公園、道路など、公共施設ではほとんどゴミを見かけませんでした。これも、人々の高い意識の現われなのでしょうか。学ぶことはとても多いですね。

May 21, 2008

Amazon Kindle


26日のメモリアルデイが近づいてきたというのに、ニューヨークは肌寒い日が続いています。通常この初夏の時期は、とても気持ちが良くて外を歩きたくなるのですが、今年は雨が多く寒いのです。

そんな中、通勤途中であの「Amazon.com Kindle(詳細)」を利用している人を発見しました。昨年鳴り物入りで登場した、この新しいブックリーダー。さほど購入希望者は多いとは思わないのですが、供給が追いつかず、待たされ続けたユーザーがたくさんいると聞いてます。ユーザー数が多いのか、単に生産が遅れているのかその真相はわからないのですが、市場はこの製品に対して結構辛口です。

本体は400ドル。ダウンロード可能な書籍タイトルは12万種類を超えるようです。WiFi接続にて好きなときに好きな書籍を有料にてダウンロードするモデルを採用しています。僕自身、このデバイスには仕事柄一応興味があったのですが、購入するつもりもなく、遠目で眺めていた状況でした。400ドルというちょっと高めの値段設定もあまり気に入らず、それよりも、「本を読む行為」の本を紙からデジタルに置き換えることで、「本を読むエクスペリエンス」が向上するのか?という命題の答えが今のところ「No」だからです。

メリット面も理解できます。その中には、資源問題などの真っ当な理由もありますが、やはり流通コスト面のメリットが大きいのでしょう。そのメリットはあくまでも生産者が享受するもので実際に購買するユーザーまでEnjoyできない限り難しいのではないでしょうか?それゆえ、「エクスペリエンス」という課題は重要であり、今まで以上に商品開発の最重要課題の一つと言えるでしょう。

May 16, 2008

リーバイス


今週はマーケティング関係のイベントがニューヨークであり、忙しかったです。その中で、テレビやインターネット、屋外などを統合させたマルチ・チャネル型のマーケティング事例の紹介があり、その一つでLevi'sがなかなか良かったです。

事例そのものは、ケーブル放送局のBravoチャンネルの番組へのプロダクト・プレースメントに加え、番組企画そのものからLevi'sブランドのPR含めたテレビコンテンツの制作。オンラインでのキャンペーン。YouTube利用などのバズ関係。そして、屋外のイベント含めた複数コンタクトポイントにおけるジーンズのキャンペーンでした。特別目新しいわけではないのですが、設計し、実施し、そして効果測定と次のプランへのインサイトにつなげる。というサイクルをしっかりとこなしている例はとても見ごたえがありました。

この手の大規模な企画キャンペーンは、時間とコストがかかるので、そんなに多くは見られないのですが、最近ではインターネットを様々な側面で利用し、充実したデジタルチャネルを駆使していろいろなアイデアが求められる時代となっています。Levi'sの事例ではモバイルとの連動も紹介され、SMSメッセージを送ると15%オフのクーポンがその場で印刷可能な仕組みも展示していました。

そのカンファレンスから移動途中、タイムズスクェアのど真ん中で次なるLevi'sの屋外イベント設営中の場に出会いました(写真)。早速次なるテーマでキャンペーンが組まれているのでしょう。と、その横を通りつつ、久々に501でも買おうかな。と財布にしまったクーポンを思い出しながら感じました。

May 07, 2008

Vitamin Water in ボストン


出張でボストンに来ています。今回はボストンでも好きなエリアのBack Bayに宿泊してまして、到着後空いた時間を見計らって街を散策しました。Newbury Streetはニューヨークで言えばブルックリンにあるようなビクトリア調のブラウンストーンのビルが多く見られ、ブルックリンと異なるところはその1階がレストランやブティックになっている点です。花粉症に悩まされながらも春の陽気の中、この通りを散歩しました。

ただの散歩ではつまらないので、ヤンキースの帽子をかぶることにしました。そうすると、ボストンでは様々な反応があるので結構面白いのです。早速通行人からブーイングされたり、店員から「あんたには売らない」などなど、予定の範囲内でのレスポンスがあります。僕も面白半分でけんかを売っているつもりなので、その都度We ARE No1などとさかなでするような反応をしたりして楽しみます。

そして、Exeter Stとの交差点にくると、そこにはNikeショップがありました。お店はニューヨークにもあるので全く興味がないのですが、なんと僕の好きな Vitamin Waterのキャンペーン中でした。ちょうどのどが渇いてきたので、普通にもらおうとお姉さんに近づいたところ、後ろから大きなマイクの音量で「そこのヤンキース野郎にはあげるな!」と言われたわけです。これがかなりの音量で、僕が驚いたと同時に回りの人達も僕の方を見て笑ってます。でMCはもっとあおりたかったようで、僕の洋服(紺色のポロシャツでスラックス)の特徴などをマイクを通じて話し、「そこのヤンキースファンだけには配るな!」としつこく言ってます。でも面白かったので、相変わらず We ARE the no1などと反論しつつも、結局はVitamin Waterをもらうことができました。小さなことでもいろいろと楽しめるものですね。