August 31, 2009

容姿は重要?


いよいよ8月も終わりで、本格的な秋に向かってまっしぐらとなってきました。日本では政権が大きく変わり、期待と不安の両方が混じった状況なのでしょうか?

さて、今日はちょっと興味深かったテレビ番組の話をします。人気がなかったのか、すでに終わってしまったのですが、この「Dating in the Dark」というリアリティショーはいろいろと考えさせられました。内容はいたってシンプル。男女3名ずつの合計6名が、それぞれデートにて相手を絞っていき、最後にお互いOKかどうかのプロセスを楽しむものです。興味深い点が、デートは何も見えない「真っ暗な部屋」で行われ、会話と感触だけを頼りにグループデートから特定の個人に絞込み、最終的にお互いが全身像を見た上で、OKかどうかをそれぞれ決めるという点です。

リアリティショーなので、どこまでが本当なのかは若干不明ですが、会話の内容、テンポ、声の質に加え、匂いや体型など視覚以外の感覚にて吸収できる要素をひたすら探り、自分にとって相性がいいかどうかを判断し、カップルが生まれます。そして、最後の最後にそのカップル間だけでお互いの容姿を確認する。つまり「視覚」が最後の判断基準となるわけです。なので、容姿を見るまでは「話の内容も相性がいいし、声もセクシーだし、キスも上手だし(キスぐらいは暗闇の中でしてました)。。。」と相手にぞっこんだったのが、容姿をみた後、「やっぱり恋愛相手としては無理」と判断することもあったりします。

と、ある意味下衆な趣味といえばそれまでですが、結構人間の心理、特に恋愛や友情などのかなり個人的なリレーションにとってビジュアルの持つ意味は何だ!という深い次元をついたリアリティショーとして楽しむことができました。容姿をあきらめている僕にとっては、なおさら興味深かったのかもしれませんね。すでに終わってしまいましたが、次なるクールに続いてくれればな。と思ってます。

August 28, 2009

夏も終わり


すっかりご無沙汰していました。法事を兼ねて、日本に2週間ほど滞在して、今週戻ってきました。

早速、何か話題はないかな?と探していたものの、2週間のブランクは大きく、まだまだ本来のテーマ探しの感覚に戻れないでいます。それなりに仕事にも復帰しているのですが、休みの延長線上の感覚があったりと本調子ではなく、それ故、今日のテーマもたまたま居合わせた場所の写真となってしまいました。

ソーホーの入り口、Houston Streetからのシーンです。今回日本から帰国して、最初に感じたことが、「夏も終わりかな」ということです。この写真でも空の高さにそれが現れているかもしれません。毎年恒例ですが、このシーズンはかなりさびしいです。というもの、この先は長く厳しい冬が待っているからなんですね。

と、少々感傷的になりながら、徐々にリハビリをしていきたく思ってます。

August 04, 2009

新球場


8月に入りました。夏もすっかり後半となってしまいました。日本も雨が多いようですが、こちらも雨、とくに雷雨の多い夏です。

さて、今年はニューヨークの両球団が、それぞれ新球場を利用し始めた年です。新ヤンキースタジアムとメッツはCiti Fieldという名称にてオープンし、両方の球場を覗いてみました。写真は昨晩遊びに行ったメッツのCiti Fieldの風景です。

両新球場を訪れてみた結果、それぞれ好対照なコンセプトであることがわかりました。ヤンキースタジアムは、「伝統」のある旧ヤンキースタジアムの設計デザインを維持し、忠実に再現してます。一方Citi Fieldに関しては、近代的スタジアム建築のメリットを十分に反映した形です。

好みは人によって異なると思いますが、ヤンキースファンの僕にとっては、ヤンキースタジアムは少々がっかり。一方Citi Fieldは「上出来」と思ってます。ヤンキースタジアムに関しては、座席からの眺めは慣れ親しんだ旧球場とほぼ同じで、全く違和感がなくそれはそれでOKです。ただ、球場の外部やコンセッションのエリアでは、突貫工事のせいなのか、白作りのチープ感がとても感じられました。Citi Fieldに関しては、コンセッションエリアのスペースのとり方や店の充実度など、ファンのエクスペリエンスを第一に設計してます。過去訪れた近代的なスタジアム(ピッツバーグ、サンフランシスコ、フィラデルフィア等々)の流れをすっかりまっとうしてました。

と、球場比較をしてみたのですが、実際の試合に関してはやはりヤンキースです。何せ、メッツの選手はほとんど知らず、昨晩も試合の内容よりもスタジアムの内容ばかり気になって散歩が中心でした。でも、スタジアムに入った瞬間の眩しさは、子供の頃生まれて初めて静岡草薙球場に連れて行かれたモノと同じです。