March 05, 2009

街角の小売業


3月に入ったと思ったら大雪が降ったりと、まだまだ寒いニューヨークです。世の中、いい話があるわけでもなく、全体的に相変わらず停滞感だらけなので、早く暖かくなってほしいと思う毎日です。

さて、日本とニューヨーク。いろいろな違いはあるけれども、街角の小売業にもその性格が出ています。写真の店は「プラスティック ランド」。とてもわかりやすい名前のとおり、店内には大小、丸、三角、四角などのプラスチックのケース、さまざまな厚さや色のアクリルの板、色々な太さの丸い棒等々、プラスティックの製品ばかりが所狭しと並べられています。似たような店をマンハッタンでは何件も見かけました。

果たしてこの種の店が日本にはあったのだろうか?ふと疑問に思うわけですね。僕の記憶だと、東急ハンズに行けば、そこそこは揃うのですが、種類の多さにはかないません。いったいどれほどのニューヨーカーがこの「プラスティック屋」を必要としているのか、どうにも理解できかねるわけです。そういえば、ニューヨークに来たばかりの頃、こちらの友人に「何で時計屋がないの?」と聞いたことを思い出しました。最近では見かけなくなったのかもしれませんが、僕の生まれた町の商店街はもちろん、隣町にも必ず数件の時計屋があったものです。置時計から、腕時計がいっぱい置かれている店はなかなかスリリングで楽しかったことを覚えてます。

「マンハッタンにはこうした街の時計屋がない(もちろん高級腕時計を扱う専門店はありますが)」とふと気づき、友人にその質問をしたところ、「だってビジネスとして成り立たないじゃん」というような返事が返ってきて、妙に納得したようなふりをしました。時計屋とプラスティック屋、深い意味があるわけでもないけども、ふと何故?と思って写真にとった夕方でした。

1 comment:

Anonymous said...

emm.. informative text )