October 19, 2006

街角ブランディング - その1


ニューヨーク、マンハッタンはいろいろな意味で騒々しいです。騒音、パトカーのサイレン、携帯で大声で話す人達等々。こうした音の騒々しさに加えて、広告メッセージ、ブランドメッセージとの接触も騒々しさに拍車をかけていると信じているのが、職業柄私の持論でもあります。 (東京は別の意味で広告接触度が高いのですが…)

この写真は、今年の夏の終わりごろ5番街と40丁目あたりでランチの場所を探していた時に遭遇した、「銀行スポンサーのアイスクリーム屋」です。ここでのポイントは3点あります。

①アメリカ人のアイス消費量は世界一(あくまでも推定)
②極めて一般的な移動アイスクリーム屋
③銀行のブランディングにアイス屋まで登場

です。まず、米国は老若男女問わずアイスクリームが大好きです。とにかく、大人も子供も大口をあけて歩きながらぺろぺろしている姿が多いのです。そして、ミニバンを改良した移動アイス屋もとても盛んです。夏になれば、おきまりのメロディーを流したバンが街角いたるところに現れ、アイスを売ります。そして、この状況に目をつけた HSBC銀行が「HSBCブランドアイスを無料配布」してました。5番街のこのエリアはHSBC銀行のニューヨーク拠点に程近く、場所的にも意味のあるゲリラマーケティング戦略ともいえます。

日本と同じく、メガバンクの合併が盛んな米国でも、銀行の差別化ブランド戦略はかなりアツく繰り広げられています。利息による差別化、金融商品による差別化などの製品戦略に加え、アイス無料マーケティングのような消費者のココロを和ませる変化球も得意としているところが米国流なのかもしれません。

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