June 25, 2010

ワールドカップ


ニューヨークはとても暑いです。連日30度の気温が続き、さすがにばてぎみでして、そのもう一つの大きな理由は、もちろんワールドカップでしょう。予選グループは今日で終わりました。毎日3試合、それぞれのドラマがあり、どの試合を中心に日々の予定を組むべきか、とても忙しい日々でした。

結果としては、日本が素晴らしいチームワークにて決勝進出。とても喜ばしいことです。一方、元からアツく応援していた、スペイン、そしてドイツは、冷やりとさせられましたが、両方とも無事突破。結果としてとても満足です。唯一わがままを言わせてもらうと、米国が予選を勝ち抜いたことでしょうか。理由を話すと長くなるので、ここでは省略しておきます。

さて、この写真。なかなか面白いと思ってます。ナイキタウンの店内の一角にて発見しました。ナイキのジャージを採用している国(米国、オランダ、ブラジル、ポルトガル、セルビア、イングランド-NikeはUmbroの株式20%取得していたのですね)のステッカーが用意されていて、思い思いのコメントを書いて貼っているのです。

一つ一つのコメントはなかなか面白く、3レターコードを勝手に上から書き換えて、自国の応援をしているステッカーもあれば、複数枚で一つのメッセージにしたり。と、それぞれの想いを紙に託し、上からどんどん貼っていくことで一つのアートができています。こういうシーンを見るのも、ニューヨークの醍醐味です。ワールドカップのこの時期は、各国のジャージを来た人達が、街を歩き、喜んだり悲しんだりと、なかなかいいものですね。

いよいよ明日から、決勝トーナメント。今まで以上に目が離せない試合が多くなります。同時に、街で見かけるジャージの種類が少しずつ減っていくのも、少々寂しい気分もしてくることでしょう。

June 22, 2010

運命はいかに


暑い日が続いているニューヨークです。ワールドカップも予選リーグが大詰めを迎えて、より暑さを感じさせてくれます。

先日仕事で久々にタイムズスクェア近辺を訪れる機会がありました。以前にもお話ししましたが、一歩外に出ると大きな電飾ビルボードにひたすら圧倒される場所です。写真は、地下鉄を乗り換える必要があって、ホームを歩いていた時のものです。

この2人のおじさんは、駅の構内の看板の最終調整をしてました。看板の内容は映画チャンネルHBOのドラマ、TRUE BLOODの紹介です。この時期になると、メディアが一斉に新番組を告知し、新しいエピソードを始めます。それ故、屋外広告のスペースには番組コンテンツが数多く並ぶわけです。

あまりドラマを見ない僕が、このワールドカップの時期になれば余計にドラマなど見ている暇がなくなるのですが、この看板は少々興味がわきました。写真では見難いのですが、クリエィティブの左上方に小さなモニターが埋め込まれているのです。そして、この2人のおじさんが下部のケースの中にある配線らしきものを調整しているのですね。多分、ドラマのトレイラーなどを流すのでしょう。

またか。と思いつつ、このようなハイテク広告が全く動いていないことに慣れている僕やニューヨーカーにとってみれば、また何か仕組んでいる。でも、きっと動かないだろう。と思っているに違いないでしょう。というか、ほとんど気にしない。というのが結論かもしれません。と、考えると、この枠を購入するのにもコストがかかっているのに、故障かつ、誰も気にしないという状況では意味がないってことですね。と、ふと冷静に思いながら、一段落したらちゃんと動いてない状況を確認しに行こう。とひねくれながら思ったりしました。これも暑さのせいでしょうか。

June 17, 2010

王冠


人種のるつぼのニューヨークは、ワールドカップで盛り上がってます。何かワールドカップに関係する話題がないかな。とは思っているのですが、いざ探すとなるとなかなか見つからないものです。ただ、先日のスペインの敗戦はショックでした。仕事を抜け出し、いつものバーに行って応援していたのですが、負けた後に涙を流していたファンも見かけ、余計心を打たれてしまいました。

さて、子供の頃からよく「王冠」という言葉は耳にしたし、だいたいの意味はわかっていると思ってます。ただ、実際に王冠を見たり触れたりしたことはあったでしょうか?僕の記憶では、冒険ダン吉という古い漫画の主人公がかぶっていたのを覚えている程度で、それ以外には具体的な思いではないのです。そんな中、地下鉄のスペースで演奏しているミュージシャンを発見しました。音楽は渋めのソウルで、イマイチでしたが、何と王冠をかぶっているではないですか。

似合っているかどうかと聞かれれば、うーむ。と返事に困るのですが、ここまで普通にさりげなくスポッとかぶっていると、それはそれでチャーミングですね。そういえば、ニューヨークに来て王冠を見かけるシーンが確実に増えたと思ってます。タクシーの中の飾り、ちょっと改造した車の中の置物等々見かけます。黒人に帰属する確率が高いと思うのも、偶然ではないかもしれません。

