January 16, 2011

つらら


ニューヨークに戻ってきてから、1週間があっという間にすぎました。時差ぼけと言っている余裕がないぐらいに、瞬間的に忙しかったです。日本から帰ってくると、必ず時差ぼけと相対することになり、その解決策は今まで見出せたことがなかったです。が、「緊張感のある仕事で忙しい」というのが、時差ぼけが出ない特効薬なのかもしれません。たぶん、昼間に強烈に眠くなったりしたはずですが、それどころではない状況で気づかなかったのでしょう。

それはそうと、こちらはとても寒いです。今週は積雪もありました。今年で18回目のニューヨークの冬ですが、今年は中でも寒い方だと思います。そして、この写真。近所のアパートの壁に「つらら」が寒々と、しかり立派にできているではありませんか。この写真を撮った前日には、地下鉄のホームにもつららがあったことを覚えてます。この冬の寒さがいかに厳しいのかを、このつららが語っているのでしょう。

でも、果たして何故外壁につららなのでしょうか?結局、水のあるところにしか氷はできないのは、子供の頃の理科で学んだはずです。となると、このアパートの外壁には水が出ていたということになります。そして、その答えはまんざら間違ってもいないはずです。多分、何かが水漏れをしていて、それがビルの外壁を伝わり、夏であればポタポタ歩道に落ちるはずの水滴が、見事に凍ったということでしょう。しかし、ビルの外壁にどんな水、しかもこんなにたくさん、が滴るのでしょうか。それこそ、ニューヨークです。古いアパートには古い施設があり、水漏れはかなり頻繁に発生します。僕の部屋の水道も最近直したぐらいですから。

これだけの激しい氷量なので、そうとうな水漏れが発生していたのでしょう。水資源の大切さや貴重さは、米国では全く感じません。ジムのシャワーでも皆、思う存分水を利用しています。これも豊かさの一つの表現なんですね。そして、このビルの水漏れ。これもかなりの水を浪費しています。このつららを見て、「きっと水が漏れているのだな。資源がもったいないから、すぐ治そう」と真剣に話すということは、どこかおかしいことなのでしょうか?

2 comments:

馬券男爵 said...

日本も、って言うか磐田も久しぶりの寒さだよ。雪上を運転することなんて全く想定外のことだったよ。

nmura said...

ブログ読んだよ。もしかして小学校の頃以来の早朝積雪だったのかな?必死に雪だるま作ってみたりしたなぁ。でも、バームクーヘンみたいだったけども。