March 16, 2007

誕生日の祝い方


レストランで食事をしていると、急に照明が落とされ暗くなり、奥の方から列を成した店員がろうそくつきのケーキを運び、着飾ったカップルの前で「Happy birthday to you~」と唄い出す。自分を含めた周りの客も、全く知らない人の誕生日をお祝いする。そんな風景によく出会います。僕は正直なところ、このセレモニーは嫌いです。いつ、どこからこの意味のないイベントが始まったのかは知りませんが、多分アメリカ発だろうと思ってます。

365日の中の1日という貴重な記念日である誕生日を祝うことは素晴らしいことです。でも、全く関係のないレストランの従業員、自分達以外の客を巻き込んで何が楽しいのか?僕には理解できません。僕にとって、家族、親族、友人、職場の人たち等々、自分にとって大切な人からの言葉や気持ちさえあれば十分Happyで、他人から何と言われようが安っぽい社交辞令に聞こえてしまうのはひねくれてるからでしょうか。

今日は仕事関係のカンファレンスに出席していました。参加者で近々誕生日を迎える人がいるようで、その人の前祝を皆の前で堂々としていて、いかにもアメリカらしいなと思いつつも、定番の銀色の風船が出てこなくて残念でした。風船と同じく、ニューヨークでは「花」を売っている場所が多いです。写真もその一例でして、どんなに寒さが厳しい日でも花の需要は絶えません。オレンジ色のチューリップや、ピンクのガーベラなど派手な花も取り揃え、誕生日や記念日をそれぞれお祝いするからなのでしょう。

カンファレンスで遭遇したように、例えば今日の3月16日。誕生日を迎える人は世界中にはたくさんいます。きっとそれぞれ特別な日として迎えているわけですね。どんな立場であれ、個々にとって特別な日として影ながら祝福したいと思ってます。

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