December 04, 2006

World AIDS Day


World AIDS Dayの12月1日は、ここニューヨークでも様々なイベントが繰り広げられました。AIDSという病気、そしてその発症率が高いといわれる同性愛者に対して、政治も経済もアートも正面から向き合うニューヨークにとっては大切な一日だと思います。

そして今年、僕もこのイベントに初参加しました。Visual AIDSという団体が主催しているイベント「Postcards From the Edge」に写真の絵画を出展したのです。アートとは直接関係のない仕事をし、子供の時以来真剣に絵も描いたこともない僕の絵が、チェルシーの有名ギャラリーに約1500点の作品の一つとして展示されたことは単純に嬉しいことです。

このイベントはチャリティーを目的としていて、その仕組みが面白いです。参加は自由。参加者はポストカードサイズの作品(絵画、写真、オブジェ等々)を締切までに事務局に送ります。そしてWorld AIDS Dayの期間中ギャラリーにて一般公開され、来場者は気に入った作品を購入することができます。購入金額は一律75ドルです。購入時には作家の名前がわからないので、たまたま購入した作品が超大物アーチストのものである可能性もあるわけです。(購入後に購入者にその作家の名前と連絡先が伝えられ、作家には購入者の情報が伝えられます)

生まれてはじめて有名ギャラリーに自分の作品が展示された僕にとって、誰かに購入して欲しい気持ちもあれば、せっかく描いた絵なので誰にも購入されずに戻ってきて欲しいという思いもある。結果が出るまでわくわくするイベントでした。

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