February 20, 2008

日本で見たもの


しばらく出張などが続き、忙しさに甘えつつ、ポストすることができませんでした。今も出張中でして、東京にいます。東京は思ったよりも寒く、持参した着替えでは寒さ対策が万全ではなかったです。ただ、昼間は暖かく、快晴が続き、仕事の忙しささえ忘れれば気持ちのいい滞在です。

写真のお店。なかなか立派な店構えです。これは埼玉県は川越市にあるお店です。昨年、学生時代の友人が急逝し、そのお墓参りの途中に川越に途中下車し、街を散策しました。川越は僕は初体験でしたが、小京都と言われているだけあって、街の一角に旧市外が存在してました。写真のような武家屋敷やレンガ建築などの古い建造物が残っており、東京郊外にありながら、独特の雰囲気がありました。

欧州でも、こうした旧市街区域を意識的かつ積極的に残している大都市を多くみかけました。残念ながら東京では最近すっかりみられなくなったのですが、ここで発見することができ、気持ちがほっとしたのは当然です。地方都市は様々な問題を抱えているとは思いますが、こうしてグローバルな視点からの「特徴」を前向きに維持していく姿勢はとても重要だと思ってます。日本に来る機会は数多くはないのですが、できればこうした旧市街を探索する時間を作っていきたいですね。

February 02, 2008

Vitamin Water


日本と同様、米国広告業界でも「飲料カテゴリー」は活発です。そもそもCokeやPepsiは米国オリジナルですから、当然と言えば当然です。そんな中、巨額な広告費を投下せず、地道にその販売数を増やしているのが写真のVitamin Waterだと思ってます。

僕はこのVitamin Waterにすっかりはまっており、冷蔵庫には欠かせないモノとなってます。僕がニューヨークに住み始めた頃にはなかったこの飲料。Webサイトを見ると1996年に設立された会社のようです。(正直、このWebサイトはあまり好きになれないのですが。。。)なぜ好んでしまったか。と理由を考えてみると、決して甘すぎず、あきのこない味も大事ですが、「もしかしたら健康的?」と思わせるブランディングにすっかりはめられているからだと思います。

Vitamin Waterなどという名前、Diet Cokeと同様に「あっぱれネーミング」でしょう。Vitaminを補充するのであれば、サプリメントを水で飲むのが最も効果的かつ健康的でしょう。すっきりとしたボトルのデザインと、このネーミングによって、のどが渇いたときに、Cokeは健康的でないから嫌で、水だと味気ない、でも健康にプラスがいいという僕のような典型的な「お気楽健康志向派」にとってまさにぴったりの飲料なのでしょう。

マス媒体ではほとんど見かけないこの飲料の広告です。が、街角で見かけた配送用トラックには見事なデザインがなされてました。飲料のようなカテゴリーにとって、ブランディングは生命線です。僕のような消費者をすっかり味方とし、設立10年で成功を収めたこのブランドと今後も付き合い続けていくことになるでしょう。