June 22, 2011

サウナトーク


夏至が過ぎると、なぜか毎年寂しくなります。これから夏本番というのに、日が短くなるからです。さて、写真はお世話になっているジムのロッカールームです。その奥にあるのはサウナ。これがあるのを気づいたのは半年前。もっと早く知っていればよかったのですが、最近頻繁に利用しています。

このサウナ、もちろん発汗を促進するのに最適です。ただ、それに加えて、ここでの会話がなかなか面白いのです。ドイツ印象派の話、スペイン市民戦争に関する映画の話、美術品のアジアにおけるオークションの話、米国のマネタリーポリシーの話、そして、僕が中心となる日本での震災の話等々、様々な人種の大人たちが裸で汗を流しながら話す会話の種類が豊富かつ、奥がとても深いのです。

これもニューヨークならではの話であり、そしてこのジムがリベラルなニューヨーク大学の学生もしくは卒業生のみが利用しているからだと思います。今日のテーマは、ニューヨークの地下鉄は、サービスが悪化している一方で、なぜ運賃は上がるのか?というもので、経済学者と学生がアツく話してました。サウナトークのいい点は、議論が長引かないことです。議論好きな人もさすがにアツさにはかなわないので、どんなに議論が白熱(あまりみかけませんが)しても、自然に皆退出していくわけです。今夏の東京の会議室は同じような状況になるのでしょうか?

June 11, 2011

バンガロール


出張でインドはバンガロールに初めて来ました。バンガロールと言えば、Google, Microsoft, IBMなど米国の大手ITやインターネット企業が開発センターとして拠点を持っている有名な場所です。いつかは行きたいと思っていたところ、ようやく願いが叶った次第です。

ハイテクの話ばかり聞いていたので、想像していたのは近代的な開発センターだったのですが、見事に180度その想像は覆されました。写真がその風景です。いやいや、ここはやはりインドです。道には車、バス、オートバイ、Tuk Tuk, 歩行者、牛、鶏などなど、何でもありです。多くの街を経験してきましたが、とても特殊な場所だということがわかりました。

ディナーの席では、本格派インド料理を楽しむことができたり、街一番のクラブに行ったりと、それはそれで密度の濃い二日間でした。仕事の面でも短い期間にいろいろ学ぶことができましたのはよかったです。が、ここに観光で戻ってくる?と聞かれると、残念ながら答えはノーなのかもしれません。

June 05, 2011

初夏


すっかりと夏の景色になってきたニューヨークです。5月と6月はとても気持ちがよく、ニューヨークの1年の中で最も好きな時期です。今晩から長い出張が始まるので、午前中にジムに出かけ、心身ともにリフレッシュして長期出張を迎えようとしました。

日曜午前中のマンハッタンは人数も少なく、ジムの充実感とこのドライな天気も重なり、とても気持ちがよかったです。家に帰る途中に寄り道して Washington Square Parkを歩くと、人ごみに遭遇しました。それがこの風景。「World Science Festival」というイベントで、子供達を対象として「科学」にふれあうためのイベントでした。

様々なイベントを見てきてますが、これはなかなか面白かったです。NYU, Columbiaなどのニューヨーク拠点の大学の医学部、プライベートな医学系組織などが小さなブースを出し、DNAなどの難しいテーマを、子供達が分かり易く楽しく触れられるような趣旨でした。この公園。ダウンタウンの中心にも位置し、リベラルなニューヨークの中でもさらにリベラルな場所として親しまれています。以前はかなりの危険地帯でしたが、今はすっかり生まれ変わってます。

自分のDNAを分析してもらうサービスにトライしようとしていた中、そして長期出張の直前に、こうした興味深いイベントと触れ合うことができて、何か晴れ晴れとした日曜午前中でした。