July 30, 2010

アツい東京


突然決まった出張で東京に行ってきました。同僚や友人から「暑いよ」と聞いてはいたのですが、本当に暑かったです。多分、7月後半のこの時期に東京にいるのは、米国に住むことになって初めての体験かもしれません。

東京では三日間だけの滞在で、昼も夜も忙しい日々でした。仕事仲間は、「先週に比べればましな方だよ」と涼しい顔をして言っていたのですが、「そうですか」と返すだけで精一杯。僕からすれば「それでも暑い」と思ったわけです。屋外は当然のこと、会社ビル内の気温の高さも辛かったです。電力消費節約という目的らしく、設定温度を高めにしてあり、エコロジーの考え方としてはno objectionですが、「業績と効率」を目的とする企業組織においては、一方向のエコロジー論よりも、企業活動とエコロジーとの最適化を自社にて検証すれば面白いのに。と、マーケティング投資最適化の打合わせに参加しつつ思った次第です。

それはさておき、神宮球場にて広島対ヤクルトを観戦することができました。神宮球場に行くのは、学生野球以来でしょう。もしかしたらナイトゲームは初めてかもしれません。同僚の広島出身者のカープファンと共に3里側広島陣営に座りました、試合は毎回安打の広島が12対2で敗戦。その負けっぷりがよかったです。また、一緒に観戦した3名の大人たちとの会話もとても楽しめたのも新鮮です。

久々の日本のスタジアム。すっかり見慣れたヤンキースタジアムと神宮球場では、異なる点が多々あります。球場の大きさ、施設の充実度、客の多さ、派手さ加減等々、完成度という意味ではヤンキースタジアム含め大リーグは数歩先を行っているのは確かです。ただ、神宮球場に「ローカルなよさ」を感じたのも事実です。レフトスタンドを埋める赤いカープファン。その逆の一塁側からライトスタンドには、小さなビニル傘を持ったヤクルトファン。東京音頭と合わせて踊るチアガール達。応援に熱がこもります。トランペットの音色も久々に聞くと新鮮です。夜空にコダマするとはこのことでしょう。そもそも山本浩二のトランペットが草分けですから。

写真は5回の終わりの花火です。なかなか見ごたえがありました。東京の都心の球場なのに、何故かローカルな匂いで一杯です。また、三塁側内野席という場所で3,600円という価格も魅力的です。ヤンキースタジアムでは3倍です。さらに、外で買ったビールを紙コップに移し変えて持ち込めるシステムも満足です。ごみ収集タイムというのも日本らしいです。と、施設面など外面的には、かなり見劣りがする神宮球場でしたが、飲食物を自由に持ち込めたり、自然にマナーを守ったり、そして何よりファンが集まる場所であることを見ることができたのは何よりも収穫です。世界が注目する東京で、杜の名称かつローカル色溢れる球場を今後も大切にしていくべきでしょう。

2 comments:

Kazuma said...

酷暑の神宮球場ナイターを楽しまれたようですね。確かに、その三日間は暑かったです。周囲では毎年暑くなると言う人が多いですが、以前に変わりないように私は感じます。街の中にゆとりスペースがなかったり、看板や呼び込みがうるさかったり、人が過密していてぶつかっても黙ってる、、が余計に暑さを増幅するのと、湿度が高いのが東京の夏の嫌なとこです。出張お疲れ様でした!

nmura said...

コメントありがとうございます。声をおかけする時間がなく恐縮でした。そうですね。湿度は高いです。あと、人と人の距離も近いというのもあるでしょう。