February 12, 2011

ジャングルジム


ようやく街から雪の塊が消え始めてきました。でも寒さはまだまだ続いています。

今日はNOHOの辺りを散歩していたら、こんな風景と出会いました。新しい集合住宅建設中のその横の空き地に、看板を立てている最中のようです。白い巨大な板の正面に向かって確認してみたのですが、多分そうでしょう。しかし、こんなに無造作に立ててもいいのかな?と思わざるを得ないほど突然でてきました。また職業柄、アイボールがかなり限られているこのエリアになんでだろう?と単純に思ったりしたのも事実です。

このオブジェ、なかなか面白いと思いました。斜めの濃い色の支柱は看板を支える柱なのでしょう。ニューヨークは風が強いので、しっかり押さえないと凧のように飛んでいってしまって、巨額な訴訟問題に発展しそうです。その周りを囲む細いパイプが足場でしょう。所々に渡し板が乗っていて、いかにも人が仕事をしていたような様相でした。でも、あの足場にたどり着くまではどうやって登るのだろうか?と、この写真を見て思ったりもしたわけです。

以前にもポストしましたが、古いビルがまだ残っているニューヨークでは、このような足場をよく見かけます。ビルの修復がメインなのでしょう。一方で、この足場が崩れ、怪我をしたとか、ペンキの缶を頭からかぶったという人も知ってます。トラブルが絶えないのも、ニューヨークの「足場」の特徴なのかもしれません。土曜日の午後突然出会った、普段とは違う顔のむき出しの足場を見て、ふと子供の頃に遊んだ「ジャングルジム」を思い出しました。形と素材が似ているだけですが、不思議なものですね。近くの公園で遊んだコトを思い出したのですが、実は体が硬い僕にとってはあまり面白くない遊具だったのです。

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