September 25, 2011

ニューヨークの週末

9月も終わりに近づいてきました。最近のニューヨークは気温は高めなのですが、雨が多く、季節の変わり目を感じています。特にこの週は、国連総会がマンハッタンで開催されていたため、世界各国からの要人のための過剰なまでの交通規制と重なり、ミッドタウンに出かけると、ストレスの多い一週間でした。

大げさなタイトルになってしまいましたが、ゆっくりとした週末迎えることができました。昨日はバルセロナの試合を友人達と観戦したのですが、これは生活の一部になっているので、特別な用事のない週末ということなのでしょう。

写真は、地下鉄のホームに張り出される「週末と夜の特別運行スケジュール」です。 ニューヨークの地下鉄に不満の多い僕ですが、最近定着したこの案内もその一つです。ここ数年、ニューヨークの地下鉄は経営難のため運賃の値上げやサービスの縮小等々、利用者にとっては悪いほうばかりに向かっています。週末の運行スケジュール変更も、この余波を受け、かなり大胆かついい加減になっています。このポスターは、それを説明しているのですが、とにかく不親切。地下鉄利用暦15年以上の僕にとっても、よく理解できないことも多々あるわけです。このポスターの前で、旅行者や新米ニューヨーカーを何度助けたことでしょう。という状況下、一つ決めていることは、週末のニューヨークはあまり移動しないこと。特に、Brooklynや Queensにいく場合には、たっぷり時間の余裕を見ないと、大変なことになるわけです。という他責に甘んじて、家でゆっくりするのが一番なのかもしれません。

September 18, 2011

ゲント


仕事でベルギーに行って来ました。昨年初めて訪れて、今回で2回目になります。多くの欧州の街に来てますが、Brusselsはまた訪れてもいいと思っている場所の一つでもあり、今回も楽しみにしていました。前回、首都のBrusselsにて見るべき名所はカバーしていたので、今回は何か違ったことを考え、この写真の街Gentに来てみました。

本当は、どこかでサッカーの試合が見られないかと、Brusselsのチームを中心にドイツやオランダのチームまで枠を拡げ探したのですが、タイミングが丁度合う試合がなく、サッカー観戦をあきらめて 周辺都市への一日トリップに決めました。そう決めた後、早速前回のベルギー滞在でたまたま知り合いになった友人に連絡したところ、Gent在住とのこと。せっかくの機会なので彼に会って、街を紹介してもらう事になったというのがコトの始まりです。

Gent郊外で生まれ育ち、Gent大学を卒業し、PR会社に勤め今週からGentの放送局で働く彼から、街の有名なスポットから学生時代の思い出の場所など、短時間に多くの場所を紹介してもらいました。そして、ベルギーやフランダース地方の歴史や抱えている問題点、アメリカや日本が抱える問題点、自分達の仕事やプライベートなこと等々、とても中身が濃くて興味深い話ができ、この歴史ある美しい街がより一層好きになった気がします。「フランダース地方」と聞くと、「フランダースの犬」のことしか頭に浮かばなかった自分が恥ずかしかったのですが、今回をきっかけにこの地域のことを少しでも知れたとことはとても満足でした。やはり欧州には学ぶ事が多いです。

September 11, 2011

10年


今日は9月11日。同時多発テロからちょうど10年経ちました。昨日までは警備やセレモニーの準備などで忙しそうな街でしたが、当日の今日ははとても穏やかな朝を迎えていると思います。

写真は、10年前事件に気がついた場所です。朝、普通に出勤しようと地下鉄の駅に向かったところ、入口の外で皆同じ方向を向いて立ち止まっていました。それがこの写真の方向です。「ビルの一つが燃えていたこと、空が真っ青だったこと、そして見ている間にもう一つのビルが燃えたこと」をすべて克明に覚えています。

振り返ってみると、10年というのが、長いのか短いのか、よくわからなくなりました。確かにいろいろな事が起こったのも事実ですが、果たしてそれが3500日以上も経ったのか?という単純な疑問もあります。いろいろと考えていても仕方がないので、今、こうして元気でいることに感謝し、自然の営みに逆らわないように謙虚に生きていければなと思います。

September 04, 2011

一日観光


九月になりました。毎年の口癖ですが、やはり早いですね。米国の今週末はLabor Dayという祝日が月曜にあり、3連休となっています。この祝日は、「夏が終わった」、「新学年の始まり」という大きな2つの意味があります。必ず、この時期に話すことは、夏が終わり、これから長い冬を迎えるだけの、とても寂しい時期だということです。

さて、今日の日曜日は予定していたゴルフがキャンセルとなり、一日ぽっかり空きました。そこで、今まで興味はあったけれど、行ってなかった IKEA Brooklyn店に出向きました。IKEAには、いろいろお世話になっているのですが、Brooklyn店は初です。なんと、写真の水上バスを利用して行けます。しかも週末は無料。さすが優良企業のIKEA。カスタマーのコトをよく考えていますね。実は裏話があって、開店当初は平日もただだったのですが、IKEA目的以外にも多くの人が利用したため、休日のみとしたそうです。

さて、この水上バス、Wall Streetから徒歩数分に発着場があります。そこから乗船して、自由の女神を横目で見ながら20分程で到着したのは、Brooklynの Red Hookという地域。倉庫街のこの場所は、昔は危なくて近寄れなかったはずですが、今はすっかり再開発されて、倉庫ビルがモダンに改造されて新しい街となっています。以前、Williamsburgに住んでいた僕には、こうしたBrooklynの開発地域はとても懐かしく思えます。さっそく、その後、街を散歩して、再びこの無料水上バスに乗りマンハッタンに戻ったわけです。約5時間、残暑が厳しいニューヨークの中、すっかり一日観光を堪能できたのも、ひとえにこの水上バスのおかげでしょう。