April 27, 2009

やはり地球温暖化?


先週は、久々にサンフランシスコに滞在してきました。写真は、そこでのシーンです。下から見上げるベイブリッジも悪くないですね。

サンフランシスコに到着したのが日曜日。着いた日の夜に「暑いな」と感じたまま、そのまま月曜日となりなんと気温が30度以上。翌日の火曜日も同様で、思わず半そでのシャツを買ってしまいました。地元の放送局では「Record Breaking!」と話しながら、このヒートウェーブを説明していたのです。その後暑さは一段落し、水曜日以降は逆に肌寒ささえ感じ、霧と青空が頻繁に変わるサンフランらしい天候でした。

そして、土曜日にニューヨークに帰ってきました。JFK空港に夜到着し、自宅までのキャブにてまたまた暖かな風を感じました。どうやら、土曜日はかなり暑かったそうです。そして昨日の日曜日、気温はぐんぐん上昇し、セントラルパークで33度を記録しました。これも「Record Breaking!」のようで、昨晩のニュースでは騒いでいました。ということは、1週間で西と東でそれぞれ「記録的猛暑」を感じることができた不思議な1週間だったわけですね。

とまぁ、うれしいやら疲れたやらの1週間でした。が、やはりこうした気候の激しい変化は、地球温暖化といわれている現象の一つなのでしょうか?だとしたら、単純に喜んではいられないのでしょう。米国ではオバマ新政権になり、前大統領時代にすっかり無視されていた「環境問題」が脚光を浴びています。米国民のマインドセットと行動規範を変えるのはとても大変ですが、まずはメッセージとして掲げることからはじまるわけなので、冷ややかに見守っていきたいと思ってます。

April 16, 2009

何故、アメリカは。。。?


長い冬がようやく抜けそうな気配でしたが、まだまだ寒いニューヨーク。今年は例年になく寒さが長引いてます。写真右上には、マンハッタンによくみかける、桜に似た花が満開になってます。が、この日も寒かったです。

さて、時折テーマにでてくる、このバーに今日も立ち寄ってみました。欧州サッカーのチャンピオンズリーグの試合があったからです。試合開始前に、士気が高ぶる多くのファンがたむろしていると思いきや、予想以上に閑散としている(中は超満員+熱気でしたが)ことに加え、インタビュアーがおりました。このお店は、サッカー好きが集まるという意味で、時折各種メディアから取材対象になっているので、別に驚くこともなく写真をとって通り過ぎようとしたところ、捕まってしまいました。

ESPNというスポーツに特化したケーブル放送局の取材で、マイクを向けられた僕に最初に投げかけられた質問が、「ここにはよく来るのですか?」でした。「はい来ます。好きなチームの応援にほぼ毎週末」と優等生のような答えで対応。その後、2,3の質問があり、「何故アメリカではサッカーの人気がないのでしょうか?」という、ちょっと核心をつくような質問が来ました。一呼吸置いた後、「アメリカという国は、自分の国が1番になれないことを、意識的に好まない傾向にあるような気がする。特にスポーツでは顕著だと思う」と、普段思っていたことを答えました。僕はこの言い分が正しいのか自分でもわからないし、多分誰もジャッジできないと思うけど、根底には必ずあるはずだ。といつも思ってます。

多分、予想外の答えだったのか、それとも「このアジア人は何を言っているのだろうか?」と思ったのか、ちょっと空白があったあと、普通に「Thanks! Enjoy the game!」と言われ、インタビューは終了。中に入り、スペイン語に囲まれつつスペインのチームをばっちり応援してきました。これも、このバー。そして、ニューヨークの醍醐味でしょう。

April 08, 2009

謎のペスパ


ようやく春かな。と思いきや、またまた寒い日に戻ってしまったニューヨークです。とはいえ、気分はすっかり春です。朝の通勤も心地よくなってきました。「寒いな」と思いつつ、厚めのコートをはおって会社に向かう途中、写真のべスパと遭遇しました。べスパは以前のテーマでも取り上げましたが、ニューヨークではよく見かけます。が、こうしてトイレットペーパーでラップされたべスパは初めてでした。

後部座席後方の木の箱は、多分ワインのケースでしょう。トイレットペーパーの巻き具合も、結構エレガントなので、もしかしたら「しゃれたメッセージ」が隠されているのかもしれません。私の住んでいるこのエリアはアーチストやゲイ達も多く居住する、リベラルな地域でして、時折こうした不思議なメッセージに出会うこともあります。

この紙巻べスパを見て、僕の学生時代のおふざけを懐かしく思い出しました。友人達と旅館に泊まり、夜な夜なお酒に酔ってくると、トイレットペーパーを全身に巻いて「月光仮面!」なんて、はしゃいだりしてました。そういえば、月光仮面も白いオートバイに乗っていましたね。

April 02, 2009


どうやら、ようやく長い冬があけたような気がします。とても暖かくなってきました。その陽気に後押しされ、今日は、ランチタイムにミッドタウンに出かけました。久しぶりの昼間のミッドタウンは、妙に懐かしかったです。ただし、やっぱりここは自分が属するところではないのかも。とも思いました。

写真はPark Avenueの50丁目あたりから南の風景です。両側に整然とビルが並び、その奥にMetlifeビルがある景色は、ニューヨークのビジネスシーンを語るにはよい光景でしょう。近くは金融関係の本社やコンサルティング会社などがあるせいか、街を歩いている人々も、きっちりしたスーツが中心で巨額なお金を動かしている人たちの空気が伝わってきます。

一方、僕の勤めているオフィスはトライベッカとチャイナタウンの間にあり、かつ住まいはビレッジという、両者とも「ド・ダウンタウン」なわけです。普段、会社を往復しているだけでは、スーツ姿の人を見かける方が少ないかもしれません。もちろん自分も含め。果たして、どちらが居心地がいいのだろうか。これは当然ダウンタウンでしょう。リベラルな空気と開放感。やっぱり巨額なお金を動かすビジネスよりも、僕にとって合っているのでしょう。