実際、王冠にはどんな意味があるのか、僕にはわかりません。でも、理由や意味は何であれ、この写真のミュージシャンのように一度気楽にかぶってみたいな。と時に思ったりします。

June 11, 2010

アイスクリーム


ついにワールドカップが始まりました。僕にとっては米国に来て5回目のワールドカップです。月日の経つのは早いもので、アメリカ大会のことは今でも覚えていたりします。ということで、ワールドカップに関する話題などと考えていたものの、ここ数日はとても忙しく、この大きなイベントに関する面白い話題にめぐり合えませんでした。

そんな中、仕事の途中で見かけたのが、この写真です。とても天気がいいなか、「Fee Ice Cream!」という声が響いていたのです。ふと振り返ると、トラックを使ったキャンペーンでした。何のキャンペーンかよく見ると、ケーブル放送局の番宣ということが一目瞭然でした。

このkourtney & khloeという番組、僕は全く興味がない分野の一つかな。ということが雰囲気からも伺えます。ただ、天気がよく、丁度小腹がすいていた中、アイスは欲しい。と思ったわけです。で、このお姉さんに近づいて、手を差し伸べアイスと番宣のポストカードをもらい、アイスを食べそのまま容器と共にゴミ箱に。と、マーケティング業界にいる人間でありつつ、僕みたいな人がきっと99%なのだろう。と思った次第です。

と、どうでもいいようなことをしながら、これから始まる一ヶ月間のイベントをとても楽しみにしています。

June 04, 2010

テスラ


日々30度近くまで気温が上がっているニューヨークは、とても暑いです。打合せ目的で、チェルシーはギャラリーエリアにあるグループ会社に行く途中、多くのギャラリーの中にひっそりと隠れるように軒を構えていたスペースを発見しました。

何やらカッコいい車が置いてあったりするので、これもギャラリーの一部かと最初は思ったのですが、実は異なりました。今話題の電気自動車スポーツカーを生産しているTesla社のショールーム兼販売店であったわけです。以前から、Teslaに関する多くの記事やニュースを聞いてましたし、モーターショーなどでも目にしたことはありました。ただ、このようにあたかも普通のディーラーのように置いてあることに、驚きといつもの好奇心が芽生えました。

早速中に入ったのですが、店内は思いのほか狭く、この白いTeslaが1台置いてある程度です。ただ、この奥はTeslaの整備工場のようになっており、すでにナンバープレートがつけられた数台のTeslaが所狭しと置いてありました。最初の印象は、「小さい」ということと、「カッコいい」という2点に凝縮されます。たしかに、サイズは比較的小さめですが、車高の低さには驚きました。残念ながら中に座ることは許されてなく、外からだけの見学でしたが、小ささと低さがとても気持ちよくまとめられていると思います。

普通のディーラーのように、価格表もフロントグラスに書かれてました。本体で1000万円程度、オプションをつけると1,500万円程度となります。到底手に入れることができる価格ではないのですが、これ位の価格レンジであれば、お菓子を買うように購入できる人は米国にはたくさんいることでしょう。西海岸生まれのこの車、チェルシーのギャラリー地区にも、とても似合っていました。いつかはどこかで運転してみたい電気自動車ですが、これはかっこいいです。

June 02, 2010

チャレンジ!


ニューヨークがすっかり夏になりました。気温も30度を超える日が出てきて、ACなしでは夜も寝苦しくなってきました。冬よりもずっとすきなので、この短い夏を思い切り楽しまなければ。と、そわそわする気持ちと、焦りが混じるニューヨークの初夏です。

さて、いささか恥ずかしながらも、今日のタイトルは「チャレンジ」です。久々に新しいことを試みることにしました。写真を見て、「なるほど!」と想像がつく方はかなりのニューヨーク通でしょう。そうです。ここはIvyリーグの一つ、コロンビア大学の教育学部(Teachers College)の校舎です。そして、僕はこの校舎でこれから2ヶ月間、土曜日の午前中に中国語を学びます。

と、「お酒止めます」、「ダイエット始めます」のような、宣言モノになってしまいましたが、新しいことにチャレンジする気持ちはなかなかいいものですね。始まる前なので、いろいろと夢見ているだけでしょうが、とにかく2ヶ月間学んでみます。大学院生が教えるようなコースなので、比較的安かったのと、かつかなりリラックスできる環境かな?と勝手に思い込んで決めました。

このブログで以前ポストしたように、数ヶ月前北京と上海に初めて訪れて、衝撃プラスいろいろと考えさせられました。とても難しい言語だということを承知で、まずはどんなに難しいのか、体験してみたくなったわけです。本当の理由は、中国での食事がとてもおいしかったので、次回訪問する機会があったら、レストランで最低限の会話ができるようになりたい。という食いしん坊の発想からです。ですが、本場の中華料理はとても奥深く、オーダーの仕方から調理の仕方の指示まで、旅行会話レベルでは到底無理とも言われました。確かにその通りなのでしょう。なので、肩肘はらずに英語で教わる中国語を楽しんでみようと思ってます。