December 17, 2011

サウナトーク - 4

毎年恒例、12月中旬のこのシーズンは各種パーティーで夜がとても忙しくなります。今年もその状況は同様なのですが、僕の体力の方が徐々に追いつかなくっていると感じた今年でした。

連夜のパーティーを終え、週末の今日はゆっくりとした時間をプールとサウナで過ごしました。年末で家族と過ごす必要性が高まっているのか、ジムは比較的空いており、サウナには、年配黒人ピアニストとイタリア出身で音楽の教授と僕の3名のみ、早速僕からテーマ「Yamaha」を切り出しました。

磐田市出身の僕にとって、Yamahaブランドは自慢です。厳密には磐田市は発動機の本社があり、音楽で有名な Yamahaは規模もより大きな浜松市なのです。でも同じブランドということで、「僕はYamahaの本社がある場所で生まれ育ったけど、Yamahaのピアノに関して聞かせて欲しい!」 と単刀直入に聞きました。

黒人ピアニストは、「僕はBerkleeを出てピアニストになったけども、Yamahaはいつも身近。確かにSteinwayのグランドピアノは有名だけど、Yamahaは同じように有名でたくさんの人が使っている。現に僕の小さなアパートには Yamahaの Uprightがあって使っている」とのこと。そしてイタリア出身音楽の教授は「もちろん知っている。Steinwayも確かにいいが、音質や全体のバランス、そして不良品が少なく、トラブルが起こりにくい点ではYamahaの方が信頼できるかも」とありがたいコメント。さらに、その教授は「以前、ブルガリアのとある会場で聴いた Yamahaのピアノの音が自分にとっては最高だった」 とのことです。その後は、音楽談義に花が咲き、オペラを学ぶのは大変で、数ヶ国語で歌えなければいけない。で、最終的に自分が最も心地よい言語で歌うことが大事なんだ。等々、普段は全く知らない世界の話に発展して、話の面白さと Yamahaを2人が褒めてくれたことが重なり、かなり長めのサウナになってしまいました。おかげで水をたくさん飲んだ土曜です。、

December 14, 2011

サウナトーク - 3

12月も中盤を迎えると、パーティーやらなにやらで昼も夜も忙しくなります。今年も変わらずその状況になってきました。一年の終わりというのはこうでなければ。と、思い楽しみながらも、体力的には辛くなってはきています。

さて、今日のサウナでは、こんな会話が、医学部の若手教授と経済学部の老練教授との間でされていました。

医学部「最近は忙しいけど、充実している。マラリアの研究でインドにLabがあり、そこで集めたサンプルを私達やハーバードなどと共同で研究している」
経済学部「今日はとてもうれしい。なぜならば、先ほど息子の最後の学費を送金してきたから。これでもう送らなくてすむ」
医学部「どの学校だっけ?」
経済学部「Whartonの Undergrad」
医学部「就職は?」
経済学部「Barclaysで不動産の投資銀行。息子が就きたかった仕事ができてよかった。Law Schoolを卒業した上の息子は、市の法務に勤務することになり、それもよかった。今は弁護士は就職が難しいから、これで安心だ」

ということです。Occupy Wall Streetがまだ相変わらず進行中で、欧州の通貨危機、雇用情勢の良いニュースがない中、この暑いサウナルームのこの2人の会話は、どこか別世界でした。

December 10, 2011

工事と壁画

すっかり12月になってしまいました。カタルーニャへの想いに浸りたい気分も、すっかり吹き飛ばされる12月の忙しいニューヨークです。このブログへのポストも少々遅れてしまい反省してます。

さて、師走とは全く関係ないのですが、この写真は近所の工事現場の様子です。以前にも、工事現場を覆う壁が、時折面白い話を取り上げたのですが、これもまた目を惹かれた次第です。毎日通るこの場所は、以前はガソリンスタンドで、マンハッタンの中では比較的安いのと、あまり知られていないことから多くのタクシーが利用していたことを記憶しています。真ん中に見える "MINI-MARKET"はその名残ですね。

気に入ったのが、この壁画。決してうまいとは思わないのですが、僕の好きな部類の色で、ぐるぐるしているなんだかカタツムリみたいな模様も粋だと思います。このエリアは、かなりの人気の場所なので、いずれは高級Condomiumになるのでしょうが、この絵と同じような粋な建物になって欲しいと思います。